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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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騒音とペット違反…管理会社の対応に不満!退去時の費用請求は妥当?【犬との暮らし賃貸トラブル解決】

#賃貸トラブル
 
マンション管理会社の対応の悪さに転居を考えています。犬や猫が大嫌いであるためペット禁止である事、騒音に悩まされた経験があり、静かな物件である事を条件に現在のマンションを契約しました。入居後、上階の騒音や階下住人のペット飼育に悩まされ、管理会社に改善を求めても対応してもらえません。「あなたが神経質過ぎる」とまで言われ、我慢の限界です。やっと1年が過ぎ転居先を探し始めたところ、とてもいい物件があったので転居を考えています。来月いっぱいには出る事を管理会社に伝えたところ「退去する際は清掃代35000円、修繕費用は恐らく10万近くはかかるでしょう。そのご準備もお忘れなく」と言われました。騒音やペット飼育に対して限界だから転居を決意したのに、修繕費用10万だの、普段掃除しているのに35000円もの清掃費用を請求されるのは妥当でしょうか?この物件は敷金0で礼金30万円、家賃7万5000円の物件でした。礼金なので敷金返還のようにはいかなくとも、納得がいきません。

今回は、賃貸物件における騒音トラブル、ペット禁止違反、そして管理会社の対応という、非常にデリケートな問題についてですね。特に、犬との静かな生活を願って入居したにも関わらず、騒音やペット問題に直面し、さらには退去時の費用請求に納得がいかないという状況、本当にお気持ちお察しいたします。

結論から申し上げますと、今回のケースでは、まず管理会社の対応に問題がある可能性が高いです。そして、退去時の費用請求についても、詳細を確認し、場合によっては交渉や法的手段も検討する価値があります。

この記事では、同様の悩みを抱える愛犬家の皆様が、少しでも安心して生活できるよう、具体的な対処法と、知っておくべきポイントを解説していきます。

ケーススタディ:騒音とペット問題に悩むAさんの物語

Aさんは、愛犬のB(仮名)と共に、静かで快適な生活を送るために、ペット禁止で静音性を謳う賃貸マンションに引っ越しました。しかし、入居後すぐに、上階からの騒音と、階下の住人が無許可で犬を飼育していることが発覚。管理会社に何度も相談しましたが、対応は遅く、改善は見られませんでした。

Aさんは、日々の騒音と愛犬Bへの影響を心配し、精神的にも疲弊していきました。そして、1年後、ついに転居を決意。しかし、管理会社からは高額な清掃費用と修繕費用を請求され、途方に暮れてしまいます。

この物語は、決して他人事ではありません。多くの愛犬家が、Aさんと同じような悩みを抱えている可能性があります。では、Aさんはどのようにしてこの問題を解決していったのでしょうか?

ステップ1:証拠の収集と記録

まず、Aさんが行ったのは、騒音とペット飼育の証拠収集です。騒音については、録音アプリを使って時間帯や頻度、音の種類などを記録。ペット飼育については、犬の鳴き声が聞こえる時間帯や、犬を連れて歩いている姿を写真や動画で記録しました。

これらの証拠は、管理会社との交渉や、万が一、法的手段に訴える場合に非常に重要な役割を果たします。

騒音トラブルで記録すべきこと

ペット飼育違反で記録すべきこと

ステップ2:管理会社との交渉

次に、Aさんは収集した証拠をもとに、改めて管理会社と交渉を行いました。騒音問題については、具体的な時間帯と騒音の種類を伝え、ペット飼育については、写真や動画を見せながら、契約違反であることを指摘しました。

しかし、管理会社は依然として消極的な態度を変えず、「あなたが神経質すぎる」という言葉を繰り返しました。

このような場合、感情的にならず、冷静に、そして論理的に話を進めることが重要です。契約書の内容を確認し、管理会社の義務を明確に伝えましょう。

ステップ3:第三者機関への相談

管理会社との交渉が決裂した場合、第三者機関への相談を検討しましょう。

例えば、

これらの機関に相談することで、客観的な視点からアドバイスをもらえたり、法的手段を含めた解決策を見つけることができます。

Aさんは、弁護士に相談し、内容証明郵便を送ることを勧められました。内容証明郵便とは、誰が、いつ、誰に、どのような内容の文書を送ったかを証明する郵便です。管理会社に対して、改善要求と、改善されない場合は法的措置も辞さないという意思を伝える効果があります。

ステップ4:退去時の費用請求への対応

Aさんは、弁護士からのアドバイスを受け、退去時の費用請求についても徹底的に調査しました。

まず、賃貸契約書を再度確認し、原状回復義務の範囲を明確にしました。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」も参考に、通常の使用による損耗は、借主の負担にならないことを確認しました。

その結果、Aさんは、管理会社から請求された修繕費用の内訳に、通常の使用による損耗が含まれていることを発見しました。

Aさんは、管理会社に対して、修繕費用の内訳について詳細な説明を求め、通常の使用による損耗については支払いを拒否する旨を伝えました。

専門家からのアドバイス

今回のケースについて、不動産問題に詳しいB弁護士(仮名)に意見を伺いました。

B弁護士は、「賃貸契約においては、借主は、故意または過失によって生じた損害についてのみ、原状回復義務を負います。通常の使用による損耗や、経年劣化については、貸主が負担するのが原則です」と指摘します。

また、「管理会社の対応が不誠実な場合や、法外な費用を請求された場合は、泣き寝入りせずに、専門家に相談することをお勧めします。弁護士や不動産鑑定士などの専門家は、あなたの権利を守るために、適切なアドバイスやサポートを提供してくれます」と述べています。

愛犬との暮らしを守るために

今回のAさんのケースは、私たち愛犬家にとって、非常に教訓的なものです。騒音やペット問題、そして不当な費用請求は、決して他人事ではありません。

愛犬との快適な生活を守るためには、

これらの対策を講じることで、安心して愛犬との生活を送ることができます。

まとめ:愛犬との幸せな生活のために、諦めないで!

今回の記事では、騒音トラブル、ペット禁止違反、そして管理会社の対応という、賃貸物件におけるトラブルについて、具体的な解決策と、愛犬との暮らしを守るためのポイントを解説しました。

今回のケースでは、Aさんは、証拠収集、交渉、第三者機関への相談、そして法的手段の検討を通じて、最終的に、管理会社からの不当な請求を退け、納得のいく形で転居することができました。

愛犬との生活は、私たちにとってかけがえのないものです。だからこそ、トラブルに直面したときは、諦めずに、積極的に解決策を探していくことが大切です。

もし、あなたが今、同じような悩みを抱えているなら、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。そして、一日も早く、愛犬との笑顔あふれる生活を取り戻せることを心から願っています。

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