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賃貸アパートで犬は飼えない?契約書の条文を徹底解説!

#賃貸契約
 

賃貸アパートの契約書に「犬、猫等の動物(第11条第5号に掲げる動物除く。)を飼育するとき」という条文があり、犬を飼って良いのかどうか悩んでいませんか?今回は、この条文を詳しく解説し、愛犬との賃貸生活を実現するためのヒントをお届けします。

賃貸アパートに住んでいます。契約書に

(承諾事項)
第10条

観賞用の小鳥、魚類であって明らかに近隣に迷惑をかける恐れのない動物以外の犬、猫等の動物(第11条第5号に掲げる動物除く。)を飼育するとき。

(禁止事項)
第11条
猛獣、毒蛇等の明らかに近隣に迷惑をかける動物を飼育すること。

と書いてあったんですが
犬は飼ったらダメってことですか?

契約書の条文を読み解くのは難しいですよね。特にペットに関する条項は、解釈が分かれることもあります。しかし、諦める前に、条文を一つ一つ丁寧に見ていきましょう。

条文の解釈:犬は本当に飼えないのか?

まず、契約書の条文を整理してみましょう。
第10条(承諾事項): 「観賞用の小鳥、魚類であって明らかに近隣に迷惑をかける恐れのない動物以外の犬、猫等の動物(第11条第5号に掲げる動物除く。)を飼育するとき」とあります。
第11条(禁止事項): 「猛獣、毒蛇等の明らかに近隣に迷惑をかける動物を飼育すること」とあります。

この条文を解釈する上で重要なポイントは、以下の3点です。

1. 第10条の「承諾事項」: この条項は、犬や猫などの動物を飼育する際には、大家さんや管理会社の承諾が必要であることを意味しています。つまり、無断で飼育することは禁止されていますが、承諾を得れば飼育できる可能性があるということです。
2. 「明らかに近隣に迷惑をかける恐れのない動物」: この部分が、犬を飼育できるかどうかの判断基準となります。小型犬やしつけが行き届いている犬であれば、近隣に迷惑をかける可能性は低いと判断される場合があります。
3. 第11条の「禁止事項」: この条項は、明らかに危険な動物や迷惑をかける可能性の高い動物の飼育を禁止しています。犬種によっては、この条項に該当する可能性もあります。

大家さんや管理会社への確認:交渉の余地を探る

条文を読んだだけでは、犬を飼えるかどうか判断できません。そこで、まずは大家さんや管理会社に直接確認してみましょう。
犬種やサイズを伝える: 飼いたい犬種やサイズ、性格などを具体的に伝えましょう。小型犬であれば、許可される可能性が高まります。
飼育方法を説明する: しつけや衛生管理を徹底すること、近隣住民への配慮を約束することなどを伝え、迷惑をかける可能性が低いことをアピールしましょう。
ペット可物件への引越しも検討する: 交渉が難航する場合は、ペット可物件への引越しも視野に入れると良いでしょう。

ケーススタディ:交渉成功の秘訣

実際に、契約書にペット禁止の条項があるにも関わらず、交渉によって犬との生活を実現したAさんの事例をご紹介します。

Aさんは、小型犬のトイプードルを飼いたいと考えていました。しかし、賃貸アパートの契約書には「ペット禁止」の条項がありました。そこで、Aさんは諦めずに、大家さんに直接交渉することにしました。

Aさんは、まず大家さんに手紙を書き、犬を飼いたい理由や犬種、飼育方法などを丁寧に説明しました。また、犬の写真を同封し、可愛らしさをアピールしました。

次に、Aさんは大家さんと直接会って話をしました。Aさんは、犬のしつけ教室に通っていることや、毎日散歩に連れて行くこと、定期的にトリミングに行くことなどを説明し、犬が清潔で、近隣に迷惑をかける可能性が低いことを強調しました。

さらに、Aさんは、犬が吠えることが少ない犬種であることや、万が一、近隣住民から苦情が出た場合は、すぐに改善することを約束しました。

その結果、大家さんはAさんの熱意に心を動かされ、犬の飼育を許可してくれました。ただし、Aさんは、犬が近隣住民に迷惑をかけないように、これまで以上に注意して飼育することを誓いました。

Aさんの事例からわかるように、諦めずに交渉することで、ペット禁止の物件でも犬との生活を実現できる可能性があります。

犬との賃貸生活:トラブルを避けるための注意点

無事に犬との賃貸生活をスタートできたとしても、油断は禁物です。近隣住民とのトラブルを避けるために、以下の点に注意しましょう。
無駄吠え対策: 犬の無駄吠えは、近隣住民にとって大きな迷惑となります。しつけ教室に通ったり、専門家のアドバイスを受けたりして、無駄吠えを改善しましょう。
排泄物の処理: 散歩中の排泄物は、必ず持ち帰りましょう。放置すると、悪臭や衛生問題の原因となり、近隣住民とのトラブルにつながります。
共用部分の清潔: エントランスや廊下などの共用部分は、常に清潔に保ちましょう。犬の毛が落ちていたり、汚れていたりすると、不快に感じる人もいます。
騒音対策: 犬が走り回る音や、ドアを叩く音などは、階下や隣の部屋に響くことがあります。防音マットを敷いたり、犬の行動範囲を制限したりして、騒音対策を行いましょう。
コミュニケーション: 近隣住民と積極的にコミュニケーションを取り、良好な関係を築きましょう。犬好きの人もいれば、苦手な人もいます。相手の気持ちを理解し、配慮することが大切です。

専門家からのアドバイス:弁護士Kさんの見解

「賃貸契約におけるペットの飼育については、契約書の内容が最も重要です。しかし、契約書に『ペット禁止』と明記されていても、交渉の余地はあります。特に、小型犬や猫など、近隣に迷惑をかける可能性が低いペットの場合は、大家さんや管理会社に相談してみる価値があります。

ただし、交渉する際には、ペットの種類やサイズ、飼育方法などを具体的に説明し、迷惑をかける可能性が低いことをアピールする必要があります。また、万が一、トラブルが発生した場合には、誠意をもって対応することを約束することも重要です。

もし、交渉がうまくいかない場合は、弁護士や不動産会社などの専門家に相談してみるのも良いでしょう。専門家は、法律や不動産の知識に基づいて、適切なアドバイスをしてくれます。」(弁護士K)

まとめ:諦めずに、愛犬との快適な賃貸生活を目指そう!

賃貸アパートの契約書に「犬、猫等の動物(第11条第5号に掲げる動物除く。)を飼育するとき」という条文があっても、諦める必要はありません。大家さんや管理会社に交渉したり、ペット可物件への引越しを検討したりすることで、愛犬との快適な賃貸生活を実現できる可能性があります。

この記事が、愛犬との賃貸生活を諦めかけていたあなたの希望となれば幸いです。

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