犬との暮らし、特に老犬との生活は、愛情と根気が必要ですよね。今回は、長年ベランダでトイレをしていたチワワちゃんが、室内トイレを覚えたものの、ご褒美(エサ)をいつまで続けるべきか、というお悩みです。
結論から言うと、徐々にご褒美を減らし、最終的には言葉での褒め言葉や撫でるなどの愛情表現に移行していくのが理想的です。
1. 依存性の軽減: 常にエサを与えることで、犬がご褒美なしではトイレをしなくなる可能性があります。
2. 健康面への配慮: 特に老犬の場合、過剰なエサは肥満や消化不良の原因になることがあります。
3. 飼い主の負担軽減: 毎回エサを用意するのは、飼い主にとっても大きな負担になります。
1. ご褒美の頻度を減らす:
最初は、排泄の成功回数のうち、2回に1回、3回に1回と、徐々にエサを与える頻度を減らしていきます。
この際、必ず「良い子だね」「えらいね」など、言葉で褒めてあげましょう。
2. ご褒美の種類を変える:
エサの代わりに、犬が喜ぶおやつや、小さく切った野菜(犬が食べられるものに限る)などを与えてみましょう。
おもちゃで遊んであげるのも、良いご褒美になります。
3. ご褒美を愛情表現に置き換える:
最終的には、エサやおやつなどの物質的なご褒美をなくし、撫でたり、抱きしめたり、優しい言葉をかけたりするなどの愛情表現に置き換えていきましょう。
犬は飼い主の愛情を一番求めているので、愛情表現だけでも十分に効果があります。
夜中に「なでなでしろ!エサよこせ!」と吠える場合は、以下の対策を試してみてください。
1. 無視する:
吠えても要求に応じないことを犬に理解させます。
ただし、体調不良や緊急事態の可能性も考慮し、注意深く観察しましょう。
2. 昼間の運動量を増やす:
昼間に十分な運動をさせることで、夜はぐっすり眠ってくれる可能性が高まります。
散歩の時間を長くしたり、室内で遊んであげたりするのも効果的です。
3. 就寝前のリラックスタイム:
就寝前に、マッサージをしたり、静かな音楽を聴かせたりして、リラックスさせてあげましょう。
犬用のリラックスアロマなどを使用するのもおすすめです。
4. 獣医さんに相談する:
要求吠えが続く場合は、獣医さんに相談してみましょう。
病気や認知症などが原因で吠えている可能性も考えられます。
Mさん(40代・女性)は、13歳のチワワ(メス)と賃貸マンションで暮らしています。Mさんの愛犬も、以前は室内トイレの後に必ずエサを要求していました。しかし、Mさんは獣医さんのアドバイスを受け、上記の方法で徐々にご褒美を減らしていきました。
最初は、エサの代わりに小さなおやつを与え、次におやつを撫でるだけに変え、最終的には「良い子だね」と褒めるだけでトイレをするようになったそうです。
Mさんは、「根気強く続けることが大切。犬は賢いので、必ず理解してくれます」と話しています。
犬の行動学専門家であるA先生は、次のように述べています。
「犬のしつけは、犬との信頼関係を築く上で非常に重要です。ご褒美は、犬に『この行動は良いことだ』と教えるための有効な手段ですが、依存させないように注意する必要があります。愛情表現は、犬にとって何よりも嬉しいご褒美です。根気強く、愛情を持って接することで、犬との絆はより深まるでしょう。」
老犬チワワのトイレしつけは、根気と愛情があれば必ず成功します。焦らず、犬のペースに合わせて、徐々にご褒美を減らしていきましょう。そして、言葉や態度で愛情を伝えることを忘れずに。
今回のポイント
犬との生活は、喜びと癒しを与えてくれます。今回の記事が、あなたと愛犬のより快適な暮らしのお役に立てれば幸いです。