ご両親の状況、そしてお母様の精神状態を心配されていること、よく分かります。65歳という年齢、そして愛犬を失った5年前からの変化…様々な要因が複雑に絡み合っているように感じます。ご家族皆さんの幸せを願う気持ち、しっかりと伝わってきました。
まず、お母様の「人を気が狂った人みたいな扱いをするな!」という発言は、ご自身が抱えている不安や恐怖の表れだと捉えることが大切です。ご本人もご自身の状態に苦しんでおり、その苦しみをうまく表現できないのかもしれません。 「いじめ」という言葉を使ったのも、ご自身の無力感や孤立感を訴えている可能性があります。
お母様の情緒不安定さは、うつ病の可能性ももちろん考えられますが、愛犬の死やご夫婦間の問題、長年抱えてきたストレスなどが複雑に絡み合って引き起こされている可能性も高いです。 まずは、お母様の状態を客観的に把握することが重要です。 具体的な行動や言動を記録し、医師に相談する際に役立てましょう。例えば、「いつ頃、どのような状況で、どのような行動や発言があったか」などをメモしておくことがおすすめです。
お母様はご自身の意見をなかなか言わないとのことですが、それはご自身が混乱し、何を望んでいるのか分からなくなっている可能性があります。無理強いせず、まずはお母様の気持ちに寄り添うことが大切です。穏やかなトーンで、日々の様子を尋ねたり、一緒に過ごしたりすることで、少しずつ心を開いてくれるかもしれません。
お父様の女性関係については、ご家族皆さんが傷ついていることは間違いありません。しかし、お父様もまた、会社でのストレスや、ご自身の家庭環境からくる複雑な感情を抱えている可能性があります。ご自身の苦しみを家族に打ち明けられない、というお父様の心情にも目を向けてみましょう。
お父様が「離婚してもいい」とおっしゃっているのは、現状の苦しさから逃れたいという気持ちの表れかもしれません。しかし、それは同時に、ご家族への愛情が薄れているという意味ではありません。長年の結婚生活、そしてお母様の精神状態、これらの問題に疲弊している可能性が高いです。
まず、お母様と、できればお父様にも、精神科医やカウンセラーへの相談を勧めてみましょう。無理強いするのではなく、「一緒に話を聞いてくれる人がいると心強いかもしれないよ」と優しく伝え、専門家のサポートを受けることのメリットを説明することが重要です。
専門家であれば、お母様の状態を正確に診断し、適切な治療法やサポートを提供してくれます。また、ご家族へのカウンセリングを通して、コミュニケーションの改善や問題解決のための具体的な方法を学ぶこともできます。
ご家族間のコミュニケーションは、現状では非常に難しい状況にあると思われます。しかし、改善への努力は必ず実を結びます。定期的に家族会議を開き、それぞれの気持ちを共有する時間を設けてみましょう。話す順番を決める、発言時間制限を設けるなど、ルールを決めておくことも有効です。
また、お互いの意見を尊重し、批判や非難を避けるよう心がけましょう。難しいことですが、まずは「話を聞く」ことから始めましょう。お互いの気持ちを理解し、共感することで、少しずつ信頼関係を築き直すことができるはずです。
離婚という選択肢も、現実的な可能性として考慮する必要があります。しかし、それは最後の手段として、他の方法を試した上で検討しましょう。離婚によって、お母様の精神状態が改善するとは限りません。むしろ、状況が悪化する可能性もあります。
離婚を選択するにしても、弁護士などの専門家のサポートを受けることを強くお勧めします。財産分与や養育費など、様々な問題をスムーズに解決するために、専門家の知恵と経験が必要となるでしょう。
ご家族の状況は複雑で、解決策を見つけるのは容易ではありません。しかし、ご家族皆さんが互いに理解し、協力することで、必ず前向きな未来を築き上げることができると信じています。
まずは、専門家のサポートを受けながら、お母様の状態を改善することに注力しましょう。そして、ご家族で話し合い、それぞれの気持ちを理解し、互いに支え合うことで、より良い関係を築いていけるはずです。困難な状況ではありますが、諦めずに一歩ずつ進んでいきましょう。
この状況を乗り越えるためのヒントとして、以下のような書籍やウェブサイトも参考になるかもしれません。専門家の意見を参考に、ご家族にとって最適な方法を見つけてください。