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賃貸契約の「動物飼育禁止」条項、犬や猫も含まれる?【犬と暮らす賃貸アドバイザー】

#犬との暮らし
 

賃貸契約書に「猛獣、爬虫類などの動物の飼育禁止」と記載されている場合、愛犬や猫との暮らしは認められないのでしょうか? 同じマンションで小型犬を飼っている人がいたり、ペットに関する掲示物が貼られていたりすると、余計に混乱してしまいますよね。今回は、そんな疑問を解決するために、具体的な事例を交えながら、賃貸契約とペット飼育について詳しく解説します。

賃貸契約証に「猛獣、爬虫類などの動物の飼育禁止」と記載してありましたが猫や犬も含まれますか? 同じマンションでチワワを飼っている方や鳥がいなくなりました、見つけたら連絡くださいというポスターが掲示板に貼られているのを見たことがあるので疑問に思いました。

結論:契約内容と管理会社の意向を確認することが重要

まず結論から言うと、契約書の文言だけでは一概に判断できません。なぜなら、「猛獣、爬虫類など」という表現は、一般的に犬や猫を指すものではないからです。しかし、契約書には「その他、管理者が不適切と判断する動物」といった包括的な条項が含まれている場合もあります。また、同じマンションで犬を飼っている人がいるからといって、自分の場合も許可されるとは限りません。

そこで、以下の2つのステップで確認を進めることをおすすめします。

1. 契約書を隅々まで確認する:ペットに関する条項が具体的にどのように記載されているかをチェックしましょう。「小型犬は可」などの特記事項がないかどうかも確認します。
2. 管理会社または大家さんに直接問い合わせる:契約書の解釈や、ペット飼育に関する具体的なルールについて確認しましょう。他の入居者のペット飼育状況についても質問してみると、より正確な情報を得られます。

ケーススタディ:契約内容と異なるペット飼育の実態

ある女性Aさんの体験談

Aさんは、都内にある築10年のマンションに引っ越す際、契約書に「ペット禁止」の記載があることを確認しました。しかし、入居後、同じ階に住む人が小型犬を飼っていることに気づきました。不審に思ったAさんが管理会社に問い合わせたところ、以下のような回答がありました。
契約書は古いフォーマットのままで、現在は小型犬(〇kg以下)であれば飼育可能。
ただし、事前に申請が必要で、飼育規約を守ることが条件。
無許可で飼育している場合は、注意勧告の対象となる。

Aさんは、愛犬(トイプードル)との暮らしを諦めかけていましたが、管理会社に相談したことで、無事にペット可の部屋に引っ越すことができました。

このケースからわかるように、契約書の内容が必ずしも最新の情報とは限りません。また、管理会社によってペット飼育に関するルールが異なる場合もあります。

なぜ契約書と異なる状況が生まれるのか?

契約書と異なるペット飼育の実態が生まれる背景には、いくつかの理由が考えられます。
契約書の改定が追いついていない:ペット可の物件が増えるにつれて、管理会社が契約書の内容を改定することがあります。しかし、古い契約書のまま更新されている場合もあります。
管理会社の裁量:ペットの種類や大きさ、飼育方法などによっては、管理会社が個別に判断することがあります。
黙認:管理会社がペット飼育を把握しているものの、特に問題がないため黙認しているケースもあります。ただし、この場合、他の入居者から苦情が出た場合は、飼育を禁止される可能性もあります。

犬と暮らすための賃貸物件探しの注意点

愛犬との暮らしを希望する場合、以下の点に注意して賃貸物件を探しましょう。

1. ペット可の条件を確認する:ペットの種類や大きさ、頭数制限などを確認しましょう。小型犬のみ可、猫のみ可といった条件がある場合もあります。
2. 飼育規約を確認する:ペット飼育に関する規約を事前に確認しましょう。共用部分でのマナーや、鳴き声対策などが定められている場合があります。
3. 周辺環境を確認する:動物病院やペットショップ、ドッグランなどが近くにあると、愛犬との暮らしがより快適になります。
4. 初期費用を確認する:ペットを飼育する場合、敷金や礼金が上乗せされることがあります。事前に確認しておきましょう。

犬との暮らしを始める前に

賃貸契約の手続きが終わったら、愛犬との暮らしを始める前に、以下の準備をしておきましょう。

1. 狂犬病予防接種と畜犬登録:狂犬病予防法に基づき、狂犬病予防接種を受けさせ、畜犬登録を行いましょう。
2. しつけ:無駄吠えや噛み癖など、近隣住民に迷惑をかける行為は、事前にしつけておきましょう。
3. ペット保険:万が一の病気やケガに備えて、ペット保険への加入を検討しましょう。
4. 防災対策:災害時に備えて、愛犬用の防災グッズを用意しておきましょう。

専門家からのアドバイス

ペット共生住宅の専門家である獣医のB先生は、「ペット可の賃貸物件を選ぶ際は、契約書の内容だけでなく、管理会社のペットに対する理解度も重要です。実際に物件を見学する際には、管理会社の担当者にペットに関する質問を積極的に行い、信頼できるかどうかを見極めましょう」と語ります。

まとめ

賃貸契約書の「動物飼育禁止」条項に犬や猫が含まれるかどうかは、契約内容や管理会社の意向によって異なります。まずは契約書を隅々まで確認し、管理会社に直接問い合わせて、正確な情報を得ることが重要です。愛犬との快適な暮らしを実現するために、事前の確認を怠らないようにしましょう。

犬との賃貸生活を成功させるためのチェックリスト

□ 契約書の内容を隅々まで確認した

□ 管理会社または大家さんにペット飼育の可否を確認した

□ ペットの種類や大きさ、頭数制限などの条件を確認した

□ 飼育規約を確認した

□ 周辺環境(動物病院、ペットショップ、ドッグランなど)を確認した

□ 初期費用(敷金、礼金など)を確認した

□ 狂犬病予防接種と畜犬登録を行った

□ しつけを行った

□ ペット保険への加入を検討した

□ 防災対策を行った

このチェックリストを活用して、愛犬との賃貸生活を安心してスタートさせましょう。

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