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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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賃貸契約更新拒否!?愛犬との暮らしを守るための徹底解説

#賃貸トラブル
 
家族4人で賃貸の一軒家に住んでいます。今年の10月で契約期限の2年が経ちますが、通常なら契約更新をして更に2年継続して住みたいと思っています。しかし、家主からクレームが入り、次回の契約の更新はしないと言われました。クレームの内容は、1つ目は住み始めてからこの2年の間にゴミの分別が2~3回できていなかったこと。2つ目に家の前の路上に車を駐車したこと(通行の妨げになっていないし道交法でも禁止されていない)。3つ目は犬を家の中で飼っているから契約書に違反している、とのことです。これだけのことで契約解除ができるのでしょうか?この契約を更新しないと言う理由の3点を改めたら継続して更新はできないのでしょうか?法律的には家主が出て行って欲しいと言えば即座に従い出なくてはいけないのでしょうか?家主に強制力があるのでしょうか?頑なに拒むことは可能でしょうか?出て行けと言われても次の家を借りる予算もありません。それでも私達家族を放り出すことを家主には出来るのでしょうか?なんとか継続して住むことの出来る方法を教えてください。

愛犬との賃貸トラブル、どうすればいい?

今回のケース、心中お察しいたします。家族の一員である愛犬との生活を守るため、何としても今の家で暮らし続けたいですよね。まずは、今回の状況を整理し、一つずつ解決策を探っていきましょう。

結論から言うと、家主が一方的に契約更新を拒否することは簡単ではありません。しかし、油断は禁物です。法的な側面と、家主との交渉術、そして何より愛犬との快適な暮らしを守るための対策を講じることが重要になります。

この記事では、
1. 契約更新拒否の正当性
2. 具体的な対策と交渉術
3. 愛犬と安心して暮らすための心得
この3つのポイントを中心に、具体的な解決策を 제시していきます。

1.契約更新拒否は本当に有効?法律と判例から読み解く

まず、家主が契約更新を拒否できるのは、正当な理由がある場合に限られます。借地借家法という法律で、借主(あなた)の権利は強く守られているからです。

正当事由とは?

家主が契約更新を拒否するためには、「正当事由」が必要です。これは、家主側の事情と借主側の事情を総合的に考慮して判断されます。具体的には、以下のような要素が考慮されます。
家主側の事情: 家主自身がその家に住む必要性、建物の老朽化など
借主側の事情: 借主の居住状況、家賃の滞納の有無、契約違反の有無など

今回のケースでは、
ゴミの分別ミス
路上駐車
犬の無断飼育

が理由として挙げられています。これらの理由が「正当事由」として認められるかどうか、詳しく見ていきましょう。

ゴミの分別ミス、路上駐車:正当事由としては弱い可能性大

ゴミの分別ミスは2~3回とのことですので、これだけで契約解除が認められる可能性は低いでしょう。路上駐車についても、通行の妨げになっておらず、道交法にも違反していないのであれば、同様に正当事由とは言えません。

ただし、これらの行為が他の住民に迷惑をかけている場合は、話が変わってきます。例えば、ゴミの出し方が原因で悪臭が発生し、近隣住民から苦情が出ているようなケースでは、正当事由として認められる可能性もゼロではありません。

最大の焦点:犬の無断飼育

今回のケースで最も重要なのは、「犬の無断飼育」です。契約書に「ペット禁止」の条項がある場合、これは明確な契約違反となります。

しかし、ここで諦めるのはまだ早いです。以下の点を考慮し、交渉の余地を探りましょう。
契約書の文言: 契約書に「ペット禁止」と明記されているか?曖昧な表現になっていないか?
家主の認識: 家主はいつから犬を飼っていることを知っていたのか?黙認していた期間はないか?
犬の状況: 犬種、大きさ、吠え癖の有無など、近隣住民に迷惑をかけていないか?

2.愛犬との暮らしを守る!具体的な対策と交渉術

契約更新を拒否されないためには、家主との交渉が不可欠です。感情的にならず、冷静に、そして誠意をもって話し合いましょう。

まずは謝罪と改善策の提示

まずは、契約違反を認め、謝罪することが重要です。その上で、具体的な改善策を提示しましょう。
ゴミの分別: 今後絶対に分別ミスをしないことを約束し、具体的な対策(分別カレンダーの作成、ゴミ出しルールの再確認など)を提示する。
路上駐車: 今後路上駐車はしないことを約束し、近隣の駐車場を契約するなどの代替案を提示する。
犬の飼育:
ペット可への変更交渉: 家主にペット可への変更を交渉する。家賃の値上げや敷金の追加などを提案することも検討しましょう。
犬を手放す以外の選択肢: もしペット不可のままなら、犬を手放す以外の選択肢がないか相談する。
犬の飼育状況の説明: 犬種、大きさ、性格などを詳しく説明し、近隣住民に迷惑をかけていないことをアピールする。
具体的な対策: 吠え癖がある場合は、訓練士によるトレーニングを行う、防音対策を施すなど、具体的な対策を提示する。

交渉のポイント

誠意をもって対応する: 家主の言い分をよく聞き、誠意をもって対応することが大切です。
書面でやり取りする: 口約束だけでなく、合意内容は必ず書面に残しましょう。
第三者の協力を得る: 不動産業者や弁護士など、専門家の意見を聞いたり、交渉に同席してもらうのも有効です。

成功事例:ペット共生型賃貸への転換

実際に、ペット不可の賃貸物件で犬を飼育していた人が、家主との交渉の結果、ペット共生型賃貸へと契約内容を変更してもらい、愛犬との暮らしを継続できた事例があります。

この事例では、借主が家主に対し、
犬の飼育状況を詳細に説明し、近隣住民に迷惑をかけていないことをアピールした
ペット共生のためのリフォーム費用を負担することを提案した
ペット共生に関するルールを明確化し、遵守することを約束した

などの対策を講じた結果、家主の理解を得ることができました。

3.愛犬と安心して暮らすために:入居前からできること

今回のケースを教訓に、今後賃貸物件を探す際は、以下の点に注意しましょう。
ペット可物件を選ぶ: 当然ですが、ペット可物件を選ぶことが最も重要です。
契約内容をしっかり確認する: 契約書にペットに関する条項がどのように記載されているか、よく確認しましょう。
近隣住民への配慮: 犬の吠え声や臭いなど、近隣住民に迷惑をかけないように注意しましょう。
ペット保険への加入: 犬が原因で損害賠償責任を負う場合に備え、ペット保険への加入を検討しましょう。

犬との暮らしを豊かにする:おすすめグッズ&サービス

消臭・脱臭グッズ: 犬の臭い対策には、消臭スプレーや空気清浄機が効果的です。
防音グッズ: 犬の吠え声が気になる場合は、防音カーテンや防音マットなどを活用しましょう。
ペットシッター: 旅行や出張などで家を空ける際は、ペットシッターに依頼するのも一つの方法です。
ドッグトレーナー: 犬のしつけに困った場合は、ドッグトレーナーに相談してみましょう。

まとめ:諦めずに、愛犬との未来を切り開こう!

今回のケースでは、犬の無断飼育が契約違反となる可能性が高いですが、諦めるのはまだ早いです。まずは家主と誠意をもって話し合い、改善策を提示することで、契約更新の可能性は十分にあります。

そして、今回の経験を活かし、今後賃貸物件を探す際は、ペット可物件を選ぶ、契約内容をしっかり確認するなど、事前にできる対策を講じることが重要です。

愛犬との暮らしは、私たちに癒しと喜びを与えてくれます。今回の困難を乗り越え、愛犬との幸せな未来を築いていきましょう!

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