13歳シーズーの女の子を飼っています。小さい頃から何でも口に入れて食べてしまうのですが、最近では今まで食べなかったタバコをかじり粉々にしたり、人間のサプリメントを大量に食べてしまったりと、何がこの子に起こっているのか分かりません。一人の留守番は昔から嫌いで、帰って来ると紙類をグチャグチャにかじっていたり、腹いせウンチをしたり…誰かがいると決してやりません。ストレスでしょうか?寝る時は必ずベッドで誰かと一緒です。一人で寝かせる訓練もうまくいかず、一緒に寝るのが当たり前になっています。性格は神経質です。叱った時はわかるみたいですが、すぐにまた同じことの繰り返しです。今日はサプリメントの中毒症状が出て入院しました。食事をあげて夕方、仕事に行きましたが、行ってすぐにサプリメントを大量に食べてしまったようです。息子が仕事から帰りすぐに病院へ連れて行きましたが、腸にサプリメントが回ってしまっていました。食べ物は普通、病院食の缶詰です。ほとんど他のものを食べさせてあげないのが悪いのでしょうか?もう13歳…このまま弱るのでしょうか?腎臓、肝臓の数値が上がり、心臓も苦しそうです。
愛犬の13歳シーズーちゃん、サプリメントの中毒で入院…本当に心配ですね。ご家族の皆様も、さぞかしお辛いことと思います。 しかし、ご安心ください。この記事では、愛犬の行動と健康問題について、具体的な解決策と、一緒に暮らすためのヒントを、獣医のアドバイスも参考にしながらご紹介します。
愛犬の行動:ストレスと不安のサイン
愛犬のタバコやサプリメント摂取、留守番中のいたずら、そして常に誰かと一緒に寝たいという行動は、強いストレスや不安の表れと考えられます。13歳という高齢であること、神経質な性格であることも、これらの行動を悪化させている可能性があります。
特に、留守番中のいたずらや腹いせの排泄は、分離不安症の可能性が高いです。愛犬は飼い主さんと離れることが非常に怖く、その不安を解消するために、破壊行動や排泄といった行動に出ていると考えられます。
分離不安症への対処法
- 留守番の時間を徐々に長くする:いきなり長時間留守番させるのではなく、最初は数分だけ留守にして、徐々に時間を延ばしていくことで、愛犬が留守番に慣れていくようにします。
- 安心できる場所を作る:愛犬が安全で落ち着ける場所(クレートやベッドなど)を用意し、そこにいることで安心できるよう、おもちゃや美味しいおやつなどを置いてあげましょう。
- 留守番中のエンターテイメント:留守番中に飽きさせないよう、知育おもちゃやガムなどを与えて、気を紛らわせる工夫をしましょう。
- フェロモン製品の活用:犬用のフェロモン製品(アロマなど)は、愛犬の不安を軽減する効果が期待できます。
- 専門家の相談:症状が改善しない場合は、動物行動学の専門家や獣医に相談することをおすすめします。
愛犬の健康問題:高齢犬特有の症状
13歳という高齢シーズーちゃんは、腎臓、肝臓、心臓の機能が低下している可能性があります。サプリメントの大量摂取は、これらの臓器に大きな負担をかけていると考えられます。高齢犬は、若い犬よりも病気に対する抵抗力が弱いため、注意が必要です。
病院食の缶詰のみの食事は、愛犬にとって栄養が偏っている可能性があります。高齢犬は、消化吸収の機能が低下しているため、栄養バランスの良い食事が重要です。獣医さんと相談し、愛犬の年齢と健康状態に合わせた食事療法を検討しましょう。
高齢犬の健康管理
- 定期的な健康診断:高齢犬は、定期的な健康診断で、病気の早期発見・早期治療につなげることが重要です。
- 栄養バランスの良い食事:年齢や健康状態に合わせた、高品質なドッグフードを選びましょう。必要に応じてサプリメントも検討しますが、獣医さんの指示に従ってください。
- 適度な運動:高齢犬でも、無理のない範囲で散歩などの運動を続け、筋肉の維持と健康増進を図りましょう。
- ストレス軽減:ストレスは、様々な病気の原因となります。愛犬がリラックスできる環境づくりを心がけましょう。
「何でも食べる」行動への対策
愛犬が何でも食べてしまうという問題は、好奇心旺盛な性格や、栄養不足が原因の可能性があります。 また、ストレスや不安も、この行動を促している可能性があります。
「何でも食べる」行動への具体的な対策
- 危険なものを手の届かない場所に置く:タバコやサプリメント、洗剤など、愛犬にとって危険なものは、必ず手の届かない場所に保管しましょう。
- 安全なおやつを用意する:愛犬が安全に食べられるおやつを用意し、代わりに与えることで、危険なものを食べようとする行動を抑制することができます。
- しつけ:「ダメ」という言葉をしっかり教え、危険なものを口にした際に、優しく注意しましょう。ただし、叱りすぎるとストレスを増大させる可能性があるので注意が必要です。
- 食事の改善:栄養バランスの良い食事を与えることで、栄養不足による「何でも食べる」行動を改善できる可能性があります。
愛犬の行動や健康状態に変化が見られたら、すぐに獣医さんに相談することが大切です。早期発見・早期治療が、愛犬の健康を維持するために非常に重要です。
まとめ:愛犬との幸せな暮らしのために
13歳シーズーちゃんの問題行動と健康不安、本当に心配な状況ですが、諦めないでください。愛犬の行動には、必ず理由があります。ストレス、不安、そして高齢による体の変化を理解し、適切な対策を講じることで、愛犬との幸せな生活を取り戻すことができるはずです。
獣医さんとの連携を密にし、食事、運動、環境、そしてしつけを見直すことで、愛犬の健康状態と行動を改善できる可能性は十分にあります。 この記事が、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。 愛犬との毎日を大切に、そして、一緒に楽しい時間を過ごしてくださいね。