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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

DOGFRIENDLYでは、犬との素敵な物語・愛犬の写真を本に収め、半永久的に思い出を残す活動を行っています。
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たくさんの「愛犬との暮らし」の投稿が集まったら一冊の本になり、「国会図書館」に納品されます。

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賃貸マンションで大型犬を飼育したい!後から発覚した大家さんの条件…どうすればいい?

#トラブル
 
今年の3月末に賃貸マンションを見学した際、不動産屋に「ペットを飼ってもいいですか?」と質問したところ、「えぇ、何匹でもどうぞ!」と言われたため契約しました。しかし、先月レトリバー犬を飼い始めた後、大家さんに挨拶に行ったところ「うちは小型犬だけなんだよね。」と言われてしまいました。契約書を確認すると「貸主の書面による承諾のない動物等の飼育(預かり含む)ことは禁止する」と記載されており、小型犬限定とは明記されていません。不動産屋に確認したところ、言っていなかったことを認め、「飼ったなら敷金を払うかたちにするよう、大家さんに私からお願いします」と言われましたが、その後連絡が途絶え、3週間後に「敷金を払うこと(家賃1カ月分)」「退出時の家の補修は全額借り主負担」「もし、何かもめ事が起きたら、どんな場合でもそっちが出て行って」という内容の念書が郵送されてきました。この念書に締結する必要があるのでしょうか?契約書の「貸主の書面」とは一体何を指すのでしょうか?

この質問、本当に困りますよね。せっかく愛犬との新生活を夢見て契約したのに、後から大家さんの意向が変わるなんて…。しかも、念書の内容も一方的で納得がいかない点が多いですよね。今回は、このような状況に陥った場合にどうすれば良いのか、具体的な解決策を一緒に考えていきましょう。

結論から言うと、念書に安易にサインするのは待ってください! まずは、契約時の状況や契約書の内容をしっかりと確認し、専門家にも相談しながら慎重に対応を進めることが大切です。

ケーススタディ:契約内容と異なる条件提示への対応

今回のケースは、契約時の説明と実際の契約内容、そして大家さんの意向が食い違っている点が問題です。以下に、状況を整理し、対応策をまとめました。

1. 契約時の状況を再確認

当時の状況を詳細に記録
まず、契約時の状況をできる限り詳細に思い出してください。不動産屋とのやり取り(誰が、いつ、何を言ったのか)、契約書にサインするまでの経緯などを記録しておきましょう。
証拠となるものを探す
もし、当時のやり取りを録音したデータや、不動産屋とのメールのやり取りなどが残っていれば、有力な証拠となります。

2. 契約書の内容を精査

「貸主の書面による承諾」とは?
契約書に「貸主の書面による承諾」とある場合、これは大家さんが書面でペット飼育を許可することを意味します。今回のケースでは、契約前に不動産屋が「何匹でもどうぞ!」と言っているため、この点が重要になります。
小型犬限定の記載がないか確認
契約書に「小型犬限定」という記載がない場合、大型犬の飼育を一律に禁止することは難しいと考えられます。

3. 不動産屋との交渉

改めて状況を説明
不動産屋に改めて連絡し、契約時の説明と異なる現状を伝えましょう。言った言わないの水掛け論にならないよう、記録や証拠を提示しながら冷静に交渉することが大切です。
責任を追及
不動産屋には、契約時の説明義務違反があった可能性があります。今回の件で被った精神的な苦痛や、引っ越しの可能性なども考慮し、損害賠償を請求することも視野に入れましょう。

4. 大家さんとの直接交渉

冷静な話し合いを
大家さんに直接会い、今回の経緯を説明しましょう。小型犬限定というルールを後から知ったこと、契約時の説明との矛盾などを丁寧に伝え、理解を求めることが大切です。
代替案を提案
例えば、追加の敷金を支払う、退去時のクリーニング費用を負担する、などの代替案を提案することで、大家さんの懸念を和らげることができるかもしれません。

5. 念書の内容を吟味

安易にサインしない
念書の内容(敷金の支払い、全額借り主負担での補修、無条件での退去)は、借主に一方的に不利な内容です。安易にサインしてしまうと、後々トラブルになる可能性があります。
専門家への相談
念書にサインする前に、必ず弁護士や消費者センターなどの専門家に相談しましょう。念書の内容が法的に有効なのか、不利な点はないかなどを確認してもらうことが重要です。

6. 法的措置も視野に

内容証明郵便の送付
不動産屋や大家さんとの交渉がうまくいかない場合は、内容証明郵便を送付することも検討しましょう。内容証明郵便は、自分の主張を明確に伝え、証拠として残すことができます。
調停や訴訟
最終的には、調停や訴訟などの法的措置を検討する必要も出てくるかもしれません。弁護士に相談し、今後の対応についてアドバイスをもらいましょう。

専門家からのアドバイス:弁護士Kさんの見解

今回のケースについて、弁護士Kさんに意見を伺いました。

「今回のケースでは、契約時の不動産屋の説明が重要になります。もし、契約時に『ペットは何匹でもOK』という説明があった場合、それは契約内容の一部とみなされる可能性があります。また、契約書に『小型犬限定』という記載がない場合、大型犬の飼育を一律に禁止することは難しいと考えられます。

念書については、借主に一方的に不利な内容であり、消費者契約法に違反する可能性もあります。安易にサインせず、まずは専門家に相談することをお勧めします。

交渉の際には、契約時の状況を詳細に記録し、証拠となるものを集めることが重要です。また、内容証明郵便を送付することで、自分の主張を明確に伝え、相手にプレッシャーを与えることができます。」

犬との暮らしを快適にするためのヒント

今回の問題解決とは別に、愛犬との暮らしをより快適にするためのヒントをいくつかご紹介します。
犬種に合った物件選び
大型犬を飼育する場合は、十分な広さがある物件を選びましょう。また、犬が自由に走り回れるドッグランや公園が近くにあると、運動不足解消に役立ちます。
防音対策
犬の鳴き声は、近隣住民とのトラブルの原因になることがあります。防音性の高い物件を選ぶか、自分で防音対策を施すことを検討しましょう。
ペット可物件のルール確認
ペット可物件でも、犬種や頭数、飼育方法などに制限がある場合があります。契約前にルールをしっかりと確認し、遵守するようにしましょう。
近隣住民への配慮
散歩の際には、必ずリードを着用し、フンの始末を徹底しましょう。また、犬が苦手な人もいるので、むやみに近づけたり、吠えさせたりしないように注意しましょう。

まとめ:諦めずに、愛犬との幸せな生活を!

今回のケースは、契約時の説明不足や大家さんの意向変更など、様々な要因が絡み合っています。しかし、諦めずに、冷静に、そして粘り強く交渉することで、解決の糸口が見つかるはずです。

愛犬との生活は、私たちに癒しと喜びを与えてくれます。今回の問題を乗り越え、愛犬との幸せな生活を実現してくださいね!

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