ワンワン!なるほど、シェルティの男の子との新しい生活、おめでとうございます!
でも、可愛いシェルティの要求吠えに困っているんですね。
せっかくワンちゃんとの生活のために、費用や有事の際の対応、しつけについても勉強されたのに、思うようにいかないと不安になりますよね。
でも大丈夫!
今回は、シェルティに限らず犬の要求吠えの原因と、飼い主さんができる具体的な対策を、犬の行動学の専門家の視点も交えながら、じっくり解説していきますね。
この記事を読めば、きっとあなたと愛犬の関係がより一層深まるはずです。
まず、なぜシェルティちゃんが要求吠えをするのか、その原因を探ってみましょう。
原因を特定することで、より効果的な対策が見つかります。
ペットショップから新しい家に迎えられたばかりの子犬は、環境の変化に大きな不安を感じます。
特にシェルティは賢く、感受性が豊かな犬種なので、その傾向が強いかもしれません。
見慣れない場所、初めて会う人、今までと違う音や匂いなど、あらゆるものが子犬にとってはストレスの原因となり得ます。
その不安を解消するために、飼い主さんに何かを訴えようと吠えることがあります。
子犬は、吠えることで飼い主さんの注意を引けることを学習することがあります。
例えば、サークルから出してほしい時に吠えたら、飼い主さんが構ってくれたり、サークルから出してくれたりした場合、「吠えれば良いことがある」と覚えてしまいます。
これは、犬にとって非常に効果的な学習であり、要求吠えの頻度を増やしてしまう原因となります。
特にシェルティのような牧羊犬種は、豊富な運動量が必要です。
十分な運動ができていないと、エネルギーが有り余ってしまい、退屈から要求吠えをすることがあります。
また、知的な刺激が不足している場合も、吠えることで気を紛らわせようとすることがあります。
飼い主さんの反応も、要求吠えを助長する原因となります。
例えば、吠えている時に「どうしたの?」と声をかけたり、抱っこしたりすると、犬は「吠えれば飼い主さんが構ってくれる」と学習してしまいます。
また、吠えるのを止めさせようとして、おやつを与えたり、遊んであげたりするのも逆効果です。
原因がわかったら、次は具体的な対策を実践していきましょう。
ここでは、今日からできる効果的な方法をステップ形式でご紹介します。
まずは、シェルティちゃんが安心して過ごせる環境を整えましょう。
クレートの活用
クレートは、犬にとって安心できる自分の部屋のような場所です。
クレートの中にタオルや毛布などを敷いて、快適な空間を作ってあげましょう。
クレートを好きになってもらうために、おやつやおもちゃを中に入れて、良いイメージを持たせることが大切です。
普段からクレートで過ごす時間を増やし、リラックスできる場所として認識させましょう。
生活スペースの確保
サークルは、犬が安心して過ごせる生活スペースとして活用できます。
サークルの中にトイレやベッド、水飲み場などを設置し、快適な空間を作りましょう。
サークルに入れる時は、無理やり押し込むのではなく、おやつやおもちゃで誘導して、自ら入るように促しましょう。
サークルの中でリラックスして過ごせるように、日中はサークルの扉を開放して、自由に出入りできるようにするのも効果的です。
静かな環境
子犬は、大きな音や騒がしい環境に敏感です。
テレビの音量を下げたり、窓を閉めて外の音を遮断するなど、できる限り静かな環境を整えましょう。
また、家族が大きな声で話したり、走り回ったりするのも、子犬にとってはストレスの原因となります。
子犬がリラックスできるように、落ち着いた行動を心がけましょう。
要求吠えが始まったら、毅然とした態度で対応することが重要です。
徹底的に無視
吠えている時は、絶対に目を合わせない、声をかけない、触らないということを徹底しましょう。
犬は、飼い主さんの気を引きたくて吠えているので、どんな反応も犬にとってはご褒美になってしまいます。
吠え続けても無駄だと学習させるためには、徹底的に無視することが大切です。
耳栓をしたり、別の部屋に移動するなどして、犬の吠え声が気にならないようにするのも効果的です。
吠え止んだら褒める
吠えるのをやめたら、すぐに褒めてあげましょう。
「静かにできたね」「おりこうさん」など、優しい言葉で褒めてあげたり、おやつを与えたりするのも効果的です。
