愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

DOGFRIENDLYでは、犬との素敵な物語・愛犬の写真を本に収め、半永久的に思い出を残す活動を行っています。
愛犬との「暮らし」にまつわる思い出を本にしませんか?出版にかかる費用は0円です。
たくさんの「愛犬との暮らし」の投稿が集まったら一冊の本になり、「国会図書館」に納品されます。

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里親に出した愛犬のことが心配…真実を知るには?【犬の専門家がアドバイス】

#犬の譲渡
 
数年前に里親に譲渡した小型犬の飼い主さんについて相談です。5年程前に、会社の知人を通して小型犬を里親に譲渡しました。元々同犬種を飼われていて2匹目が欲しいということでした。定期的に、犬グッズを渡したり里親主さんが職場に訪ねてきたりと、やりとりはしておりました。私が趣味で繁殖していまして、無償で譲渡することになっていました。それが去年までは貰う気満々という感じでしたが、去年お孫さんが生まれ、秋に公園でおちあったときにお犬のお見合い時も連れてきていました。結局お見合いした犬は赤ちゃんがいるので、合わないということに私たちが感じ、他の犬を譲ることになりましてそれが今年になったのですが、今年になってからお返事があいまいになってきて、お孫さんの保育園が見つからないので貰えないということになりました。そして春になり、お電話したときには見つかったといわれ、お見合いで連れて行くからということになっていました。4月に確認のお電話をしたときは、キャリーバッグを盗まれたので公園まで連れていけないと言われましたのでじゃあ次は5月の末くらいはどうですか!?と聞きますとそれくらいなら買ってると思うといわれ、電話を切りました。5月中旬に確認のお電話をすると、貰うのはゆっくりでいいよ~といわれて貰う気がなくなったのかなと思っていましたがお見合い前日に電話をかけると、『ごめん~貰えなくなった~』と言われました。ここからは、貰うもらわないの話ではなく、犬がいないんじゃという疑惑が家族中で持ち上がりました。といいますのも、今まで犬のほえ声が聞こえていたのに全くしなくなったのです。なのでお電話でそれとなく聞いてみると最近大人しくなったとしか言われません。正直不安になったので、今月31日に会いたいといったところ家に来ていいよといわれたので、じゃあ会いましょうという話になりお土産も用意していましたが、30日の昼に珍しくその方の方から連絡が入り『お孫さんが風邪をひいたので会えなくなった』と。お孫さんは1歳か2歳位です。そこで、聞き方はもう少し柔らかくでしたが、キャリーごと取られたとかじゃないか、犬がいないんじゃないかお聞きしましたが、元気ですよの一点張りです。そして、お孫さんのところに来ていて、その犬は自分の家(賃貸アパート)にいるとのことでしたので、ちょっと様子だけでもと思い、住所も控えていませんでしたが、場所的にわかりやすかったので記憶を辿りながら、家を探し当てました。すると、そのアパートはその方ではなく学生さんのような自転車がドアの前にありその他、明らかに違う人が住んでいました。ここで、驚いたのが、その方は平然と嘘をつくということを初めて知ったのですその犬は去年までは確かにいましたが年末前後から何かがあったと思われます。ここで、相談ですがどうしてもその犬と会いたいですし、もしどうかなっていれば真実を知りたいのですが不思議なのが、遊びに来ていいよ、2匹目をもらうよといいながら前日に約束をキャンセルすることと、一旦受け入れokするのかが不思議で仕方がありません。そして、真実を聞き出す上手い言い方も思いつかないのですが何か良い方法はないでしょうか。その方は無類の犬好きということは間違いないのですがお孫さんのお世話ですごく疲れているということも電話の声の感じでわかりました。結構正直な人のように感じるのですがなぜ嘘つくのかもさっぱりわかりません。夜にお電話すると、でないことの方が多いですし恐らく娘さん御夫婦と同居されているようで娘さんはお近くに住んでいるとのことでした。読まれた方なら、どうされるでしょうか!?手放した犬とはいえ、どうなったかわからず気が狂いそうです。

