愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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高齢の近隣住民の奇行に困惑…穏やかな犬との暮らしを守るための対策とは?

#近隣トラブル
 
私の住むアパートに、身寄りのない80代のお婆さんがいます。ここ数ヶ月前から奇行が目立ち始め、「若者が家の中を覗いている」「誰かが犬のフンを捨てる」「裸の男性が大勢庭にいる」などと訴え、警察を呼ぶ騒ぎも起きています。福祉事務所やデイサービスに相談しても対応してもらえず、困っています。引っ越し費用もなく、認知症の疑いがあるお婆さんとのコミュニケーション方法もわかりません。大家さんに相談すれば立ち退きになる可能性もあり、どうすれば良いか悩んでいます。特に火事が心配です。

高齢の近隣住民の奇行に悩まされるというのは、大変お辛い状況ですね。特に、犬と暮らしている場合は、騒音やトラブルが愛犬にストレスを与えてしまうのではないかと心配になることと思います。ここでは、同様の状況に直面した飼い主さんの事例を参考に、穏やかな犬との暮らしを守るための具体的な対策を考えていきましょう。

ケース1:Aさんの場合~まずは状況の把握と記録から

Aさんは、質問者さんと同じように、アパートの隣に住む高齢の女性の奇行に悩まされていました。女性は夜中に大声で叫んだり、Aさんの家のドアを叩いたりすることがあり、愛犬のチワワは怯えて吠えるようになってしまいました。

Aさんが最初に行ったのは、状況の把握と記録です。具体的には、
いつ、どのような奇行があったのか
その時の自分の対応
警察や管理会社への連絡状況

などを詳細に記録しました。これは、後々、大家さんや関係機関に相談する際に、状況を正確に伝えるための重要な証拠となります。また、愛犬の様子(吠え方、食欲、睡眠など)も記録しておくと、奇行が愛犬に与える影響を把握するのに役立ちます。

ケース2:Bさんの場合~地域包括支援センターとの連携

Bさんは、マンションの上の階に住む高齢の男性の騒音に悩まされていました。男性は夜中に物を落としたり、大声で歌ったりすることがあり、愛犬のトイプードルは眠れなくなってしまいました。

Bさんがとった対策は、地域包括支援センターとの連携です。地域包括支援センターは、高齢者の生活を支援するための相談窓口で、介護や福祉に関する様々な情報を提供してくれます。Bさんは、センターに相談し、男性の状況を説明しました。センターの職員が男性の自宅を訪問し、状況を確認した結果、男性は認知症を患っていることがわかりました。その後、センターの支援により、男性は適切な医療機関を受診し、介護サービスを受けることができるようになりました。

ケース3:Cさんの場合~犬との避難経路の確保と防災対策

Cさんは、一軒家で高齢の母親と犬(柴犬)と暮らしていました。母親は認知症を患っており、火の不始末や徘徊などの心配がありました。

Cさんが重視したのは、犬との避難経路の確保と防災対策です。具体的には、
火災報知器の設置
消火器の準備
避難経路の確認
犬用の防災グッズの準備(水、食料、薬、リードなど)
避難訓練の実施

などを行いました。また、母親が徘徊した際に備えて、犬に母親の匂いを覚えさせ、一緒に探す練習もしました。

専門家からのアドバイス:認知症の方への理解と接し方

認知症介護の専門家であるD先生は、認知症の方への接し方について、次のようにアドバイスしています。
相手のペースに合わせる:認知症の方は、時間や場所の感覚が曖昧になっていることがあります。急かしたり、無理強いしたりせず、相手のペースに合わせてゆっくりと接することが大切です。
優しく穏やかな口調で話す:認知症の方は、感情が不安定になっていることがあります。大声で怒鳴ったり、否定的な言葉を使ったりせず、優しく穏やかな口調で話しかけるようにしましょう。
簡単な言葉で具体的に伝える:認知症の方は、理解力や記憶力が低下していることがあります。難しい言葉や抽象的な表現は避け、簡単な言葉で具体的に伝えるようにしましょう。
相手の気持ちを受け止める:認知症の方は、不安や孤独を感じていることがあります。「つらいですね」「寂しいですね」など、相手の気持ちを受け止める言葉をかけることで、安心感を与えることができます。
安全な環境を整える:認知症の方は、転倒や誤飲などの事故を起こしやすいことがあります。危険なものは片付け、安全な環境を整えるようにしましょう。

今すぐできる!犬との暮らしを守るための5つのステップ

上記の事例や専門家のアドバイスを踏まえ、質問者さんが今すぐできることを5つのステップにまとめました。

ステップ1:状況の記録と分析

まずは、お婆さんの奇行について、具体的な内容、日時、頻度などを詳細に記録しましょう。また、ご自身の感情や愛犬への影響も記録しておくと、後々、客観的に状況を判断するのに役立ちます。記録を分析することで、奇行のパターンや原因が見えてくるかもしれません。

ステップ2:関係機関への相談

福祉事務所や地域包括支援センターに再度相談してみましょう。時間外や担当者の変更など、状況によっては対応が変わることもあります。また、民生委員や自治会の役員など、地域の相談窓口も活用してみましょう。

ステップ3:大家さんへの相談

大家さんに状況を説明し、相談してみましょう。大家さんも、他の入居者からの苦情や建物の管理責任など、様々な問題を抱えている可能性があります。協力して解決策を探ることが大切です。場合によっては、お婆さんの親族や保証人を探してもらうことも検討しましょう。

ステップ4:お婆さんとのコミュニケーション

可能であれば、お婆さんとコミュニケーションをとってみましょう。認知症の方とのコミュニケーションは難しいこともありますが、優しく穏やかな態度で接することで、安心感を与えることができるかもしれません。「何か困ったことはありませんか?」「お手伝いできることはありますか?」など、声をかけてみましょう。ただし、無理に話を聞き出そうとしたり、感情的に反論したりすることは避けましょう。

ステップ5:愛犬のための環境整備

お婆さんの奇行が愛犬にストレスを与えないよう、環境を整えましょう。具体的には、
安全な場所の確保:愛犬が安心して過ごせる場所(クレートやケージなど)を用意しましょう。
騒音対策:窓や壁に防音シートを貼ったり、厚手のカーテンをつけたりして、騒音を軽減しましょう。
ストレス軽減:愛犬との散歩や遊びの時間を増やしたり、リラックス効果のある音楽をかけたりして、ストレスを軽減しましょう。
専門家への相談:愛犬のストレスがひどい場合は、獣医やドッグトレーナーに相談してみましょう。

まとめ:諦めずに、できることから始めましょう

高齢の近隣住民の奇行に悩まされるというのは、大変なストレスです。しかし、諦めずに、できることから始めることが大切です。関係機関への相談、大家さんとの連携、お婆さんとのコミュニケーション、愛犬のための環境整備など、様々な対策を講じることで、穏やかな犬との暮らしを取り戻せるはずです。

また、同様の悩みを抱える飼い主さんのコミュニティに参加することも有効です。情報交換や励まし合いを通じて、精神的な負担を軽減することができます。

最後に、決して一人で抱え込まず、周りの人に助けを求めることを忘れないでください。

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