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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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賃貸マンションでの犬の鳴き声トラブル、訴訟も辞さないという警告への対処法

#犬の鳴き声
 
長文失礼致します。賃貸マンションの犬の騒音トラブルについてです。対策がわからず困っているのでアドバイス願いたいです。私は苦情を入れられた方です。ちょうど1ヶ月前の10月末に今のマンションに引っ越して来ました。引っ越して次の日、いきなり管理会社から連絡が来て、夜中に犬が吠えてうるさいと近隣から連絡があったと言われました。うちの犬はミニチュアダックス10歳で比較的吠えやすい犬種ですが、小さい頃に良く吠えたので無駄吠え防止の首輪を装着するようになり、それをしてからは私が帰宅した時にワン!と一吠え二吠えする程度に収まるようになりました。ただ、私の仕事の都合上、帰宅時間は毎日夜の0時くらいです。確かにその時間自体は夜間の騒音問題の時間帯ですので申し訳ないとは思いますが、決して寝れない程は吠えてませんし、実際ワン!と一吠えしたらすぐさま上の住人がドン!と攻撃してくるのです。それ以外にも、わざとうるさくドスドス歩いて音を鳴らしてきたり、明らかに苦情を入れたのは上の人だなと言う行動をしてきます。いや、起きてるでしょ?と引っ越し初日から思っていました。そしてそれ以降、一週間に一度は管理会社から電話がかかってきて、苦情が入ってるのでこちらも言わざるを得ないと言われています。こちらとしてもこれ以上の改善策はない事、犬も生き物で盲導犬ではないので全く声を発さないのは無理な事、苦情を入れられる程吠えてる認識はこちらにはない事を管理会社に伝えても、苦情を入れられたら伝えるしかないと言われ何度も連絡きます。そしてついに今日、帰宅したらポストに匿名の手紙が入ってました。以下その内容です。

201住人へ。犬の鳴き声が止まない為、保健所並びに警察へ連絡致します。それでも止まない場合は、迷惑を受けている他の住人数名と裁判を起こし訴えますのでお知りおきを!

との手紙が。実際、引っ越して次の日に苦情を入れる事自体、どうかしてると思うのは私だけでしょうか?もう少し犬も慣れるまで様子を見ようと犬を飼っている人間なら思うと思うのですが、きっと上の方は犬を飼っていないんでしょうね。普段のやり返しっぷりで、かなり神経質な人だと感じています。以前に住んでいたマンション数軒では、苦情を入れられた事は一度もありません。この状態でこのような手紙をもらって、実際にどう対処したら良いのでしょうか?管理会社に報告するべきですか?

犬との暮らしは喜びと癒しをもたらしますが、賃貸マンションでの騒音問題は深刻な悩みになりかねません。特に、ミニチュアダックスフンドのような吠えやすい犬種の場合、近隣住民への配慮は欠かせません。しかし、今回のケースでは、引っ越し直後からの苦情、過剰な反応、そして最終的には訴訟も辞さないという警告の手紙と、非常に厳しい状況に置かれていますね。

この状況を打開するためには、冷静かつ戦略的な対応が求められます。今回は、同様の悩みを抱える飼い主さんのために、具体的な対処法と、法的リスクを回避するための対策を解説します。

結論:まずは証拠収集と管理会社との連携を

まず、今回の状況を整理しましょう。あなたは、愛犬(ミニチュアダックスフンド、10歳)との新生活を始めたばかり。しかし、引っ越し直後から上の階の住人と思われる人物から、犬の鳴き声に対する苦情を受け、ついには訴訟も辞さないという内容の手紙を受け取ってしまった。

この状況で最も重要なのは、以下の2点です。

1. 客観的な証拠の収集:犬の鳴き声の頻度、時間帯、状況などを記録し、客観的なデータとして残す。
2. 管理会社との連携:状況を詳細に伝え、管理会社としてどのような対応が可能か相談する。

これらの対策を講じることで、感情的な対立を避け、冷静に問題解決を目指すことができます。

ケーススタディ:冷静な対応で解決の糸口をつかんだAさんの事例

今回の相談者さんと似た状況に陥ったAさんの事例をご紹介します。Aさんは、都内の賃貸マンションでトイプードルと暮らしていました。ある日、下の階の住人から「犬の足音がうるさい」という苦情を受けました。Aさんは、すぐに防音マットを敷き、犬の遊び時間を調整するなど対策を講じましたが、苦情は収まりませんでした。