ただし、大げさに褒めすぎると、犬が興奮してしまう可能性があるので、落ち着いたトーンで褒めるようにしましょう。
吠え止んだ瞬間を捉えて褒めることが重要です。
タイムアウト
吠え続けて手がつけられない場合は、タイムアウトを試してみましょう。
犬をサークルやクレートに入れ、数分間無視します。
タイムアウト中は、絶対に目を合わせない、声をかけない、触らないということを守りましょう。
タイムアウトが終わったら、何事もなかったかのように接します。
タイムアウトは、犬に反省を促すためのものではなく、興奮を鎮めるためのものです。
適切な運動と知的な刺激は、要求吠えの予防に効果的です。
散歩
毎日、朝晩2回、30分程度の散歩に行きましょう。
散歩は、犬の運動不足を解消するだけでなく、気分転換にもなります。
散歩中は、色々な場所を歩いたり、匂いを嗅いだりさせて、五感を刺激してあげましょう。
他の犬や人に会わせることで、社会性を身につけさせることもできます。
ただし、子犬の場合は、関節に負担がかからないように、無理な運動は避けましょう。
遊び
室内でも、ボール遊びや引っ張りっこなど、積極的に遊びましょう。
おもちゃを隠して探させる宝探しゲームなども、犬の知的好奇心を刺激するのに効果的です。
遊びを通して、犬とのコミュニケーションを深めることもできます。
遊びの時間は、1回10分程度で、1日に数回行うのが理想的です。
知育玩具
知育玩具は、犬の知的な欲求を満たすのに役立ちます。
おやつを隠して犬に探させるパズルや、転がすと中からおやつが出てくるボールなど、様々な種類の知育玩具があります。
知育玩具を与えることで、犬は自分で考える力を養うことができます。
最初は簡単なものから始め、徐々に難易度を上げていくと、犬は飽きずに楽しむことができます。
自分でできることを試しても改善が見られない場合は、専門家の力を借りることも検討しましょう。
ドッグトレーナー
ドッグトレーナーは、犬の行動に関する専門家です。
犬の行動の原因を分析し、個別の状況に合わせたトレーニングプランを提案してくれます。
ドッグトレーナーの指導を受けることで、飼い主さんは犬との正しい接し方を学ぶことができます。
トレーニングは、自宅で行う場合と、ドッグスクールに通う場合があります。
信頼できるドッグトレーナーを選ぶためには、資格や実績を確認することが大切です。
獣医行動診療科
獣医行動診療科は、犬の行動に関する病気を専門とする獣医です。
犬の行動の問題が、病気や薬の副作用によって引き起こされている可能性がある場合に、適切な診断と治療を行ってくれます。
獣医行動診療科を受診する際は、事前に予約が必要な場合があります。
犬の行動の問題について、詳しく相談できる獣医を選びましょう。
Aさんの愛犬、シェルティのB(仮名)ちゃんも、以前は要求吠えに悩んでいました。
しかし、Aさんが根気強く対策を続けた結果、今ではほとんど吠えなくなったそうです。
Aさんは、まずBちゃんのために、クレートを快適な空間にしました。
クレートの中にBちゃんのお気に入りの毛布やおもちゃを入れ、Bちゃんが安心して過ごせるように工夫しました。
また、Aさんは、Bちゃんの要求吠えに対して、徹底的に無視をしました。
吠えている時は、絶対に目を合わせず、声をかけず、触らず、Bちゃんが吠え止むまでひたすら待ちました。
吠え止んだら、すぐに「おりこうさん」と褒めてあげました。
さらに、Aさんは、Bちゃんの運動不足を解消するために、毎日欠かさず散歩に行きました。
散歩中は、Bちゃんが自由に歩き回れるように、ロングリードを使用しました。
また、Aさんは、Bちゃんの知的な欲求を満たすために、知育玩具を与えました。
Bちゃんは、知育玩具で遊ぶのが大好きで、夢中になって遊んでいました。
Aさんの努力の結果、Bちゃんの要求吠えは徐々に減っていき、今ではほとんど吠えなくなったそうです。
Aさんは、「根気強く続けることが大切です。諦めずに頑張ってください」とアドバイスしています。
今回は、シェルティの要求吠えについて、その原因と対策を詳しく解説しました。
要求吠えの改善には、時間がかかることもありますが、諦めずに根気強く取り組むことが大切です。
愛犬との信頼関係を築きながら、楽しくトレーニングを続けていきましょう。
もし、どうしても改善が見られない場合は、専門家の力を借りることも検討してください。
この記事が、あなたと愛犬の幸せな生活の一助となれば幸いです。