13歳というご高齢のラブラドールレトリバーと2ヶ月の子犬、多頭飼いのスタート、おめでとうございます!年齢差のある犬同士の同居は、確かに心配な点も多いですが、十分に配慮すれば、お互いにとって幸せな生活が実現します。この記事では、シニア犬と子犬の多頭飼いに成功するためのポイントを、具体的な事例を交えながらご紹介します。
2ヶ月の子犬は、活発でエネルギーに満ち溢れています。一方、13歳のシニア犬は、静かな時間を好むでしょう。いきなり子犬の活発な行動がストレスになる可能性があります。子犬を迎える前に、先住犬の生活リズムを把握し、できる限りそれを維持することが大切です。例えば、子犬の遊び時間は、シニア犬が休息している時間帯を避けるなど、工夫が必要です。食事や散歩の時間も、シニア犬のペースを優先しましょう。
子犬は、好奇心旺盛で、シニア犬の休息場所を邪魔する可能性があります。シニア犬が安心して休める、子犬が入れない専用のスペース(ベッドやケージなど)を用意しましょう。これは、シニア犬にとって、子犬から距離を置くための安全な場所となります。子犬が落ち着いてきたら、徐々に一緒に過ごす時間を増やしていくのがおすすめです。
シニア犬は、若い犬に比べて病気のリスクが高くなります。子犬を迎える前に、獣医さんに健康診断を受けてもらいましょう。子犬との接触によって、ストレスや体調の変化がないか、注意深く観察することが大切です。少しでも気になることがあれば、すぐに獣医さんに相談しましょう。
子犬は、社会化の時期に適切な刺激を与えられることで、穏やかで人懐っこい性格に育ちます。子犬の時期から、先住犬との適切な距離感や、お互いの存在を理解させることが重要です。ただし、無理強いは禁物。最初は、ケージ越しに顔を見合わせるなど、ゆっくりと距離を縮めていきましょう。
子犬のトイレトレーニングは、多頭飼いの成功に大きく影響します。子犬がトイレを失敗した際に、先住犬がストレスを感じないように、こまめな掃除と、適切な場所への誘導を心がけましょう。子犬がトイレを成功した時は、しっかりと褒めてあげましょう。
子犬は、遊びの延長で噛みつくことがあります。シニア犬は、子犬の噛みつきによって怪我をする可能性があります。子犬の噛み癖には、早期からのしつけが重要です。噛み付いた時は、遊びを中断し、静かに注意しましょう。噛むおもちゃなどを与えて、噛む行動を別の行動に転換させる訓練も効果的です。
初めての出会いは、広い場所で、お互いの距離を保ちながら行いましょう。いきなり部屋に放すと、先住犬がストレスを感じてしまう可能性があります。最初は、ケージ越しに顔を見合わせたり、匂いを嗅がせたりするところから始め、徐々に距離を縮めていくことが重要です。
子犬と先住犬が一緒にいるときは、必ずそばで見守りましょう。特に最初は、トラブルが発生する可能性があります。遊びの最中に、ケンカが始まったり、子犬が先住犬を威嚇したりする可能性もあります。そのような場合は、すぐに注意し、落ち着かせましょう。
先住犬と子犬が一緒に穏やかに過ごしているときは、たくさん褒めてあげましょう。ご褒美を与えて、良い行動を強化するのも効果的です。お互いが良い関係を築けるように、積極的に褒めて、良い行動を強化しましょう。
子犬とシニア犬が、それぞれ落ち着いて食事ができるように、離れた場所に餌場と水飲み場を複数設置しましょう。食事の際に、喧嘩になるのを防ぐ効果があります。
子犬は、いたずら好きで、危険なものを口にする可能性があります。そのため、子犬が届かない場所に、危険なものを片付ける必要があります。また、シニア犬が転倒しないように、床に滑り止めマットなどを敷くのも良いでしょう。
シニア犬は、静かに休める場所が必要です。子犬が近づきにくい場所、例えば、高い場所や、子犬が入れないケージなどを用意しましょう。子犬が興奮している時は、シニア犬が落ち着ける場所に移動させるのも有効です。
13歳のシニア犬と2ヶ月の子犬の多頭飼いは、確かにチャレンジングですが、十分な準備と配慮があれば、お互いにとって幸せな生活を実現できます。 焦らず、ゆっくりと時間をかけて、お互いのペースを尊重しながら、信頼関係を築いていきましょう。大切なのは、シニア犬の気持ちを第一に考え、ストレスを与えないようにすることです。 そして、子犬の社会化と適切なしつけは、多頭飼いの成功に欠かせません。 困ったことがあれば、獣医さんや、経験豊富なトレーナーに相談することも有効です。
この記事が、あなたと愛犬たちの幸せな生活の一助となれば幸いです。 DOG-FRIENDLYでは、これからも犬と飼い主さんのための情報を発信していきますので、ぜひまた遊びに来てください。
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