里親に出した愛犬のことが心配で、眠れない日々を過ごされているのですね。お気持ち、痛いほどよく分かります。
今回は、里親に出した犬の状況が分からなくなってしまったというご相談です。
もしかしたら、何かあったのではないか?と、とても不安な状況だと思います。
今回は、この状況を打開するために、以下の3つのポイントに沿って、具体的な行動と、心構えについてお話していきます。

1. 冷静な状況把握と情報収集
2. 感情的な対立を避けるコミュニケーション
3. 専門家のサポートも視野に入れる

愛犬のために、一緒にできることを考えていきましょう。

1.冷静な状況把握と情報収集

まず、深呼吸をして、冷静になりましょう。
感情的になってしまうのは当然ですが、まずは客観的に状況を把握することが大切です。

1.1. 時系列整理で状況を整理する

まずは、これまでの経緯を時系列で整理してみましょう。
いつ、誰に、どのような状況で犬を譲渡したのか?
譲渡後のやり取りは?(頻度、内容、相手の反応など)
「犬がいないのでは?」と感じ始めたのはいつ頃から?
相手の言動で不自然に感じた点は?
実際に確認できた事実は?(アパートの件など)

時系列で整理することで、見えてくるものがあるかもしれません。
例えば、
「もしかしたら、この時期に何かあったのかも?」
という仮説を立てやすくなります。

1.2. 周囲からの情報収集を試みる

もし可能であれば、里親さんのご近所の方や、共通の知人から情報を集めてみましょう。
ただし、探りを入れていることが悟られないように、慎重に行動する必要があります。
「最近、○○さんの犬を見かけないけど、どうしたのかな?」
「○○さんの近所に引っ越された学生さん、犬を飼っているのかな?」

あくまでさりげなく、世間話をするような感じで情報を集めるのがポイントです。
SNSなどで情報を探すのも一つの手段ですが、個人情報保護には十分注意しましょう。

犬の行動や変化に気づくポイント

  • 鳴き声の変化:犬の鳴き声が以前と比べて減った、または全く聞こえなくなった。
  • 散歩の頻度:以前は頻繁に散歩に連れて行っていたのに、最近は全く見かけなくなった。
  • 犬用品の有無:家の周りや庭から犬用のアイテム(おもちゃ、食器、リードなど)がなくなった。
  • 近隣住民の証言:近所の人が犬を見かけなくなったと言っている。

2.感情的な対立を避けるコミュニケーション

相手に直接問い詰めるのは、最も避けたい行動です。
感情的な対立を生み、真実から遠ざかる可能性があります。
相手を責めるのではなく、心配している気持ちを伝えることを意識しましょう。

2.1. 共感の姿勢を示す

まずは、相手の状況を理解しようと努めることが大切です。
お孫さんの世話で疲れている、という情報があるので、
「お孫さんのことで大変な毎日を送られているんですね。
 ゆっくりお話できる時間も少ないかと思いますが、少しだけお時間いただけないでしょうか?」
というように、相手の状況を気遣う言葉から入ると、相手も心を開きやすくなります。

2.2. 具体的な質問を避ける

「犬はどこにいるんですか?」「本当に元気なんですか?」
というような直接的な質問は、相手を警戒させてしまいます。
代わりに、
「最近、○○ちゃん(犬の名前)はどんな様子ですか?
 何か変わったことはありませんか?」
というように、遠回しな質問を心がけましょう。

2.3. 会話の目的を明確にする

「犬の様子が心配なので、一度会わせてほしい」
というように、会話の目的を明確に伝えましょう。
ただし、
「会わせてもらえないなら、警察に相談する」
というような脅迫めいた言い方は絶対にNGです。
あくまでお願いする、という姿勢を崩さないようにしましょう。

2.4. 手紙やメッセージを活用する

直接会って話すのが難しい場合は、手紙やメッセージを送るのも有効な手段です。
手紙であれば、自分の気持ちを整理して、冷静に伝えることができます。
ただし、長文にならないように、簡潔にまとめることが大切です。

手紙やメッセージの例文

○○様

お変わりなくお過ごしでしょうか?

