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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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高校生の「犬を飼って!」に困惑…どうすれば理解してもらえる?【専門家が解説】

#犬との暮らし
 
家族構成は私と彼と彼の連れ子(18歳)になります。半年前から彼とその連れ子と同居していますが、連れ子は「一人暮らしをしたいからお金全部払って」「犬を買って」と毎日のように言ってきます。今に始まったことではなく、小学生の頃から言い続けているそうです。金銭的な理由や環境的な問題で、どちらも叶えることはできません。今の住居は持ち家ではなく、賃貸のペット可物件ですが、家賃が高いので連れ子が学生生活終了後に引っ越しを検討していますし、連れ子は就職先の寮に4年間は入居しなければいけない為県外へ犬を連れて行けないですし、責任を持って犬を買うのは難しいと思ってます。どうしたら理解してもらえるのでしょうか?

この質問を読んだあなたは、きっと困惑していることでしょう。高校生のお子さんが「犬を飼いたい!」と強く主張し、それが経済的、環境的に難しい状況。しかも、お子さんは親の経済力に頼ることを当然と考えている様子。

今回は、そんな悩みを抱えるあなたのために、犬との暮らしをサポートする賃貸アドバイザーの視点から、解決策を一緒に考えていきましょう。専門家のアドバイスや成功事例を参考に、お子さんが納得できる落としどころを見つけ、家族みんなが幸せになれる方法を探っていきましょう。

なぜ今、犬を飼うのが難しいのか?冷静に状況を整理しよう

まず、なぜ今犬を飼うのが難しいのか、具体的な理由を整理してみましょう。
経済的な負担: 犬を飼うには、初期費用だけでなく、毎月の食費、医療費、トリミング代など、継続的な費用がかかります。
住居の制約: 現在の住居はペット可の賃貸ですが、家賃が高いとのこと。お子さんが独立後に引っ越しを検討しているなら、さらに費用がかさむ可能性があります。
将来の生活環境: お子さんは就職後、寮に入居予定とのこと。寮によってはペット禁止の場合もありますし、仮に許可されても、犬にとって十分な飼育環境とは言えないかもしれません。
責任の所在: 犬を飼うということは、命を預かるということ。散歩、食事、健康管理など、毎日のお世話が必要です。お子さんが責任を持って世話をできるのか、見極める必要があります。

これらの理由を明確にすることで、お子さんに具体的に説明しやすくなります。

ケーススタディ:もし犬を飼ったら…?シミュレーションで現実を理解してもらう

お子さんが犬を飼いたい気持ちを理解しつつ、現実的な問題点を理解してもらうために、ケーススタディ形式でシミュレーションしてみましょう。

ステップ1:犬種選び

まず、どんな犬種を飼いたいのか、お子さんに具体的に考えてもらいましょう。犬種によって、必要な運動量、飼育スペース、性格などが異なります。

例えば、小型犬のチワワは比較的飼いやすいですが、吠えやすいという特徴があります。一方、大型犬のゴールデンレトリバーは、穏やかな性格で人気がありますが、広い飼育スペースと十分な運動が必要です。

ステップ2:費用を計算

次に、犬種が決まったら、実際にどれくらいの費用がかかるのか、具体的に計算してみましょう。
初期費用: 犬の購入費用(または里親になる場合の譲渡費用)、ケージ、食器、首輪、リード、おもちゃなど
毎月の費用: 食費、ペットシーツ、シャンプー、トリミング代、医療費(ワクチン、予防接種、定期健診など)
その他費用: しつけ教室、ペット保険、旅行時のペットホテル代など

インターネットやペットショップで情報を集め、具体的な金額を提示することで、お子さんも現実的な負担を理解しやすくなります。

ステップ3:1日のスケジュールを考える

犬を飼うということは、自分の生活の中に犬の世話をする時間を組み込むということです。お子さんに、犬中心の1日のスケジュールを考えてもらいましょう。
起床: 散歩、朝食
日中: 留守番中の安全確保、トイレの世話
夕方: 散歩、夕食
夜: ブラッシング、遊び、就寝

これを実際に1週間続けてもらうことで、犬の世話がいかに大変かを実感してもらうことができます。

ステップ4:もしもの時の備え

犬は生き物ですから、病気やケガをすることもあります。もしもの時のために、どのような備えが必要なのか、一緒に考えてみましょう。
医療費: ペット保険の加入、緊急時のための貯蓄
飼育環境: 病気やケガをした時のための隔離スペース、介護用品
預け先: 旅行や入院時のペットホテル、一時預かりサービス

これらの備えをすることで、犬を飼う責任の重さを改めて認識することができます。

専門家からのアドバイス:犬との暮らしは素晴らしいけど…

犬との暮らしは、確かに素晴らしいものです。犬は私たちに癒しや喜びを与えてくれますし、家族の一員としてかけがえのない存在になります。

しかし、犬を飼うということは、同時に大きな責任を伴います。経済的な負担はもちろんのこと、時間的な制約、生活環境の変化など、様々なことを考慮しなければなりません。

特に、18歳という年齢は、これから進学、就職と、大きく生活が変わる時期です。今は犬を飼うよりも、自分の将来のために時間やお金を使う方が、長期的に見てお子さんのためになるかもしれません。

親としてできること:代替案を提示する

お子さんの「犬を飼いたい!」という気持ちを頭ごなしに否定するのではなく、代替案を提示することも大切です。
犬と触れ合う機会を増やす: ドッグカフェ、動物保護施設でのボランティア、友人宅の犬と遊ぶなど、犬と触れ合う機会を増やすことで、犬を飼いたい気持ちを কিছুটা満たすことができます。
犬に関する知識を深める: 犬に関する本を読む、ドッグトレーナーのYouTubeチャンネルを見るなど、犬に関する知識を深めることで、犬を飼うことの現実を理解することができます。
将来の夢を応援する: 犬を飼う代わりに、将来の夢を叶えるための貯金をする、資格取得のための勉強をするなど、お子さんの成長を応援することで、犬を飼いたい気持ちを অন্য方向に向けさせることができます。

親子の対話:正直な気持ちを伝えよう

最終的には、親子の対話が最も重要です。親として、なぜ今犬を飼うのが難しいのか、正直な気持ちをお子さんに伝えましょう。
経済的な理由: 家計の状況、将来の教育資金の必要性
住居の制約: 引っ越しの可能性、寮生活の可能性
責任の所在: 犬の世話をする時間がない、責任を負いきれない

これらの理由を丁寧に説明することで、お子さんも納得してくれるはずです。

まとめ:家族みんなが幸せになれる選択を

犬を飼うかどうかは、家族みんなで話し合い、納得できる結論を出すことが大切です。お子さんの気持ちを尊重しつつ、現実的な問題点を理解してもらい、将来を見据えた上で、最善の選択をしてください。

今回の記事が、あなたの悩みを解決する一助となれば幸いです。

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