10歳のラブラドールを飼っています。前は自分から寄ってきたり甘えてきたりする犬でしたが、最近、自分があいにいっても、なんかあまり自分と居たがらなく、一人でいたい感じで、自分はまるでいない?かのように、しれっとしています。あと、自分がいくと、いつもより余計に吠えたりイライラして見えます。(通行人や、通りすがりの車に)あまり前のような活気もなく、前のように小さいことでチョロチョロ動きまわったりしなくなりました。半年?か一年前くらいに病院に連れて行きましたが、大きな病気はなかったはずですが、どこか悪いのかな?とさえ思います。老犬になり飼い犬に興味を示さなくなる、または体もだるく、そっけなくなるなんてことはありますか?顔を近づければ愛犬から顔を舐めたがりますし、嫌われてないといいんですが…ちなみに自分は1番可愛がってるから愛情不足はないかなぁなんて思います。
10歳になったラブラドールとの生活、変化を感じていらっしゃるんですね。お気持ち、よく分かります。愛犬の変化に戸惑い、心配されるのは、飼い主さんとして当然のことです。 この記事では、老犬期のラブラドールに見られる行動の変化と、その原因、そして快適な生活を送るためのヒントをご紹介します。
老犬期のラブラドールに見られる変化
10歳はラブラドールにとってシニア期に突入する年齢です。人間でいうと60歳くらいでしょうか。 年齢を重ねるにつれて、体力や活力が衰え、行動にも変化が現れるのは自然なことです。
- 活力の低下: 以前のように活発に動き回らなくなる、散歩の時間が短くなる、遊びに興味を示さなくなるなど。
- 睡眠時間の増加: 休息時間が長くなり、一日中寝ている時間が増えることもあります。
- 性格の変化: 甘えん坊だったのが、一人になりたいと思うようになる、以前は穏やかだったのに、些細なことでイライラしやすくなるなど。
- 聴覚・視覚の衰え: 聞こえにくくなったり、見えにくくなったりすることで、周囲への反応が鈍くなる、または逆に過敏になることもあります。
- 関節の痛み: 年齢とともに関節の痛みが生じ、動きがぎこちなくなったり、痛がる様子が見られることもあります。
これらの変化は、必ずしも病気のサインとは限りません。しかし、愛犬の様子を注意深く観察し、異変を感じたらすぐに獣医さんに相談することが大切です。 定期的な健康診断も、老犬期の健康管理には欠かせません。
愛犬との快適な暮らし方:環境整備とケア
老犬期の愛犬と快適に暮らすためには、環境整備と適切なケアが重要です。具体的にどのような点に気をつければ良いのでしょうか。
住環境の見直し
老犬は体力や筋力が衰えているため、段差や滑りやすい床は危険です。
- 段差の解消: 玄関やリビングなど、段差がある場所にはスロープを設置しましょう。ペット用スロープは様々なサイズがあるので、愛犬のサイズに合ったものを選びましょう。
- 床材の工夫: 滑りにくいマットやカーペットを敷くことで、転倒を防ぎます。タイルやフローリングは滑りやすいので、特に注意が必要です。
- 落ち着ける空間の確保: 愛犬が安心して休める、自分だけの空間を用意してあげましょう。犬用のベッドやクッションなどを用意し、静かで暖かい場所を選んであげましょう。
食事と運動
老犬は消化器官も弱っているため、消化の良いフードを選びましょう。また、運動不足も老化を促進するため、無理のない範囲で散歩や軽い運動を続けましょう。
- シニア犬用フード: 老犬の健康を維持するために、栄養バランスが考慮されたシニア犬用のフードを選びましょう。獣医さんと相談しながら、適切なフードを選んでください。
- 適度な運動: 無理のない範囲で、毎日散歩に連れて行きましょう。散歩の距離や時間は、愛犬の体力に合わせて調整することが大切です。短い時間でも、毎日続けることが重要です。
コミュニケーション
老犬は、若い頃と比べてコミュニケーションの方法が変わってくることがあります。無理強いせず、愛犬のペースに合わせて接することが大切です。
- 穏やかな声かけ: 優しく、落ち着いた声で話しかけましょう。大きな声や急な動きは、愛犬を驚かせる可能性があります。
- スキンシップ: 撫でたり、抱きしめたりするなど、スキンシップを積極的に行いましょう。愛犬との絆を深めるのに役立ちます。
- 遊び方を変える: 以前のように激しい遊びは難しいかもしれませんが、ぬいぐるみやボールなど、愛犬が楽しめるおもちゃを用意して、一緒に遊びましょう。
獣医さんとの連携
老犬期の健康管理において、獣医さんの役割は非常に重要です。定期的な健康診断はもちろん、気になる症状があればすぐに相談しましょう。
- 定期的な健康診断: 年齢や健康状態に合わせて、獣医さんと相談しながら定期的な健康診断を受けましょう。
- 症状の相談: 愛犬の様子に変化を感じたら、すぐに獣医さんに相談しましょう。早期発見・早期治療が重要です。
- 適切なケアのアドバイス: 老犬のケアに関するアドバイスを獣医さんから受けましょう。
まとめ:愛犬との時間を大切に
老犬期のラブラドールは、若い頃とは異なる行動や変化を見せることがありますが、それは老化による自然な現象です。 大切なのは、愛犬のペースに合わせ、穏やかに接することです。 適切な環境整備とケア、そして獣医さんとの連携を心がけることで、愛犬との時間をより豊かに、そして安心して過ごすことができます。 少しでも不安なことがあれば、獣医さんに相談することをお勧めします。 愛犬との日々を大切に、穏やかな時間を過ごしてください。