お母様のお気持ち、そしてご自身の不安、痛いほど伝わってきます。還暦を過ぎたお母様は、長年ご自身の母親の介護をされ、その後も次女さんや三女さんへのサポートに追われている状況。さらに「消えたい」という言葉まで出ていると、本当に心配ですよね。まずは、お母様の気持ちを受け止め、ご自身が抱える不安を解消していくことが大切です。
お母様は、長年の介護疲れに加え、次女さんの家事手伝い、三女さんとの外出など、肉体的にも精神的にも大きな負担を抱えているようです。次女さんからの頻繁な要請は、お母様にとって大きなストレスになっていると考えられます。三女さんとの外出も、お母様の体力やペースを考慮すると、負担が大きすぎる可能性があります。何より、お母様自身は休息する時間を取れていないことが大きな問題です。
お母様には趣味がないとのこと。これは、日々の生活に張り合いを与え、精神的なリフレッシュを図る上で大きな欠点です。何か新しいことを始めるきっかけがないか、一緒に考えてみましょう。
ご家族は仲が良いとのことですが、それぞれの状況や負担を十分に理解し合えているか、見直す必要があります。次女さんや三女さんは、お母様の負担を軽減する努力を十分に行えているでしょうか?また、ご家族全体で、お母様の状況を共有し、サポート体制を構築することも重要です。
まず、次女さんとのコミュニケーションを改善する必要があります。次女さんはつわりで大変でしょうが、お母様を家事手伝いに頼りすぎるのは問題です。次女さんにも、家事代行サービスの利用や、近隣住民への協力を検討するよう促しましょう。また、お母様には、次女さんからの電話を断る練習を一緒にするのも良いかもしれません。断り方をロールプレイングしたり、断るための言い訳をいくつか用意するなど、具体的な方法を一緒に考えましょう。
三女さんには、お母様の体力やペースを考慮した外出プランを立てるよう促しましょう。無理のない範囲で、お母様も楽しめるようなアクティビティを選ぶことが大切です。例えば、近場の散歩やカフェでの休憩などを挟むなど、計画を立てる際に、お母様の意見をしっかりと聞き入れることが重要です。無理強いは禁物です。
お母様には、休息の時間をしっかりと確保するよう促しましょう。家事を完璧にこなす必要はありません。家事代行サービスの利用も検討しましょう。また、お母様に合った趣味を見つけるお手伝いをしましょう。散歩、読書、園芸、手芸など、様々な趣味があります。無理強いはせず、お母様の興味や体力に合わせたものを選びましょう。オンライン講座なども手軽に始められるのでおすすめです。
お母様の状態が深刻な場合は、精神科医やカウンセラーへの相談も検討しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、お母様の心の状態を把握し、適切なサポートを行うことができます。また、地域包括支援センターや高齢者相談窓口なども利用できます。一人で抱え込まず、専門家の力を借りることも大切です。
最後に、ご自身も疲れていませんか?お母様をサポートすることは大切ですが、ご自身の心身の状態も大切にしてください。定期的に休息を取り、ご自身の趣味や好きなことをする時間を確保しましょう。友人や家族と話す時間を作るのも良いでしょう。ご自身のストレスを解消することで、お母様へのサポートもより効果的になります。
お母様の「消えたい」という言葉は、長年の疲労やストレスが限界に達しているサインです。ご家族みんなで協力し、お母様の負担を軽減し、心身ともにリラックスできる環境を作る必要があります。まずは、お母様の気持ちを受け止め、具体的な行動プランを実行していくことが大切です。一人で抱え込まず、周りの人に相談したり、専門機関の力を借りることも有効な手段です。お母様とご家族の幸せのために、一歩ずつ進んでいきましょう。