16歳という高齢で、しかもこれまでずっと室外で生活してきた愛犬が、突然後ろ足が動かなくなってしまわれたとのこと、本当に心配ですね。ご心配されているお気持ち、痛いほどよく分かります。 長年連れ添った大切な家族の一員である愛犬が苦しんでいる姿を見るのは、飼い主さんとして辛いものです。
まず、愛犬の容態が急変したことに対して、冷静に対応することが大切です。16歳という年齢を考えると、シェパードの体格に柴犬の気質が加わった愛犬にとって、後ろ足の負担は大きかったかもしれません。獣医への受診がすぐにできない状況とのことですが、まずは愛犬の状態を落ち着かせ、少しでも快適に過ごせる環境を整えてあげることが最優先です。
愛犬がガタガタ震えているとのことですので、暖かい毛布でくるんであげることは正解です。さらに、カイロ(低温やけどに注意)や湯たんぽなどを利用して、体を温めてあげましょう。ただし、直接肌に触れないように注意してくださいね。
長年室外で生活してきた愛犬にとって、室内への環境変化は確かにストレスになる可能性があります。しかし、今の愛犬の状態を考えると、一時的にでも室内で過ごす方が、愛犬にとってより安全で快適な環境と言えるでしょう。 室外では、寒さや雨風、そして地面の冷たさなど、愛犬の体に大きな負担がかかります。室内であれば、これらのリスクを軽減できます。
愛犬が落ち着かないようであれば、フェロモン系の製品を試してみるのも良いかもしれません。また、お気に入りのオモチャや毛布などを近くに置いてあげると、安心感を与えられる可能性があります。
出来るだけ早く獣医の先生に診てもらうことが、愛犬の健康を守るために最も重要です。様々な事情があるとのことですが、信頼できる動物病院を探し、状況を説明して相談してみましょう。緊急性の高い状態であれば、往診を依頼することも検討してみてください。
獣医の先生から適切な診断と治療を受け、愛犬の状況に合わせたケアを行うことが大切です。痛み止めや関節の炎症を抑える薬などが必要になる可能性があります。また、食事療法やリハビリなども必要になるかもしれません。
獣医の先生と相談しながら、愛犬の生活環境を調整していくことが大切です。食事の内容や量、散歩の頻度や時間なども、愛犬の年齢や体力に合わせて調整する必要があります。また、定期的な健康診断も忘れずに行いましょう。
愛犬の年齢を考えると、今後、介護が必要になる可能性も高いです。 愛犬が快適に過ごせるように、介護用品なども検討してみましょう。例えば、車椅子やスロープ、介護用ハーネスなどは、愛犬の負担を軽減するのに役立ちます。
16歳という高齢の愛犬の介護は、心身ともに大変な負担がかかりますが、愛犬への愛情と責任を持って、最善を尽くしましょう。室内飼育への移行は、現状では愛犬にとってより良い選択かもしれません。しかし、愛犬の様子を注意深く観察し、必要に応じて獣医の先生に相談しながら、愛犬に合った方法を見つけていきましょう。愛犬との時間を大切に、穏やかに過ごせるよう願っています。