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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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賃貸アパートの壁を愛犬が引っ掻く!効果的な対策と原因究明で快適な犬との暮らしを実現

#犬のしつけ
 
飼っている犬(1歳、♀)が壁を引っ掻いて困っています。いままで壁を段ボール等で覆っていましたが、段ボールを剥がすようになりました。外でも穴を掘るのが大好きなのですが、壁紙の奥の石膏を掘り、木板が見えているところもあるので、修理代に関しては覚悟をしています。きっと退屈だったり彼女にも理由があるのでしょうが、賃貸のアパートなのでこちらも困っています。当方一人暮らしで、大学生なので日中寂しい思いをさせているのはわかっています。それでも飼い続けたいというのは私のエゴなのもわかっています。朝晩約一時間ずつ散歩(歩きや自転車で)したりしていますが、これからは昼休み等にも時間がある日には帰宅して構ってあげたいと考えてはいます。ただ、それでもやはり壁の被害増大が不安ですので、段ボール以外の良い防護策を教えていただきたいです。

愛犬が壁を引っ掻いてしまうというお悩み、本当に深刻ですよね。特に賃貸物件にお住まいの場合、退去時の修理費用も気になりますし、何より愛犬との快適な暮らしを守りたいという気持ち、すごくよく分かります。

結論から言うと、壁の保護対策と合わせて、犬が壁を引っ掻く原因を突き止め、それに対する対策を講じることが重要です。

今回は、犬が壁を引っ掻く原因と具体的な対策、そして賃貸でもできる壁の保護方法について、詳しく解説していきます。

なぜ犬は壁を引っ掻くの?考えられる原因をチェック!

まず、愛犬がなぜ壁を引っ掻いてしまうのか、その原因を探ってみましょう。原因によって対策も変わってくるので、以下の項目をチェックしてみてください。

1. 分離不安:
飼い主さんが留守にすることで強い不安を感じ、そのストレスから壁を引っ掻くことがあります。
特に、飼い主さんに依存しやすい犬種や、子犬の頃から常に一緒にいた犬に多く見られます。
症状としては、吠え続ける、物を破壊する、粗相をするなどがあります。

2. 退屈・運動不足:
十分な運動ができていない場合、有り余ったエネルギーを発散するために壁を引っ掻くことがあります。
特に、活発な犬種や若い犬に多く見られます。
散歩の時間が短い、遊びが足りないなどが原因として考えられます。

3. 注意を引くため:
過去に壁を引っ掻いた時に飼い主さんが構ってくれた経験があると、それを繰り返すことがあります。
「引っ掻けば構ってくれる」と学習してしまっている状態です。

4. 縄張り意識:
自分の縄張りを主張するために、壁を引っ掻くことがあります。
特に、玄関や窓の近くの壁を引っ掻くことが多いです。

5. 欲求不満:
狩猟本能や欲求が満たされていない場合、その不満を解消するために壁を引っ掻くことがあります。
例えば、獲物を追いかける、穴を掘るなどの行動ができない場合に起こりやすいです。

6. 歯の生え変わり:
子犬の場合、歯の生え変わりの時期に歯茎のむず痒さから壁を引っ掻くことがあります。

7. ストレス:
騒音、環境の変化、新しいペットの導入など、様々なストレスが原因で壁を引っ掻くことがあります。

8. 病気や怪我:
皮膚病や怪我による痒みから、壁に体を擦り付けることがあります。

原因別の対策:愛犬に合わせたアプローチを見つけよう!

原因が特定できたら、それぞれの原因に合わせた対策を講じましょう。

1. 分離不安の場合:
留守番の練習:
最初は短い時間から、徐々に留守番の時間を長くしていく練習をしましょう。
留守番中は、犬が安心できるような環境を整えてあげることが大切です。
例えば、お気に入りのおもちゃや毛布を用意したり、犬用の音楽をかけたりするのも効果的です。
分離不安を和らげるグッズ:
犬用のぬいぐるみや、飼い主さんの匂いがついたTシャツなどを置いておくと、犬は安心感を得やすくなります。
また、犬用の知育玩具なども、留守番中の暇つぶしに役立ちます。
専門家への相談:
分離不安の症状が重い場合は、獣医さんやドッグトレーナーに相談することも検討しましょう。
専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な対策を見つけることができます。

2. 退屈・運動不足の場合:
散歩時間の延長:
散歩の時間を増やしたり、コースを変えたりして、犬が飽きないように工夫しましょう。
ただ歩くだけでなく、ボール遊びやフリスビーなど、犬が楽しめるアクティビティを取り入れるのもおすすめです。
室内での遊び:
室内でも、ボール遊びや引っ張りっこなど、犬が体を動かせる遊びを取り入れましょう。
知育玩具なども、犬の脳を刺激し、退屈を解消するのに役立ちます。
ドッグランの利用:
ドッグランで他の犬と遊ばせることで、犬は社会性を身につけ、ストレスを発散することができます。

