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賃貸の無駄吠え問題、我慢の限界?弁護士が教える解決策と引っ越しの選択肢

#ペットトラブル
 
引っ越して4年近くになる賃貸マンション(ペットOK)で、隣人の犬の無駄吠えに悩まされています。他の住人は犬の散歩をしているため静かですが、隣人は共働きで散歩に連れて行かず、留守中に犬が頻繁に無駄吠えをします。以前、ベランダでの無駄吠えを大家に相談したところ改善されましたが、留守中の無駄吠えは改善されません。1年前に張り紙で注意した際、隣人との間でトラブルになり、「他の住人は文句を言わない」「不動産は我慢するしかない」と言われました。週に一度は必ず無駄吠えがうるさく、ストレス性の胃腸炎になったこともあります。このような状況で、こちらが引っ越すしかないのでしょうか?また、保証金や敷金などの返還を求めても無理なのでしょうか?自分の負担を減らして引っ越しできる方法があれば教えてください。

結論:泣き寝入りはNG!解決策はあります

結論から言うと、無駄吠え問題は放置せず、段階的に解決を試みることが重要です。引っ越しも選択肢の一つですが、その前にできることはたくさんあります。ここでは、具体的な解決策と、引っ越しを検討する場合の注意点について解説します。

ケーススタディ:無駄吠え問題、こうして解決した!

都内在住のAさん(30代女性)は、愛犬のチワワと暮らすマンションで、隣室の飼い犬の無駄吠えに悩んでいました。昼夜問わず吠え続ける犬の声に、Aさんは精神的に疲弊し、体調を崩すこともありました。

Aさんはまず、管理会社に相談しました。しかし、管理会社は「ペット可の物件なので、ある程度の鳴き声は仕方ない」という態度でした。そこでAさんは、弁護士に相談することにしました。

弁護士は、Aさんの状況を詳しく聞き取り、以下の3つのステップで解決を目指すことを提案しました。

1. 内容証明郵便の送付:弁護士名で、隣人に対し、無駄吠えの停止を求める内容証明郵便を送付。
2. 調停の申し立て:内容証明郵便を送っても改善が見られない場合、裁判所に調停を申し立てる。
3. 訴訟の提起:調停でも解決しない場合、損害賠償請求訴訟を提起する。

Aさんは、弁護士の助けを借りながら、これらのステップを着実に実行していきました。すると、内容証明郵便を送付した段階で、隣人の態度が軟化したのです。隣人は、犬の訓練士に依頼し、無駄吠えの矯正を始めたのです。

数か月後、Aさんのマンションから、犬の鳴き声が聞こえることはなくなりました。Aさんは、「弁護士に相談して本当に良かった。一人で悩まず、専門家の力を借りることが大切だと実感しました」と語っています。

無駄吠え問題、解決への道筋

Aさんのケースのように、無駄吠え問題は、適切な対応をすれば解決できる可能性があります。ここでは、具体的な解決策をステップごとに解説します。

ステップ1:冷静な状況把握と証拠収集

まずは、無駄吠えの状況を冷静に把握しましょう。
時間帯:いつの時間帯に無駄吠えが多いのか
頻度:どのくらいの頻度で無駄吠えが発生するのか
時間:一回の無駄吠えはどのくらいの時間続くのか
原因:無駄吠えの原因に心当たりはあるか(インターホンの音、特定の人物の出入りなど)

これらの情報を記録しておくと、後々の交渉や法的手続きの際に役立ちます。可能であれば、動画や音声で記録を残しておくと、より効果的です。ただし、無断で録音・録画する場合は、プライバシー侵害に当たらないよう注意が必要です。

ステップ2:まずは穏便に、直接交渉を試みる

証拠が集まったら、まずは隣人と直接話し合ってみましょう。ただし、感情的にならず、冷静に状況を説明することが大切です。
時間帯を選ぶ:相手が落ち着いて話せる時間帯を選びましょう。
丁寧な言葉遣い:相手を非難するような言葉遣いは避けましょう。
具体的な状況を説明:無駄吠えによってどのような影響を受けているのか、具体的に伝えましょう。
解決策を提案:犬の訓練、防音対策など、具体的な解決策を提案してみましょう。

もし、直接交渉が難しい場合は、手紙やメールで伝えることもできます。その際は、内容証明郵便を利用すると、相手にプレッシャーを与えることができます。

ステップ3:管理会社や大家さんに相談

直接交渉がうまくいかない場合は、管理会社や大家さんに相談しましょう。管理会社や大家さんは、他の入居者の迷惑行為を防止する義務があります。
状況を詳しく説明:無駄吠えの状況、直接交渉の結果などを詳しく説明しましょう。
対応を求める:管理会社や大家さんに、隣人への注意、防音対策の実施などを求めましょう。
記録を残す:相談内容、対応結果などを記録しておきましょう。

管理会社や大家さんが対応してくれない場合は、内容証明郵便で改善を求めることもできます。

ステップ4:専門家への相談

管理会社や大家さんに相談しても解決しない場合は、弁護士や専門機関に相談しましょう。
弁護士:法的なアドバイス、内容証明郵便の作成、調停・訴訟の代理などを依頼できます。
消費者センター:消費者問題に関する相談に乗ってくれます。
国民生活センター:消費者問題に関する情報提供、相談などを行っています。
動物愛護センター: 犬の飼育に関する相談に乗ってくれます。

専門家に相談することで、法的手段を含めた解決策を見つけることができます。

引っ越しは最終手段?

無駄吠え問題の解決には、時間と労力がかかる場合があります。そのため、「引っ越してしまいたい」と考える方もいるかもしれません。しかし、引っ越しは費用もかかるため、慎重に検討する必要があります。

引っ越しを検討する際の注意点

費用:引っ越し費用、敷金・礼金、仲介手数料など、様々な費用がかかります。
物件探し:無駄吠え問題が起こりにくい物件を探す必要があります。
契約:契約内容をよく確認し、解約時の条件などを把握しておきましょう。

敷金・礼金の返還は可能?

無駄吠え問題が原因で引っ越しする場合、敷金・礼金の返還を求めることができる可能性があります。ただし、そのためには、無駄吠えによって精神的な苦痛を受けたことを証明する必要があります。
医師の診断書:無駄吠えが原因で体調を崩した場合、医師の診断書を取得しておきましょう。
証拠:無駄吠えの録音・録画、管理会社や大家さんとのやり取りの記録などを保管しておきましょう。

これらの証拠を基に、弁護士に相談することで、敷金・礼金の返還を求めることができる可能性があります。

まとめ:諦めずに、解決を目指しましょう

隣人の犬の無駄吠え問題は、放置すると精神的な負担が大きくなります。まずは、冷静に状況を把握し、証拠を集めましょう。そして、直接交渉、管理会社や大家さんへの相談、専門家への相談など、段階的に解決を試みることが大切です。

引っ越しは最終手段として、慎重に検討しましょう。無駄吠え問題に悩む全ての方が、一日も早く平穏な生活を取り戻せることを願っています。

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