そこでAさんは、以下の3つの対策を実行しました。

1. 犬の行動記録:犬の行動時間、散歩時間、吠える時間などを詳細に記録しました。
2. 騒音測定:市販の騒音計で、室内の騒音レベルを測定しました。
3. 管理会社との面談:管理会社に状況を説明し、他の住民からの苦情がないか確認しました。

これらの対策の結果、Aさんの犬の鳴き声や足音は、一般的に許容される範囲内であることが判明しました。Aさんは、これらの証拠を基に、下の階の住人と冷静に話し合い、理解を得ることができました。

Aさんの事例からわかるように、客観的な証拠を収集し、管理会社と連携することで、感情的な対立を避け、冷静に問題解決を目指すことが可能です。

具体的な対処法:今すぐできる5つのステップ

今回の相談者さんが、今すぐできる具体的な対処法を5つのステップにまとめました。
ステップ1:犬の鳴き声の記録

まず、愛犬の鳴き声について、以下の項目を記録しましょう。
日時
時間帯
鳴き声の長さ
鳴き声の種類(吠え、唸りなど)
状況(帰宅時、インターホン、物音など)

これらの記録は、後々の話し合いや、万が一訴訟になった場合の証拠として役立ちます。
ステップ2:騒音レベルの測定

市販の騒音計やスマートフォンのアプリを利用して、室内の騒音レベルを測定しましょう。特に、犬が吠えたときの騒音レベルを測定することが重要です。騒音レベルの基準値は、地域や時間帯によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。
ステップ3:防音対策の強化

既存の対策:無駄吠え防止首輪の継続的な使用
追加対策
防音マット:床に防音マットを敷き、足音や振動を軽減する。
吸音材:壁に吸音材を設置し、音の反響を抑える。
二重窓:窓からの音漏れを防ぐために、二重窓を設置する。
ステップ4:管理会社への報告と相談

匿名の手紙の内容、これまでの経緯、そしてあなたが講じてきた対策を、管理会社に詳細に報告しましょう。管理会社には、以下の点について相談することが重要です。
他の住民からの苦情の有無
マンションの騒音に関する規定
管理会社として可能な対応(騒音調査、注意喚起など)
ステップ5:弁護士への相談(必要に応じて)

もし、状況が改善しない場合や、訴訟を起こされる可能性が出てきた場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。弁護士は、法的なアドバイスや、訴訟になった場合の対応についてサポートしてくれます。

法的リスクと対策:訴訟を回避するために

今回のケースで最も懸念されるのは、訴訟を起こされるリスクです。日本の法律では、犬の鳴き声などの騒音は、不法行為として損害賠償請求の対象となる可能性があります。

しかし、訴訟を起こされたとしても、あなたが必ず敗訴するとは限りません。裁判所は、以下の要素を総合的に考慮して判断します。
犬の鳴き声の頻度、時間帯、大きさ
あなたの居住状況(マンションの構造、防音対策など)
苦情を申し立てている住民の状況(生活時間、健康状態など)
地域の騒音に関する基準

あなたが、犬の鳴き声をできる限り抑えるための対策を講じていること、そして、その対策を客観的な証拠として示すことができれば、訴訟で有利な結果を得られる可能性が高まります。

専門家からのアドバイス:ドッグトレーナーBさんの見解

「犬の無駄吠えには、必ず原因があります。その原因を特定し、適切に対処することで、犬の鳴き声をコントロールすることができます」と語るのは、ドッグトレーナーのBさん。Bさんは、今回のケースについて、以下の3つのポイントを指摘します。

1. 分離不安:帰宅時の吠えは、分離不安が原因である可能性があります。帰宅前に犬に安心感を与えるような工夫(おもちゃ、音楽など)を試してみましょう。
2. テリトリー意識:インターホンや物音に吠えるのは、テリトリー意識が原因である可能性があります。インターホンが鳴っても、飼い主が落ち着いて対応することで、犬に安心感を与えることができます。
3. 運動不足:運動不足は、犬のストレスの原因となります。毎日十分な散歩や運動をさせることで、犬のストレスを軽減することができます。

Bさんのアドバイスを参考に、愛犬の行動を観察し、無駄吠えの原因を特定し、適切に対処することで、犬の鳴き声をコントロールすることができるはずです。

まとめ:あきらめずに、できることから始めよう

賃貸マンションでの犬の鳴き声トラブルは、解決が難しい問題ですが、決して諦める必要はありません。今回ご紹介した対処法を参考に、できることから一つずつ実践していくことで、状況は必ず改善に向かうはずです。

最後に、今回の相談者さんへ。あなたは決して一人ではありません。多くの犬の飼い主が、同じような悩みを抱えています。あきらめずに、できることから始め、愛犬との快適な生活を取り戻してください。応援しています。

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