先日お電話でお話した際、○○ちゃん(犬の名前)のことが少し気になっており、お手紙を書きました。

もしよろしければ、○○ちゃんの最近の様子を教えていただけないでしょうか?

お忙しいところ恐縮ですが、お返事いただけると嬉しいです。

○○

3.専門家のサポートも視野に入れる

どうしても状況が改善しない場合は、専門家のサポートを検討しましょう。

3.1. 動物愛護団体に相談する

動物愛護団体は、動物虐待や遺棄に関する相談を受け付けています。
状況によっては、調査や指導を行ってくれる場合もあります。
ただし、動物愛護団体は、あくまで動物の福祉を目的とした団体です。
個人的な感情や、所有権に関する問題には対応できない場合があります。

3.2. 弁護士に相談する

法的な手段を検討する場合は、弁護士に相談しましょう。
今回のケースでは、
犬の所有権
損害賠償請求
刑事告訴
などが考えられます。
ただし、弁護士に依頼するには費用がかかります。
費用対効果を慎重に検討する必要があります。

3.3. 探偵に依頼する

真実を知りたい、という強い思いがある場合は、探偵に依頼するのも一つの手段です。
探偵は、尾行や張り込みなどの調査を行い、客観的な証拠を集めてくれます。
ただし、探偵に依頼するには高額な費用がかかります。
また、プライバシー侵害などの問題も生じる可能性があります。

専門家への相談の注意点

  • 相談内容を明確にする:何を知りたいのか、何を解決したいのかを明確に伝えましょう。
  • 証拠を揃える:これまでの経緯や、相手とのやり取りの記録など、できる限りの証拠を揃えましょう。
  • 費用を確認する:相談料、調査費用、弁護士費用など、事前に費用を確認しましょう。

4.ケーススタディ:Mさんの場合

Mさんは、知人Aさんに愛犬のポメラニアンを譲渡しました。
Aさんは犬好きで、Mさんも安心していましたが、数ヶ月後、Aさんの様子がおかしいことに気づきます。
連絡をしてもなかなか繋がらず、会うことを避けるようになります。
心配になったMさんは、Aさんの自宅を訪ねますが、犬の姿はありません。
Mさんは、Aさんに問い詰めますが、Aさんは「犬は元気だ」の一点張り。
Mさんは、途方に暮れていました。

そんな時、Mさんは動物愛護団体の相談窓口に電話をしました。
相談員は、Mさんの話を聞き、Aさんの自宅を訪問することを提案しました。
数日後、Mさんと相談員はAさんの自宅を訪問。
Aさんは最初は拒否しましたが、相談員の説得に応じ、家の中を見せることになりました。
すると、家の中から痩せ細ったポメラニアンが発見されました。
Aさんは、犬の世話をすることができず、放置していたことを認めました。
Mさんは、ポメラニアンを保護し、動物病院で治療を受けさせました。
ポメラニアンは、Mさんの献身的な看病のおかげで、元気を取り戻しました。

Mさんのケースから学べることは、
諦めずに、行動すること
専門家のサポートを受けること
犬の幸せを第一に考えること
です。

5.最後に:愛犬のためにできること

今回のケースは、非常にデリケートな問題です。
焦らず、慎重に行動することが大切です。
愛犬のために、できる限りのことをしてあげたい、という気持ちは痛いほどよく分かります。
しかし、感情的になってしまうと、事態が悪化する可能性もあります。
冷静に、客観的に状況を把握し、最善の行動を選択してください。
そして、決して諦めないでください。
あなたの愛犬が、一日も早く幸せになれることを心から願っています。

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