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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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賃貸マンションでの愛犬の困った行動…解決策はあります!

#犬のしつけ
 
こんばんは。5歳のオスのミニチュアダックスフンドを飼っています。躾についてご相談です。最近マンションに引っ越しました。出掛けるときはゲージにいれると壊すため放し飼いにしています。前は一軒家で持ち家だったので壁など多少はボロボロになっても平気だったのですが賃貸に引っ越してからとても困っています。おしっこもシートにできないし、おしっこのシートを歯でちぎってボロボロにしたり、床を傷つけたり、ソファーをかじって綿を出したりします。誰かが家にいるときはやらないので叱ることができません。おしっこは誰かが家にいてもシートに連れて行ってあげないと違うところにしてしまいます。3歳のとき目が見えなくなったので可哀想で目をつぶってきた部分がありますが、賃貸なのでそういうわけにもいきません。母と二人暮らしなのですが母がもう飽きていて本当に悩んでいます。解決策はないでしょうか。

ご相談ありがとうございます。5歳のミニチュアダックスフンドとの賃貸マンションでの暮らし、大変な状況なのですね。特に、これまで許容できていた行動が、賃貸という環境で問題になってしまうのは、多くの飼い主さんが直面する悩みです。

結論から言うと、解決策はあります!愛犬の行動には理由があり、その理由に合わせた対策を根気強く行うことで、改善は見込めます。今回は、ミニチュアダックスフンドの特性と、視覚障がいがあるという点を考慮しながら、具体的な解決策を一緒に考えていきましょう。

なぜ、愛犬は問題行動をしてしまうのか?

まず、愛犬の問題行動の背景にある理由を探ることから始めましょう。考えられる要因はいくつかあります。

1. 環境の変化によるストレス: 引っ越しは犬にとって大きなストレスです。新しい匂い、音、間取りなど、慣れない環境に戸惑い、不安を感じている可能性があります。
2. 分離不安: 飼い主さんがいない時に問題行動が起こる場合、分離不安の可能性が考えられます。特に、これまで自由に過ごせていた犬の場合、留守番中に強い不安を感じてしまうことがあります。
3. 運動不足: ミニチュアダックスフンドは活発な犬種です。十分な運動ができていないと、エネルギーを持て余し、問題行動につながることがあります。
4. 視覚障がい: 視覚障がいがある場合、周囲の状況を把握しにくく、不安を感じやすいことがあります。また、トイレの場所を認識しづらい、障害物にぶつかりやすいなど、日常生活での不便さからストレスを感じている可能性もあります。
5. 過去の学習: 一度、おしっこをペットシーツ以外でしてしまった時に、飼い主さんが過剰に反応してしまった場合、犬は「ここで排泄すると構ってもらえる」と学習してしまうことがあります。

具体的な解決策:5つのステップ

これらの要因を踏まえ、具体的な解決策を5つのステップに分けてご紹介します。

ステップ1:安心できる環境づくり

まずは、愛犬が安心して過ごせる環境を整えましょう。
クレート(ハウス)の設置: クレートは、犬にとって安心できる自分の空間です。普段からクレートを好きになるようにトレーニングし、留守番の時もクレートの中で落ち着いて過ごせるように練習しましょう。クレートの中に好きなおもちゃやタオルを入れてあげると、より安心できます。
Point: クレートは決して閉じ込めるためのものではありません。犬が自ら入りたくなるような、快適な空間を作ってあげることが大切です。
安全な留守番環境: 家具をかじったり、コードを噛んだりするのを防ぐために、留守番中は危険なものを片付け、犬が安全に過ごせる空間を確保しましょう。
Point: 電気コードはカバーで覆う、観葉植物は手の届かない場所に移動するなど、犬目線で危険なものをチェックしましょう。
フェンスの活用: 部屋全体を自由に動き回れるようにするのではなく、フェンスで区切って、安全なスペースを作ってあげるのも有効です。
Point: フェンスは高さや強度を考慮し、犬が乗り越えたり、壊したりしないものを選びましょう。

