愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

DOGFRIENDLYでは、犬との素敵な物語・愛犬の写真を本に収め、半永久的に思い出を残す活動を行っています。
愛犬との「暮らし」にまつわる思い出を本にしませんか?出版にかかる費用は0円です。
たくさんの「愛犬との暮らし」の投稿が集まったら一冊の本になり、「国会図書館」に納品されます。

投稿してみる

15歳の愛犬、引き取るべき? 環境変化と愛情不足の間で揺れる決断

#犬の介護
 

愛犬との暮らしは、喜びと癒しを与えてくれるかけがえのないものです。しかし、今回のご相談のように、様々な事情が重なり、愛犬にとって何が最善なのか悩んでしまうケースも少なくありません。特に、高齢犬の引き取りは、慎重な判断が求められます。今回は、15歳になるMダックスの女の子を引き取るべきか悩む相談者の方のケースを基に、高齢犬との暮らしについて深く掘り下げていきましょう。

はじめまして。実家の犬の引き取りについての相談です。現在、実家に15歳のMダックスの女の子がいます。この度実家の近くのペット可賃貸へ引っ越すことになり、それに伴い母に、「犬を飼える環境になるのなら犬を引き取るべきだ」、と言われました。私としては、ペット可賃貸へ引っ越し後、あたらに犬or猫をお迎えしたいと思っており、それを母に相談したところ、先程のように言われました。私はその子を「実家の犬」と認識しており、母はその子を「私が飼いたいと言い始めたのだから、私の犬を預かっているだけ」との認識でした。実家を離れて10年くらい経ちますが、その間母はその子を家族とは思わず義務的に飼育していただけ、ということを知りショックを受けました。なので母に言われた通りその子を引き取れたら、と思っているのですが、その子の年齢が15歳と高齢で、しかも病気持ちなので環境が変わることによるストレスがかなりかかってしまい、場合によってはその子の寿命を縮めることになりかねないとも思っています。獣医師にも先は長くないと言われています。今後この子はどこで暮らすのが幸せなのでしょうか。この子を実家に預けたまま、頻繁に会いに行くことがベストだとは思うのですが、愛情がないと知ってしまった母のもとにこのまま置いておくことが不安でたまりません。子供が飼いたいと言ってペットを飼い始めた場合、一般的に母親はそのペットに愛情を持てないものなのでしょうか。ケースバイケースだということは理解していますが、まさかうちの母親がそのように思っていたなんて…とすごくショックでした。客観的な意見を知りたいのと、もし同じような経験をしたことがある方がいましたら、ぜひアドバイスをいただけますと幸いです。

高齢犬の引き取り:環境変化のリスクと愛情の重要性

高齢の愛犬を引き取ることは、決して簡単な決断ではありません。環境の変化は、高齢犬にとって大きなストレスとなり、体調を崩してしまう原因にもなりかねません。しかし、愛情不足の環境に置かれることも、犬の心に大きな負担をかける可能性があります。

環境変化のリスク

高齢犬は、若い犬に比べて環境の変化に順応するのに時間がかかります。特に、15歳という年齢は人間でいうとかなりの高齢です。視力や聴力の低下、関節の痛みなど、様々な問題を抱えている可能性もあります。新しい環境に慣れることができず、食欲不振や睡眠障害、不安行動などを引き起こしてしまうことも考えられます。
具体的なリスク
体調不良(食欲不振、下痢、嘔吐など)
精神的なストレス(不安、吠え、破壊行動など)
持病の悪化

愛情の重要性

犬にとって、飼い主からの愛情は生きる上で欠かせないものです。愛情不足の環境で過ごすことは、犬の心に大きな傷を残し、問題行動の原因となることもあります。特に、長年連れ添った飼い主からの愛情を感じられなくなることは、犬にとって非常に辛い経験となります。
愛情不足による影響
精神的な不安定(抑うつ、無気力など)
問題行動(攻撃性、分離不安など)
免疫力の低下

