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賃貸でも安心!うさぎの多頭飼いを成功させる秘訣:広めの新居で快適な共同生活を

#多頭飼い
 
うさぎの多頭飼いについて質問です。現在生後4ヶ月半のアメリカンファジー♂を飼育しています。とてもやんちゃで毎日蹴られ、かじられ掘られていますが、日増しに可愛さがつのる一方です。お世話にも慣れてきたので、もう一羽(ネザーランドドワーフの♀が希望)飼いたいと思っていますが、テリトリーの問題やケージの置き場所、遊ばせ方などが心配です。多頭飼いをされている方はどのようにされていますか?多頭飼いになったきっかけや難しさなども参考にさせて頂きたいです。現状は賃貸ですが、引越しをするので多少広めの家になります。アメファジは56cm程のケージを使用中ですが、引越し後犬用のケージに移す予定です。他の仔が使っていたケージを新しい仔に使用しても大丈夫なのかも心配です。ネザーを迎えた場合の体格差のリスクは承知していますが、子どもを生ませるつもりはありません。ケージを同じ部屋に置いて(顔が見えない様にする)、外に出る時は一羽ずつ、ケージに残る方には遊ぶ所を見せない様布を掛けるなどをして遊び場を共通する事は可能でしょうか?

はじめに:うさぎの多頭飼い、夢を叶えるためのステップ

うさぎとの生活は、私たちに癒しと喜びを与えてくれます。一羽のうさぎとの生活に慣れてくると、「もう一羽いたら、もっと楽しいだろうな」と思うのは自然なことです。しかし、うさぎの多頭飼いは、犬や猫と比べて少し注意が必要です。特に、うさぎはテリトリー意識が強く、相性が合わないとうまくいかないこともあります。

この記事では、賃貸物件でもうさぎの多頭飼いを成功させるための具体的な方法を、ケーススタディ形式でご紹介します。広めの新居への引越しを機に、うさぎの多頭飼いを検討されているあなたにとって、きっと役立つ情報が見つかるはずです。

ケーススタディ:Mさんの場合

Mさんは、現在アメリカンファジーのオス(以下、Aとします)を飼育しており、近々ネザーランドドワーフのメス(以下、Nとします)を迎えたいと考えています。引越しを機に犬用のケージを用意し、広めの空間で多頭飼いをスタートさせようとしていますが、テリトリーの問題や遊び場、ケージの共有などに不安を感じています。

Mさんのようなケースは、決して珍しくありません。うさぎの多頭飼いを成功させるためには、事前の準備と正しい知識が不可欠です。

ステップ1:新居の環境を整える

まず、引越し先の新居の環境を整えましょう。うさぎにとって快適な環境とは、以下の条件を満たす場所です。
十分な広さ:うさぎが自由に動き回れるスペースが必要です。犬用のケージは広くて良いですが、中にうさぎ用のトイレや隠れ家などを設置すると、さらに快適になります。
静かな環境:うさぎは神経質な動物なので、騒音の少ない静かな場所が適しています。
温度管理:うさぎは暑さに弱いので、夏場はエアコンなどで室温を適切に管理する必要があります。
安全な環境:電気コードや観葉植物など、うさぎが口にすると危険なものは、手の届かない場所に移動させましょう。

賃貸物件の場合、ペット可の物件であっても、床や壁の保護は必須です。うさぎはケージをかじったり、壁を掘ったりすることがあるので、保護シートやペット用フェンスなどを活用しましょう。

ステップ2:ケージの準備と配置

Mさんは、引越し後にAを犬用のケージに移す予定ですが、Nのために新しいケージを用意することをおすすめします。なぜなら、うさぎは自分の匂いがついた場所をテリトリーと認識するため、他のうさぎが使っていたケージを共有すると、ストレスを感じてしまう可能性があるからです。

もし、どうしてもケージを共有したい場合は、徹底的に清掃し、匂いを消す必要があります。しかし、それでもAがNの匂いを感知し、攻撃的になる可能性は否定できません。

ケージの配置場所も重要です。最初は、お互いのケージを離して設置し、徐々に近づけていくと良いでしょう。ケージ越しにお互いの存在に慣れさせることで、対面時のストレスを軽減することができます。

ステップ3:遊び場の共有について

Mさんは、遊び場を共有することを検討していますが、これは慎重に行う必要があります。うさぎはテリトリー意識が強いので、遊び場を共有すると、ケンカになる可能性があります。

