マイホーム、念願の完成おめでとうございます!しかし、せっかくの新生活が、義祖父様の突然の訪問で憂鬱になっているとのこと、心中お察しいたします。特に産後間もない時期で、体力的にも精神的にも大変な時に、それは辛いですよね。
結論から言うと、毅然とした態度で、ご自身の気持ちを具体的に伝えることが重要です。今回は、義祖父様への対応と、ご主人や義母様への伝え方の2つの側面から、具体的な解決策を考えていきましょう。
今回は、A子さんのケースを参考に、具体的な対策を考えてみましょう。
A子さんは、共働きの夫婦と5歳の息子、そして愛犬のチワワと暮らす30代の女性です。A子さんの家にも、週末になると義母がアポなしで頻繁に訪れるという悩みがありました。
A子さんの義母は、手土産を持ってきてくれるものの、家事や育児に口出しが多く、A子さんはストレスを感じていました。特に、A子さんが大切にしている愛犬のチワワに対して、「犬は汚い」「子供に悪影響だ」などと否定的な発言を繰り返すため、A子さんのストレスは限界に達していました。
そこでA子さんは、ご主人と話し合い、義母に直接伝えることにしました。
まず、ご主人が義母に「A子が体調を崩していること」「アポなし訪問で負担になっていること」を伝えました。その上で、A子さん自身も義母に「いつも感謝していること」「しかし、今は自分のペースで家事や育児をしたいこと」「チワワは家族の一員であり、大切にしていること」を丁寧に伝えました。
最初は義母も不満そうでしたが、A子さんの真剣な気持ちが伝わり、徐々に理解してくれるようになりました。その後、義母からのアポなし訪問は減り、事前に連絡してくれるようになったそうです。
A子さんのケースから学べることは、自分の気持ちを正直に、かつ丁寧に伝えることが大切だということです。また、ご主人と協力して、義母に伝えることで、より効果的に伝えることができます。
まず、義祖父様への対応について、具体的な対策を検討しましょう。
インターホンでの対応
インターホンが鳴っても、すぐに出ないようにしましょう。
お子様のお昼寝中や授乳中など、対応できない理由がある場合は、インターホンに「ただ今対応できません」などのメモを貼っておくのも有効です。
訪問されても玄関を開けない
居留守を使うのは気が引けるかもしれませんが、ここは心を鬼にしましょう。
何度か訪問しても会えないとなれば、義祖父様も諦めてくれるかもしれません。
ご近所への根回し
ご近所の方に、義祖父様が訪問された際に「〇〇(ご主人)は仕事で不在です」などと伝えてもらうようお願いしておくのも有効です。
ただし、ご近所の方に迷惑がかからないように、事前に事情を説明し、理解を得ておくことが大切です。
どうしても訪問されてしまった場合の対応策を考えておきましょう。
短時間で切り上げる
お茶やお菓子を出すのは避け、用件を聞き終えたら「これから〇〇(予定)があるので」などと理由をつけて、早めに切り上げるようにしましょう。
長居をさせないためには、テレビを消したり、スマホを触ったりするなど、相手に「帰ってほしい」というサインを送るのも有効です。
お酒は絶対に提供しない
飲酒後の粗相を防ぐためにも、お酒は絶対に提供しないようにしましょう。
「今日は車なので」「体調が優れないので」など、理由をつけて断りましょう。
トイレの注意喚起
トイレを使用される場合は、事前に「座って使用してください」と丁寧に伝えましょう。
もし、言い出しにくい場合は、ご主人から伝えてもらうのも良いでしょう。
トイレに「座ってご使用ください」という張り紙を貼っておくのも効果的です。
熱中症対策
夏場の訪問時は、熱中症対策として、冷たいお茶やタオルを提供するなど、体調に気を配りましょう。
ただし、過剰なサービスは長居を招く可能性があるため、注意が必要です。
きっぱりと帰宅を促す
どうしても帰ってくれない場合は、「今日は体調が優れないので、そろそろお帰りいただけませんか?」など、はっきりと伝えましょう。
罪悪感を感じる必要はありません。ご自身の体調と、家族の生活を守ることが最優先です。
92歳というご高齢で、自転車で40分かけて来られるとなると、熱中症や事故の心配もあります。
訪問を控える理由を明確に伝える
「お身体の心配をしていること」「無理をしてほしくないこと」を伝えつつ、「小さなお子さんがいるため、対応が難しいこと」「新築なので、綺麗に保ちたい気持ちがあること」などを丁寧に伝えましょう。
手紙や電話で伝えるのも有効です。
代替案を提案する
「月に一度、こちらから息子さん(ご主人)を連れて会いに行く」「ビデオ通話をする」など、代替案を提案することで、義祖父様の寂しさを紛らわせることができるかもしれません。
ただし、無理のない範囲で提案することが大切です。
次に、ご主人と義母様への伝え方について考えてみましょう。
「もう限界!」「本当に嫌!」など感情的に訴えるのではなく、具体的な困りごとを伝えましょう。
具体的な困りごと
睡眠不足で体調が優れない
家事や育児に手が回らない
新築の家を汚されるのが嫌だ
義祖父様の体調が心配だ
伝える際のポイント
「いつも感謝している」という気持ちを伝える
「困っていること」「つらいこと」を具体的に伝える
「どうしてほしいのか」を明確に伝える
ご主人や義母様の気持ちも理解しようと努める
ご主人から義母へ、あなたの気持ちを代弁してもらうのも有効です。
ご主人から伝えるメリット
義母があなたの言葉よりも、ご主人の言葉を信じやすい可能性がある
ご主人が間に入ることで、感情的な対立を避けられる可能性がある
伝える際のポイント
事前にご主人と話し合い、共通認識を持つ
ご主人から義母へ、あなたの気持ちを丁寧に伝える
義母の気持ちも理解しようと努める
友人や専門家など、第三者の意見を参考にすることで、客観的な視点を得ることができます。
第三者の意見を参考にするメリット
自分たちの考え方の偏りに気づける可能性がある
新たな解決策が見つかる可能性がある
参考にする際のポイント
信頼できる人に相談する
複数の意見を聞く
自分たちに合った解決策を見つける
上記の対策を講じても、状況が改善しない場合は、専門家の力を借りることも検討しましょう。
専門家への相談
カウンセラーやセラピストに相談し、ストレスを軽減する方法を学ぶ
弁護士に相談し、法的なアドバイスを受ける
一時的な避難
実家やホテルなどに一時的に避難し、心身を休める
ご主人に家事や育児を代わってもらい、自分の時間を作る
今回の記事では、義祖父様のアポなし訪問という深刻な問題について、具体的な解決策を提案しました。
最も重要なことは、ご自身の気持ちを大切にすることです。我慢し続けることは、心身の健康を害するだけでなく、家族関係にも悪影響を及ぼしかねません。
勇気を出して、ご主人や義母様に相談し、協力して解決策を見つけてください。そして、義祖父様にも、あなたの気持ちを丁寧に伝え、理解を求めてください。
今回の記事が、あなたが笑顔で新生活を送るための一助となれば幸いです。