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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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野良猫ちゃんと先住犬との共存:感染症リスクと安全な暮らし方

#多頭飼育
 
辛そうに動けなくなっていた野良猫ちゃんを保護しました。病院で血液検査等一通りの検査はしましたがこれといった病気は見つからず、痛み止と抗生物質のお薬で様子をみることになりました。生涯うちで面倒をみる覚悟で保護したのですが、猫を飼った経験がなく手探りでやっています。家には先住犬がいるのでノミや感染症のリスクもあるので隔離し、ゲージで過ごしてもらっています。現在保護してから3日目となりますが、病院の先生より『噛まれたらまずい』と言われていたので慎重にやっているのですが・・・元地域のボス猫ちゃんなのでいろんな菌ももっているし、噛まれる=感染症のリスクと判断していたのですがその他にリスクはあるのですか?また今後家猫ちゃんとして過ごしていく中でずっと噛まれる(感染症の)ことを警戒しなくてはいけないのでしょうか?それとも最初だけ?たまに噛む猫ちゃんもいると聞いたので・・・完全室内飼いで外の菌を持ち込まなければ噛まれても問題はないのでしょうか?私はともかく先住犬がいるので何かあってからでは遅いので質問させていただきました。野良猫ちゃんに詳しい方今後気を付けた方が良いことなどもあれば教えていただけると幸いです。今のところゲージ内飼いですが後々はフリーにする予定なので脱走対策は課題にしています。なにか良い対策があったら教えて頂きたいです。ちなみに賃貸なので穴あけ等は出来ません。

保護された野良猫ちゃんと先住犬との共存、本当に素晴らしい決断ですね。猫ちゃんを保護されたばかりで、色々とご不安な点が多いことと思います。特に感染症のリスクや、今後の猫ちゃんの飼育について、先住犬への影響など、心配は尽きないですよね。今回は、これらの疑問にお答えし、安心して猫ちゃんと犬との生活を送るための具体的なアドバイスをさせていただきます。

結論:初期のリスク管理と継続的なケアが重要

まず、結論から申し上げますと、野良猫ちゃんを保護した初期段階では感染症のリスク管理が非常に重要です。しかし、適切なケアと対策を行うことで、リスクを最小限に抑え、猫ちゃんと先住犬が安全に共存できる環境を築くことができます。

なぜ初期のリスク管理が重要なのか?

野良猫ちゃんは、様々な菌や寄生虫を持っている可能性があります。特に、猫の咬み傷は深く、感染症を引き起こしやすいと言われています。そのため、初期段階では以下の点に注意が必要です。
感染症の種類とリスク:猫ひっかき病、パスツレラ症、破傷風など、猫の咬傷から感染する可能性のある病気について理解する。
初期隔離の徹底:先住犬との接触を避け、猫ちゃんの健康状態が安定するまで隔離する。
獣医との連携:定期的な健康チェックと必要なワクチン接種、駆虫を行う。

リスクを軽減するための具体的な対策

1. 初期の健康チェックとケア
獣医による詳細な検査:血液検査だけでなく、糞便検査や皮膚検査も行い、寄生虫や真菌の有無を確認しましょう。
ワクチン接種:猫に必要なワクチン(猫汎白血球減少症、猫カリシウイルス感染症、猫ヘルペスウイルス感染症など)を接種し、感染症から守りましょう。
駆虫:ノミ、ダニ、回虫などの寄生虫を駆除しましょう。
2. 猫ちゃんの性格と行動の理解
猫の行動学:猫がなぜ噛むのか、その理由を理解することで、対策を立てやすくなります。例えば、恐怖やストレス、遊びの一環として噛むことがあります。
猫とのコミュニケーション:猫の気持ちを理解し、適切な距離感を保つことが大切です。猫がリラックスできる環境を整え、無理に触らないようにしましょう。
3. 安全な環境作り
完全室内飼育:外の菌を持ち込まないために、完全室内飼育を徹底しましょう。
脱走防止対策:猫は狭い隙間や高い場所から脱走することがあります。窓やドアの隙間を塞ぎ、必要であれば脱走防止用の柵を設置しましょう。賃貸物件の場合、突っ張り棒タイプの柵や、粘着テープで固定できるタイプのものがおすすめです。
安全な遊び道具:猫が安全に遊べるおもちゃを用意し、ストレスを解消させましょう。猫じゃらしやボール、ぬいぐるみなどがおすすめです。
4. 先住犬との共存
段階的な introduction:最初から一緒にせず、徐々に慣れさせることが大切です。まずは、ケージ越しにお互いの存在を認識させ、徐々に距離を縮めていきましょう。
食事場所の分離:猫と犬の食事場所を分け、お互いの食べ物を盗み食いしないようにしましょう。
獣医への相談:先住犬への感染リスクや、共存のための注意点について、獣医に相談しましょう。
5. もし噛まれた場合の対処法
傷口の洗浄:すぐに流水で傷口を洗い、消毒しましょう。
医療機関への受診:傷が深い場合や、腫れ、痛み、発熱などの症状がある場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。
狂犬病の確認:日本では狂犬病の発生は稀ですが、念のため獣医に相談しましょう。

ケーススタディ:Aさんの成功事例

Aさんは、野良猫の「ミケ」を保護し、先住犬の「ポチ」との共存に成功しました。Aさんは、まずミケを動物病院で徹底的に検査し、必要なワクチン接種と駆虫を行いました。その後、ミケをケージに入れて隔離し、ポチとの接触を避けました。数週間後、Aさんはミケとポチを少しずつ慣れさせるために、毎日数分間だけ一緒に過ごさせました。最初はポチがミケに吠えたり、ミケが威嚇したりしましたが、Aさんが根気強く見守ることで、徐々に仲良くなっていきました。現在、ミケとポチは一緒に遊んだり、寄り添って寝たりするほど仲良しです。

Aさんの成功の秘訣は、以下の3点です。

1. 獣医との連携:定期的な健康チェックとアドバイスを受けた。
2. 猫と犬の気持ちを理解:それぞれの性格や行動を尊重し、無理強いしなかった。
3. 根気強い努力:焦らず、時間をかけて慣れさせた。

専門家からのアドバイス:B獣医の視点

B獣医は、「野良猫を保護した場合、まず感染症のリスクを考慮することが重要です。しかし、適切なケアと対策を行うことで、リスクを最小限に抑えることができます。猫と犬が安全に共存するためには、飼い主の愛情と根気が必要です。」と述べています。

賃貸物件での脱走対策

賃貸物件での脱走対策は、穴あけなどができないため、工夫が必要です。以下の方法を試してみてください。
突っ張り棒タイプの柵:窓やドアに取り付けられる突っ張り棒タイプの柵は、穴あけ不要で設置できます。
粘着テープで固定できるタイプの柵:粘着テープで固定できるタイプの柵は、壁に穴を開けずに設置できます。
窓やドアの隙間を塞ぐ:隙間テープやクッション材を使って、窓やドアの隙間を塞ぎましょう。
猫が登れる場所を減らす:タンスや棚など、猫が登れる場所を減らすことで、脱走のリスクを減らすことができます。

まとめ:愛情と知識で猫と犬との幸せな生活を

野良猫ちゃんと先住犬との共存は、決して簡単なことではありませんが、愛情と知識を持って取り組むことで、必ず成功します。焦らず、猫ちゃんと犬のペースに合わせて、ゆっくりと関係を築いていきましょう。そして、何か不安なことがあれば、いつでも獣医や専門家に相談してください。猫ちゃんと犬との幸せな生活を心から応援しています。

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