最初は、AとNを別々の時間帯に遊ばせることをおすすめします。Aを遊ばせている間は、Nのケージに布をかけて、外の様子が見えないようにすると、Nのストレスを軽減することができます。

徐々に、お互いの存在に慣れてきたら、遊び場を共有する時間を少しずつ増やしていきましょう。ただし、必ず飼い主が見守り、ケンカが始まったらすぐに仲裁に入ることが大切です。

ステップ4:相性を見極める

うさぎの多頭飼いで最も重要なのは、相性です。相性が悪いと、常にケンカが絶えず、どちらかのうさぎがストレスで体調を崩してしまうこともあります。

相性を見極めるためには、以下の点に注意しましょう。
お互いの匂いを嗅ぎ合う:ケージ越しにお互いの匂いを嗅ぎ合わせ、相手に興味を示すかどうかを確認します。
並んで座るかどうか:ケージから出して、お互いを近づけてみます。並んで座ったり、毛づくろいをし合ったりする場合は、相性が良い可能性があります。
攻撃的な行動がないか:相手を追いかけたり、噛みついたりする場合は、相性が悪い可能性があります。

相性が悪い場合は、無理に多頭飼いを続けるのではなく、別々のケージで飼育するか、どちらかのうさぎを手放すことも検討する必要があります。

専門家からのアドバイス

うさぎの多頭飼いは、犬や猫と比べて難易度が高いと言われています。しかし、正しい知識と準備があれば、必ず成功させることができます。

うさぎ専門の獣医であるDr. Kは、「うさぎの多頭飼いを成功させるためには、飼い主の愛情と根気が必要です。うさぎはそれぞれ性格が異なるので、一匹一匹の個性を尊重し、適切なケアを行うことが大切です」と語ります。

また、うさぎの多頭飼いを長年行っているベテラン飼い主のLさんは、「うさぎ同士の相性を見極めるためには、時間をかけることが重要です。焦らずに、ゆっくりと関係を築いていくことで、うさぎたちはきっと仲良くなってくれます」とアドバイスしています。

成功事例:Oさんの場合

Oさんは、以前からホーランドロップのオス(以下、Hとします)を飼育していましたが、Hが寂しそうにしているのを見て、ミニウサギのメス(以下、Mとします)を迎え入れることにしました。

Oさんは、HとMの相性を慎重に見極めるために、数週間かけてお見合いをさせました。最初は、お互いのケージを離して設置し、徐々に近づけていきました。そして、毎日少しずつ時間をかけて、HとMを同じ空間で遊ばせるようにしました。

最初は、HがMを追いかけたり、噛みついたりすることもありましたが、Oさんは根気強く仲裁に入り、HとMの関係を修復していきました。

数ヶ月後、HとMはすっかり仲良くなり、いつも寄り添って寝たり、毛づくろいをし合ったりするようになりました。Oさんは、「HとMが仲良くしている姿を見ると、本当に幸せな気持ちになります。多頭飼いは大変なこともありますが、それ以上の喜びを与えてくれます」と語っています。

Mさんへの具体的なアドバイス

Mさんの場合、広めの新居への引越しを機に多頭飼いを始めるというのは、非常に良いタイミングです。新しい環境で、AとNの関係をゆっくりと築いていくことができるでしょう。

以下の点に注意して、多頭飼いをスタートさせてください。

1. Nのために新しいケージを用意し、Aのケージとは離して設置する。
2. 最初は、AとNを別々の時間帯に遊ばせ、徐々にお互いの存在に慣れさせる。
3. 遊び場を共有する場合は、必ず飼い主が見守り、ケンカが始まったらすぐに仲裁に入る。
4. AとNの相性を慎重に見極め、相性が悪い場合は、無理に多頭飼いを続けない。
5. うさぎ専門の獣医に相談し、適切なアドバイスを受ける。

これらのステップを踏むことで、Mさんはきっとうさぎとの幸せな多頭飼い生活を送ることができるでしょう。

まとめ:うさぎとの多頭飼いは、愛情と工夫で実現可能

うさぎの多頭飼いは、決して簡単なことではありません。しかし、愛情と工夫があれば、必ず成功させることができます。

この記事で紹介したケーススタディや専門家のアドバイスを参考に、あなたもぜひ、うさぎとの幸せな多頭飼い生活を実現してください。

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