ご自身の置かれた状況、本当につらいですね。8年も悩み続けてこられたこと、そして勇気を出してご相談くださったことに、まず敬意を表します。離婚後も続く住宅ローン問題、そして元夫への経済的請求…、これは決して簡単には解決できない問題です。でも、ご安心ください。解決への糸口は必ずあります。一緒に考えていきましょう。
まず、ご自身の状況を整理してみましょう。離婚の際に、住宅ローンに関する合意は何もなかったのでしょうか? もし、住宅ローン名義が元夫のみであれば、元夫がローンを滞納し続ければ、当然、住宅は差し押さえられる可能性があります。そして、その際に母名義の抵当権が解除されていないと、母の財産にも影響が及ぶ可能性があるため、非常に危険な状態です。
また、元夫が固定資産税を滞納していることも深刻です。これは、税金滞納による差し押さえにつながる可能性があります。差し押さえ対象には、住宅だけでなく、元夫の他の財産も含まれる可能性があります。そのため、早急に解決策を見つける必要があります。
離婚から8年経過しているとはいえ、500万円の貸付と抵当権設定に関する法的請求は、まだ諦める必要はありません。 離婚時に合意がなかったとしても、母名義の抵当権抹消と500万円の返済請求は、民事訴訟によって実現できる可能性があります。
ただし、訴訟は時間と費用がかかります。まずは、元夫との話し合いを試みるべきです。弁護士に相談し、内容証明郵便を送付するなど、法的措置をちらつかせることで、話し合いに応じてくれる可能性が高まります。
弁護士費用は、場合によっては高額になる可能性がありますが、法テラスなどの公的機関を利用することで、費用負担を軽減できる場合があります。 弁護士に相談することで、ご自身の権利を主張するための最善の方法を検討できます。
現状を打破するために、いくつかのステップを踏んでいきましょう。
まず、弁護士に相談することが最優先です。 弁護士は、ご自身の状況を詳しく聞き取り、法的観点から解決策を提案してくれます。 訴訟が必要かどうか、また、訴訟を行う場合の勝算や費用についても丁寧に説明してくれるでしょう。弁護士選びは慎重に行い、複数の弁護士に相談してみるのも良い方法です。
弁護士に相談した上で、元夫との話し合いを試みましょう。弁護士を同席させることで、より建設的な話し合いを進めることができます。話し合いの際には、冷静に、そして具体的に、ご自身の主張を伝えましょう。感情的な言葉は避け、証拠となる資料を提示することが重要です。 例えば、500万円の貸付を証明する領収書や、元夫のローン滞納に関する銀行からの通知書などです。
話し合いを進める上で、証拠は非常に重要です。500万円の貸付に関する証拠、元夫のローン滞納や固定資産税滞納に関する証拠などを、可能な限り収集しておきましょう。これらの証拠は、弁護士に相談する際にも役立ちます。
話し合いがうまくいかない場合、または元夫が話し合いに応じてくれない場合は、法的措置を検討する必要があります。具体的には、内容証明郵便の送付、調停、訴訟などがあります。 弁護士のアドバイスを参考に、最適な方法を選択しましょう。
元夫が大型犬と暮らしているという事実も、状況を複雑にしています。犬の飼育状況や、住宅の維持管理状況なども、今後の判断材料となる可能性があります。しかし、犬の飼育状況は、あなたの経済的請求とは直接関係ありません。 焦らず、一つずつ問題を解決していくことが大切です。
長年抱えてきた悩み、本当に辛かったと思います。しかし、ご自身の状況を整理し、適切な方法で解決策を探していくことで、必ず明るい未来が見えてきます。弁護士への相談を第一歩として、一歩ずつ前に進んでいきましょう。解決には時間がかかるかもしれませんが、希望を捨てずに、前向きに取り組んでください。 あなたは一人ではありません。私たちは、あなたを応援しています。