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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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賃貸アパートの雨漏りとクロスの剥がれ…愛犬との引越し、費用は請求できる?出産を控えたあなたへのアドバイス

#犬との暮らし
 
賃貸アパートに住んで2ヵ月足らずで、雨漏りとクロスの剥がれ、板の剥がれが発生しました。不動産屋さんにとても勧められた物件だったので驚いてすぐに不動産屋さんに連絡したところ、大家さんから「実は、4年前、震度4の地震で建物に亀裂が入ったが、一階だけ改修せず、契約の時も言えませんでした、全責任は私にあります。二週間で直します」との連絡がありました。不動産屋もその事実を認めて平謝りです。犬もいるので、工事中に家を空けることはできません。でも仕事もあるし約1ヵ月後に出産も控えていて、時間は作れないです。私たちは家を引っ越したいのですが、今までの契約時費用と家賃、引越費用は出してもらいたいのですが、可能でしょうか?無理な場合、どんな交渉ができるでしょうか?

雨漏り、クロスの剥がれ、板の剥がれ…新生活を始めたばかりなのに、そんなトラブルに見舞われて大変でしたね。しかも、愛犬との生活、出産を控えているという状況で、精神的なご負担も大きいことと思います。

結論から申し上げますと、今回のケースでは、契約時の費用や引越し費用を請求できる可能性は十分にあります。
なぜなら、大家さんには、契約時に建物の瑕疵(かし、欠陥のこと)について告知する義務があるからです。地震による亀裂があったことを知っていながら、それを伝えなかったのは、告知義務違反にあたります。
また、不動産屋さんにも、物件の状況をきちんと調査し、説明する義務があります。今回のケースでは、不動産屋さんもその事実を認めて謝罪していることから、責任を問える可能性が高いでしょう。

この記事では、今回のケースでどのような交渉ができるのか、具体的なアドバイスをさせていただきます。ぜひ、最後までお読みいただき、安心して新しい生活をスタートさせるためにお役立てください。

ケーススタディ:愛犬との引越し費用を請求できたAさんの事例

Aさんは、あなたと同じように、入居後すぐに雨漏りが発覚した賃貸アパートに住んでいました。Aさんも犬を飼っており、雨漏りによる愛犬への影響を心配していました。

Aさんは、まず、弁護士に相談しました。弁護士からは、今回のケースは、大家さんの告知義務違反にあたる可能性が高いというアドバイスを受けました。

そこで、Aさんは、弁護士に依頼して、大家さんと不動産屋さんに内容証明郵便を送りました。内容証明郵便には、契約時の費用や引越し費用、慰謝料などを請求する旨が記載されていました。

大家さんと不動産屋さんは、当初、Aさんの請求を拒否しましたが、弁護士が粘り強く交渉した結果、最終的に、Aさんは、契約時の費用、引越し費用、慰謝料の合計100万円を受け取ることができました。

Aさんは、このお金で、愛犬と一緒に安心して暮らせる新しい賃貸物件に引っ越すことができました。

交渉を成功させるための3つのステップ

Aさんの事例からわかるように、今回のケースでは、諦めずに交渉することが大切です。
ここでは、交渉を成功させるための3つのステップをご紹介します。

ステップ1:証拠を集める

まず、今回のトラブルに関する証拠を集めましょう。具体的には、以下のものが考えられます。
契約書
雨漏り、クロスの剥がれ、板の剥がれの写真
大家さん、不動産屋さんとのやり取りの記録(メール、LINEなど)
診断書(雨漏りによる健康被害がある場合)

これらの証拠は、交渉を有利に進めるために非常に重要です。特に、写真や動画は、状況を客観的に証明する上で大きな力となります。

ステップ2:専門家に相談する

次に、弁護士や不動産鑑定士などの専門家に相談しましょう。専門家は、法律や不動産の知識に基づいて、あなたの状況を分析し、適切なアドバイスをしてくれます。

弁護士に相談することで、法的な観点から今回のケースの妥当性を判断してもらい、どのような請求ができるのか、どのような交渉戦略を取るべきかを知ることができます。
また、不動産鑑定士に相談することで、物件の価値がどれだけ下がったのかを評価してもらい、損害賠償の金額を算定する上で役立てることができます。

ステップ3:内容証明郵便を送る

弁護士に依頼して、大家さんと不動産屋さんに内容証明郵便を送ることを検討しましょう。内容証明郵便とは、誰が、いつ、誰に、どのような内容の手紙を送ったのかを証明する郵便です。

内容証明郵便を送ることで、あなたの意思を明確に伝えるとともに、相手にプレッシャーを与えることができます。また、裁判になった場合、内容証明郵便は有力な証拠となります。

内容証明郵便には、以下の内容を記載すると良いでしょう。
契約時の状況
雨漏り、クロスの剥がれ、板の剥がれが発生した状況
大家さん、不動産屋さんの対応
損害賠償の請求額
回答期限

内容証明郵便の作成は、弁護士に依頼することをおすすめします。

交渉で請求できる費用とは?

今回のケースでは、以下の費用を請求できる可能性があります。
契約時の費用(敷金、礼金、仲介手数料など)
引越し費用
家賃
慰謝料
その他、雨漏りによって発生した損害(家具の修理費用など)

ただし、請求できる金額は、個々の状況によって異なります。専門家と相談しながら、適切な金額を算定しましょう。

愛犬との引越しをスムーズに進めるために

愛犬との引越しは、通常の引越しよりも準備が必要です。ここでは、愛犬との引越しをスムーズに進めるためのポイントをご紹介します。
引越し先の物件を探す際には、ペット可の物件であることを確認する
引越し業者を選ぶ際には、ペットの輸送に慣れている業者を選ぶ
引越し前に、愛犬を獣医さんに診てもらい、健康状態を確認する
引越し当日は、愛犬が安心して過ごせるように、ケージや毛布などを用意する
引越し後、愛犬が新しい環境に慣れるまで、優しく見守る

愛犬にとって、引越しは大きなストレスになる可能性があります。できる限り、愛犬に負担をかけないように、準備をしっかりと行いましょう。

出産を控えたあなたへ

出産を控えているあなたは、心身ともにデリケートな状態です。今回のトラブルは、あなたにとって大きな負担になっていることと思います。

無理をせず、周りの人に頼りながら、問題を解決していきましょう。弁護士や不動産鑑定士などの専門家だけでなく、家族や友人にも相談することで、精神的な負担を軽減することができます。

また、今回の経験を活かして、今後の賃貸契約では、契約書の内容をしっかりと確認し、不明な点があれば、必ず質問するようにしましょう。

今回のトラブルが、一日も早く解決し、あなたが安心して出産を迎えられることを心から願っています。

まとめ

今回は、賃貸アパートの雨漏りとクロスの剥がれに関するご相談にお答えしました。今回のケースでは、大家さんの告知義務違反にあたる可能性が高く、契約時の費用や引越し費用を請求できる可能性があります。

交渉を成功させるためには、証拠を集め、専門家に相談し、内容証明郵便を送ることが大切です。また、愛犬との引越しをスムーズに進めるためには、事前の準備をしっかりと行いましょう。

出産を控えているあなたは、無理をせず、周りの人に頼りながら、問題を解決していきましょう。

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