愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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老犬との最期の時間を大切に~甘やかすこと、我慢すること、そして愛すること~

#犬の看取り #老犬介護 #高齢犬
 
犬を飼っています。17歳の中型犬の女の子で、最近は足腰が弱り、目が見えなくなり、自力では立てません。大きな腫瘍があり、手術もできません。苦しそうにしている姿を見て、毎日悩んでいます。今、存分に甘やかしてあげるのがいいのか、犬のためと思い我慢するべきなのか、どうすればいいのか教えてください。

17歳、それは犬にとって人間の年齢でいうと80歳を超える高齢です。長い間、あなたとご家族の温かい愛情を受けて、人生(犬生)を謳歌してきた愛犬。今、最愛の家族が苦しんでいる姿を見るのは、飼い主として辛いものですよね。甘やかすこと、我慢すること、どちらも愛犬への愛情の裏返しです。どちらが良いかではなく、どうすれば愛犬が少しでも穏やかに、そして幸せに過ごせるか、一緒に考えていきましょう。

老犬の生活を支えるために

食事と水分補給

食欲があるのは本当に素晴らしいことです!しかし、太りすぎると足腰への負担が増えるため、獣医師の指示に従って、適切な量と栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。高齢犬用のフードなども選択肢としてあります。水分補給も大切ですが、溺れる危険性があるため、少量ずつ、優しく与えてあげることが重要です。スポイトを使うのも良いかもしれません。食事は愛犬にとって唯一の楽しみの一つ。少しでも美味しく、食べやすく工夫してあげましょう。例えば、温めてあげたり、おやつを少し混ぜてみたり。

排泄のサポート

自力でトイレに行けない場合は、定期的にトイレに連れて行ってあげたり、オムツを使用するなど、排泄のサポートが必要です。夜間の排泄も大変でしょうが、愛犬が快適に過ごせるように工夫することが大切です。もし、夜間の排泄で睡眠不足が続いているようでしたら、ご家族で役割分担をするなど、負担を軽減する工夫をしましょう。 愛犬の負担を軽減し、ご家族の負担も減らす工夫をしましょう。

快適な寝床

寝返りが打てない、起き上がれないといった状況では、柔らかく、体圧分散効果のある寝床を用意してあげましょう。低反発マットレスや、犬用のベッドなど、様々な選択肢があります。また、床ずれを防ぐためにも、定期的に寝床を清潔に保つことが重要です。愛犬がリラックスして眠れる環境を整えてあげましょう。

獣医との連携

獣医師との連携は非常に重要です。定期的に診察を受け、愛犬の状況を伝え、痛みや苦痛を和らげるための適切な処置について相談しましょう。麻酔のリスクがある場合でも、痛み止めなど、愛犬の苦痛を軽減する薬剤があるかもしれません。獣医師に相談し、愛犬にとって最善の方法を探りましょう。

甘やかすことと我慢することのバランス

ご質問にある「甘やかす」と「我慢させる」は、実は表裏一体です。「甘やかす」とは、愛犬の気持ちに寄り添い、できる限りのことをしてあげること。それは、抱っこしてあげること、一緒にゆっくりと時間を過ごすこと、そして、美味しいご飯をあげることも含まれます。一方、「我慢させる」とは、愛犬の自立を促すこと、そして、無理強いをしないことです。これは、愛犬の尊厳と意思を尊重することでもあります。高齢犬は、若い犬とは異なり、体力や気力が低下しています。無理強いは、かえってストレスを与えてしまう可能性があります。

大切なのは、愛犬の状況を常に観察し、その時の状態に合わせて対応することです。例えば、自力で立てる時もあるなら、少しだけ自分で立つよう促すことも良いでしょう。しかし、全く立てない状態であれば、無理強いせず、抱っこしてあげることが大切です。愛犬の意思を尊重し、寄り添うことが重要です。

最期の時間を大切に

17歳という年齢は、犬の一生を考えると、確かに最期の時が近づいているかもしれません。しかし、それは悲しむべきことだけではありません。今まで一緒に過ごした時間、そして、今の時間を大切にしましょう。愛犬との時間を大切に過ごすことは、あなた自身にとっても、大きな心の支えとなるはずです。愛犬とゆっくりと時間を過ごし、触れ合い、語りかけましょう。愛犬の温もりを感じ、その存在に感謝する時間を持つことが、今のあなたと愛犬にとって、最も大切なことでしょう。

父上が夜中何度も起こされて寝不足になっているとのこと、ご心配ですね。ご家族で協力し、負担を分け合う体制を作ることも大切です。例えば、交代で愛犬の世話をしたり、父上には十分な睡眠をとる時間を確保したりするなど、工夫してみましょう。 ご家族みんなで協力し、愛犬と過ごす時間を大切にしましょう。 愛犬への愛情は、ご家族を一つに結びつける力になります。

愛犬は、あなたとご家族の愛情を全身で感じ取っているはずです。今、できる限りのことをしてあげること、そして、その時間を大切に過ごすこと。それが、愛犬への最高の贈り物となるでしょう。 後悔しないように、今できることを精一杯してあげましょう。 それは、あなた自身の心の安らぎにも繋がります。

まとめ:愛犬との時間を大切に

老犬との生活は、喜びと悲しみ、そして様々な葛藤が伴います。しかし、愛犬との時間を大切に過ごすことは、かけがえのない経験となります。獣医師のアドバイスを参考に、愛犬の状況に合わせて、食事、排泄、睡眠など、生活のサポートを適切に行いましょう。そして、愛犬の意思を尊重し、寄り添うことを忘れずに、最期の時間を大切に過ごしてください。

この経験は、あなたの人生において、大きな学びとなるでしょう。そして、愛犬との思い出は、いつまでもあなたの心に温かく残り続けるはずです。

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