3. 注意を引くため:
無視する:
壁を引っ掻いている時に構ってしまうと、犬は「引っ掻けば構ってくれる」と学習してしまいます。
壁を引っ掻いている時は、無視するようにしましょう。
他の行動で注意を引く:
壁を引っ掻く代わりに、おもちゃで遊んだり、芸をしたりすることで、飼い主さんの注意を引くように教えましょう。
成功したら、褒めてあげたり、おやつをあげたりして、ご褒美を与えましょう。

4. 縄張り意識の場合:
縄張りを主張させない:
犬が縄張りを主張する場所(玄関や窓の近くなど)に近づかせないようにしましょう。
クレートやサークルなどを活用して、犬の行動範囲を制限するのも効果的です。
他の犬との交流:
他の犬との交流を通して、犬は社会性を身につけ、縄張り意識を緩和することができます。
ドッグランや散歩などで、積極的に他の犬と交流させましょう。

5. 欲求不満の場合:
ノーズワーク:
犬は嗅覚を使って獲物を探す本能を持っています。
ノーズワークを取り入れることで、犬の嗅覚を刺激し、欲求不満を解消することができます。
犬用のおもちゃにフードを隠したり、家の中に隠したフードを探させたりするのもおすすめです。
宝探しゲーム:
おやつやおもちゃを隠して、犬に探させるゲームです。
犬は獲物を探す本能を満たし、満足感を得ることができます。

6. 歯の生え変わり:
噛みごたえのあるおもちゃ:
歯の生え変わりの時期は、歯茎がむず痒くなるため、噛みごたえのあるおもちゃを与えましょう。
犬用のおもちゃだけでなく、冷凍したタオルや、硬めの野菜などもおすすめです。

7. ストレス:
ストレスの原因を取り除く:
騒音、環境の変化、新しいペットの導入など、ストレスの原因を特定し、取り除くようにしましょう。
リラックスできる環境:
犬がリラックスできるような環境を整えてあげましょう。
静かな場所を用意したり、お気に入りの毛布を置いたりするのも効果的です。
マッサージ:
犬にマッサージをしてあげることで、心身ともにリラックスさせることができます。

8. 病気や怪我:
獣医さんの診察:
皮膚病や怪我による痒みが原因の場合は、獣医さんの診察を受け、適切な治療を受けましょう。

賃貸でも安心!壁の保護対策

原因への対策と並行して、壁の保護対策も行いましょう。賃貸でもできる、効果的な保護対策をご紹介します。

1. 保護シート:
壁に貼るタイプの保護シートは、手軽に設置でき、壁を傷から守ることができます。
透明なものを選べば、お部屋の雰囲気を損なうこともありません。
剥がせるタイプを選べば、退去時も安心です。

2. 腰壁:
壁の下半分を覆う腰壁は、壁の保護だけでなく、お部屋のアクセントにもなります。
DIYが得意な方は、自分で取り付けることも可能です。
業者に依頼すれば、より本格的な腰壁を取り付けることができます。

3. パーテーション:
壁の前にパーテーションを設置することで、犬が壁に直接触れるのを防ぐことができます。
おしゃれなデザインのものを選べば、インテリアとしても楽しめます。

4. サークル・ケージ:
犬が壁を引っ掻く範囲をサークルやケージで囲むことで、被害を最小限に抑えることができます。
サークルやケージの中に、犬が安心できる場所を作ってあげることも大切です。

5. ベニヤ板:
質問者さんも検討されているベニヤ板は、手軽に入手でき、加工もしやすいのでおすすめです。
壁に直接貼り付けるのではなく、立てかけるように設置すれば、退去時も安心です。
ベニヤ板に壁紙を貼ったり、塗装したりすれば、お部屋の雰囲気に合わせることができます。

事例紹介:壁の保護と原因解決で愛犬との暮らしを改善したAさんのケース

Aさんは、愛犬のポメラニアン(2歳、♀)が留守番中に壁を引っ掻くことに悩んでいました。

Aさんは、まず獣医さんに相談し、分離不安の可能性を指摘されました。そこで、Aさんは、留守番の練習を始め、犬用のぬいぐるみや、自分の匂いがついたTシャツなどを置いて、ポメラニアンが安心できるような環境を整えました。

また、Aさんは、ドッグトレーナーにも相談し、ポメラニアンとのコミュニケーション方法を見直しました。その結果、ポメラニアンは徐々に留守番に慣れ、壁を引っ掻く回数も減っていきました。

並行して、Aさんは、壁に保護シートを貼り、被害の拡大を防ぎました。

数ヶ月後、ポメラニアンはほとんど壁を引っ掻かなくなり、Aさんは、愛犬との快適な暮らしを取り戻すことができました。

まとめ:愛犬との幸せな暮らしのために

愛犬が壁を引っ掻くという問題は、根気強く対策を講じることで必ず解決できます。

まずは、愛犬が壁を引っ掻く原因を特定し、それに対する対策を講じましょう。

そして、賃貸でもできる壁の保護対策を行い、被害の拡大を防ぎましょう。

愛犬との幸せな暮らしのために、諦めずに取り組んでみてください。

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