ステップ2:分離不安の軽減

分離不安が疑われる場合は、以下の対策を試してみましょう。
留守番の練習: 短時間から始め、徐々に留守番の時間を長くしていく練習をしましょう。「行ってきます」と大げさに言わず、そっと家を出るように心がけましょう。
Point: 帰宅時も、犬が興奮していても落ち着いて対応し、落ち着いてから褒めてあげましょう。
おもちゃやガム: 留守番中に退屈しないように、知育玩具や噛み応えのあるガムを与えましょう。
Point: 知育玩具は、犬が飽きないように、ローテーションで与えるのがおすすめです。
リラックス効果のある音楽: 犬用のリラックス音楽を流すのも効果的です。
Point: YouTubeなどで「犬用リラックス音楽」と検索すると、様々な音楽が見つかります。

ステップ3:十分な運動

ミニチュアダックスフンドは運動好きな犬種です。毎日十分な運動をさせてあげましょう。
散歩: 毎日朝晩2回、30分程度の散歩に行きましょう。
Point: 散歩中は、ただ歩くだけでなく、ボール遊びやフリスビーなど、犬が楽しめる要素を取り入れましょう。
室内での遊び: 室内でも、ボール遊びや引っ張りっこなど、積極的に遊びましょう。
Point: 室内で遊ぶ際は、滑りにくいマットを敷くなど、犬が怪我をしないように配慮しましょう。
ドッグラン: ドッグランで自由に走り回らせるのも良いでしょう。
Point: ドッグランに行く際は、他の犬との相性に注意し、トラブルにならないように見守りましょう。

ステップ4:トイレトレーニングの見直し

トイレトレーニングは、根気強く続けることが大切です。
トイレの場所の固定: トイレの場所を決め、常に清潔に保ちましょう。
Point: トイレの場所は、犬が落ち着いて排泄できる静かな場所に設置しましょう。
排泄のタイミング: 食後や起床後など、排泄しやすいタイミングでトイレに連れて行きましょう。
Point: 排泄のサインを見逃さないように、犬の行動をよく観察しましょう。
成功したら褒める: トイレで排泄できたら、すぐに褒めてご褒美を与えましょう。
Point: 褒める時は、大げさに褒めるのではなく、落ち着いた声で褒めてあげましょう。
失敗しても叱らない: トイレ以外の場所で排泄してしまっても、決して叱ってはいけません。
Point: 叱ると、犬は排泄すること自体を嫌がるようになってしまう可能性があります。
ペットシーツの工夫: ペットシーツを破ってしまう場合は、メッシュ付きのトイレトレーを使用したり、ペットシーツを二重にするなどの対策を試してみましょう。
Point: ペットシーツの素材を変えてみるのも効果的です。
視覚障がいへの配慮: 視覚障がいがあるため、トイレの場所を認識しづらい可能性があります。トイレの場所まで誘導したり、トイレの周りに匂いの強いものを置くなど、工夫してみましょう。
Point: 音で誘導するのも有効です。トイレに行く際に、特定の音を鳴らすようにすると、犬は音を頼りにトイレの場所を認識できるようになります。

ステップ5:専門家への相談

上記の方法を試しても改善が見られない場合は、獣医さんやドッグトレーナーなど、専門家に相談してみましょう。
獣医さん: 健康状態に問題がないかを確認してもらいましょう。
Point: 行動の問題は、病気が原因である可能性もあります。
ドッグトレーナー: 愛犬の性格や行動に合わせた、より具体的なアドバイスをもらいましょう。
Point: ドッグトレーナーを選ぶ際は、犬の行動に関する知識や経験が豊富な、信頼できるトレーナーを選びましょう。

成功事例:Aさんの場合

Aさんは、ミニチュアダックスフンドのB君(5歳)と賃貸マンションに暮らしています。B君は、留守番中に吠えたり、物を壊したりする問題行動がありました。Aさんは、上記の解決策を参考に、B君のために安心できるクレートを用意し、留守番の練習を始めました。また、毎日欠かさず散歩に行き、B君と積極的に遊ぶようにしました。その結果、B君の吠えや破壊行動は徐々に減り、今では落ち着いて留守番ができるようになりました。

Aさんは言います。「最初は大変でしたが、B君のために根気強く取り組んだ結果、本当に良かったです。今では、B君とのマンション暮らしを楽しんでいます。」

最後に:焦らず、根気強く

愛犬の問題行動の改善には、時間がかかることもあります。焦らず、根気強く取り組むことが大切です。愛犬との信頼関係を築きながら、一緒に問題を解決していきましょう。今回の記事が、あなたと愛犬の快適な賃貸暮らしの助けになれば幸いです。

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