ケーススタディ:高齢犬との暮らしを選択したAさんの物語

Aさんは、実家で飼っていた16歳のミニチュアダックスフンドを引き取る決断をしました。実家では、高齢の両親が犬の世話をするのが難しくなり、十分な散歩や遊びの時間が取れなくなっていたからです。Aさんは、犬を引き取るにあたり、獣医さんに相談し、高齢犬との暮らしについて様々なアドバイスを受けました。

事前の準備

まず、Aさんは犬が安心して過ごせるように、部屋の環境を整えました。滑りやすいフローリングにはカーペットを敷き、段差にはスロープを設置しました。また、犬がリラックスできるようなベッドやクッションを用意し、お気に入りの玩具や毛布も持参しました。

ゆっくりと時間をかけて

Aさんは、犬が新しい環境に慣れるまで、焦らずゆっくりと時間をかけました。最初は、短い時間だけ一緒に過ごし、徐々に時間を延ばしていきました。また、犬が不安にならないように、優しく声をかけたり、撫でてあげたりしました。

獣医さんとの連携

Aさんは、定期的に獣医さんに診てもらい、犬の健康状態をチェックしてもらいました。獣医さんからは、高齢犬のケアについて様々なアドバイスを受け、食事や運動、投薬など、適切なケアを心がけました。

Aさんの決断

Aさんは、犬を引き取ってから数ヶ月後、犬が新しい環境にすっかり慣れ、穏やかな日々を送っていることを実感しました。犬は、Aさんの愛情に応えるように、毎日笑顔で過ごし、Aさんの傍を離れませんでした。Aさんは、「犬を引き取って本当に良かった」と心から思いました。

あなたにとって最善の選択とは? チェックリストで自己診断

愛犬にとって何が最善なのか、それは犬の性格や健康状態、そしてあなたの生活環境によって異なります。以下のチェックリストを参考に、ご自身にとって最善の選択肢を考えてみましょう。

チェックリスト

1. あなたの生活環境
十分な時間と心の余裕がありますか?
経済的な負担は問題ありませんか?
犬の介護をする覚悟はありますか?
2. 犬の健康状態
獣医さんの診断を受けていますか?
持病や介護が必要な状態ですか?
環境の変化に耐えられる体力がありますか?
3. あなたの気持ち
犬を心から愛していますか?
犬の幸せを第一に考えていますか?
どんな状況でも犬を支えられますか?

自己診断

YESが多い場合:愛犬を引き取ることで、より幸せな生活を送れる可能性があります。
NOが多い場合:愛犬を引き取ることは、犬にとって負担になる可能性があります。慎重に検討しましょう。

専門家からのアドバイス:獣医B先生の見解

「高齢犬の引き取りは、犬の性格や健康状態、そして飼い主の生活環境によって、様々なケースが考えられます。最も重要なことは、犬の幸せを第一に考えることです。獣医さんとよく相談し、犬にとって最善の選択肢を選んであげてください。」(獣医B先生)

決断のヒント:第三の選択肢も検討する

もし、愛犬を引き取ることに不安を感じる場合は、第三の選択肢も検討してみましょう。例えば、
里親を探す:信頼できる里親を見つけ、犬を託す。
ペットホテルを利用する:一時的にペットホテルに預け、様子を見る。
訪問介護サービスを利用する:自宅に訪問介護サービスを依頼し、犬の世話をしてもらう。

まとめ:愛犬にとって最良の選択を

愛犬との暮らしは、喜びと癒しを与えてくれるかけがえのないものです。しかし、高齢犬との暮らしは、様々な困難も伴います。今回の記事が、愛犬にとって最良の選択をするための一助となれば幸いです。どんな選択をするにしても、愛犬への愛情を忘れずに、寄り添ってあげてください。

犬と暮らせる部屋の相談バナー

犬と暮らせるお部屋、探します。

「ペット可物件」だけでは不安……。
DOGFRIENDLYでは、犬との暮らしを大切にした物件探しをお手伝いしています。
犬種や広さ、周辺環境など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

     犬と暮らせる物件を探す

おすすめの記事