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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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疥癬に感染したタヌキの治療と犬への影響:専門家がアドバイス

#犬の健康
 
sorasisimarusakisizumasiori様から、疥癬に感染したタヌキの治療についてご質問です。昨年お尋ねした子ダヌキが姿を見せなくなった後、まだらハゲのタヌキが現れ、ストロングハートチュアブルを投与。その後、仲間を連れてくるようになり、ハゲのタヌキ2匹にも投薬。現在は3匹とも太ってきましたが、健康なタヌキがかゆそうにしています。健康なタヌキにもストロングハートを与えるべきか、薬をもっと強いものにすべきか悩んでいます。また、写真のタヌキの体重についても知りたいとのことです。

疥癬とは?犬への感染リスクと症状

まず、疥癬(かいせん)について簡単にご説明しましょう。疥癬は、ヒゼンダニという小さなダニが皮膚に寄生することで起こる皮膚病です。強いかゆみを伴い、犬だけでなく、タヌキや人間にも感染します。犬の場合、激しいかゆみ、脱毛、皮膚の炎症などが主な症状です。

今回のケースでは、疥癬に感染したタヌキが庭に現れ、餌付けをしているとのこと。犬を飼っている方にとって、最も気になるのは愛犬への感染リスクではないでしょうか。

犬への感染経路と予防策

疥癬は、感染した動物との直接的な接触で感染します。タヌキが庭に頻繁に出入りする場合、犬がタヌキと直接接触したり、タヌキが使用した場所を犬が歩いたりすることで感染する可能性があります。

特に注意が必要なのは、以下の点です。
タヌキが庭に入ってこないように対策:可能であれば、庭に柵を設置したり、超音波を発する動物除けグッズなどを活用しましょう。
犬の散歩コースの変更:タヌキが出没する場所を避けて散歩するようにしましょう。
犬の定期的な健康チェック:獣医さんに定期的に診てもらい、皮膚の状態をチェックしてもらいましょう。
犬のシャンプー:定期的にシャンプーをして、皮膚を清潔に保ちましょう。
犬の免疫力アップ:バランスの取れた食事を与え、十分な睡眠時間を確保するなど、免疫力を高めるように心がけましょう。

専門家からのアドバイス:犬の疥癬予防とタヌキへの対応

今回のケースでは、すでに疥癬に感染したタヌキに薬を投与されていますが、犬への感染リスクを考えると、以下の点に注意が必要です。

1. 犬への予防投与

獣医さんに相談し、犬に疥癬の予防薬を投与してもらうことを検討しましょう。犬用の疥癬予防薬は、スポットオンタイプや内服薬など、様々な種類があります。愛犬の状態や生活環境に合わせて、最適なものを選びましょう。

2. タヌキへの投薬について

sorasisimarusakisizumasiori様は、タヌキにストロングハートチュアブルを投与されていますが、これは犬用の薬であり、タヌキへの効果や安全性は確立されていません。野生動物への安易な投薬は、生態系に影響を与える可能性もあります。

もしタヌキの疥癬を治療したいのであれば、専門機関(野生動物保護センターなど)に相談し、指示を仰ぐようにしましょう。

3. ドッグフードの餌付けについて

ドッグフードを与えることで、タヌキが人間に依存するようになる可能性があります。また、栄養過多による健康被害も懸念されます。野生動物への餌付けは、原則として控えるべきです。

4. 疥癬に感染したタヌキへの対応

疥癬に感染したタヌキは、体力が低下し、他の病気にもかかりやすくなっています。もし疥癬が重症化しているようであれば、専門機関に連絡し、保護してもらうことを検討しましょう。

ケーススタディ:疥癬から愛犬を守ったAさんの体験談

Aさんは、庭に頻繁にタヌキが出没する地域に住んでいます。ある日、愛犬のミニチュアダックスフンドが激しいかゆみを訴え、動物病院を受診したところ、疥癬と診断されました。

Aさんは、獣医さんの指示に従い、愛犬に疥癬の治療薬を投与するとともに、庭の消毒を行いました。また、タヌキが庭に入ってこないように、柵を設置し、超音波を発する動物除けグッズを設置しました。

その結果、愛犬の疥癬は完治し、その後は再発していません。Aさんは、「タヌキが庭に出没するようになってから、愛犬の健康状態に常に気を配るようになりました。早期発見・早期治療が大切だと実感しました」と語っています。

疥癬治療におけるイベルメクチンの使用について

質問にもあったイベルメクチンですが、疥癬の治療に用いられることがあります。ただし、イベルメクチンは、犬種によっては副作用が出やすい場合があります。特に、コリー犬やシェパード犬などの一部の犬種では、イベルメクチンに対する感受性が高く、神経症状などの重篤な副作用を引き起こす可能性があります。

そのため、イベルメクチンを使用する際は、必ず獣医さんの指示に従い、適切な量を投与するようにしましょう。

疥癬と間違えやすい皮膚病

犬の皮膚病は、疥癬以外にも様々な種類があります。アレルギー性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、ノミ・ダニによる皮膚炎など、症状が似ているものも多く、自己判断は禁物です。

愛犬の皮膚に異常が見られた場合は、必ず獣医さんに診てもらい、適切な診断と治療を受けてください。

まとめ:疥癬から愛犬を守るために

疥癬は、犬にとって非常につらい病気です。早期発見・早期治療はもちろんのこと、日頃から予防に努めることが大切です。

今回の記事が、sorasisimarusakisizumasiori様のお役に立てれば幸いです。

疥癬から愛犬を守るためのチェックリスト
[ ] タヌキが庭に入ってこないように対策している
[ ] 犬の散歩コースをタヌキが出没する場所を避けている
[ ] 犬の定期的な健康チェックを受けている
[ ] 犬を定期的にシャンプーしている
[ ] 犬にバランスの取れた食事を与え、十分な睡眠時間を確保している
[ ] 必要に応じて、犬に疥癬の予防薬を投与している

上記のチェックリストを参考に、愛犬の疥癬予防に努めましょう。

写真のタヌキの体重について

写真のタヌキの体重については、写真だけでは正確な判断ができません。しかし、sorasisimarusakisizumasiori様の情報から、以前よりも太ってきているとのことですので、健康状態は改善していると考えられます。

最後に

sorasisimarusakisizumasiori様のタヌキに対する優しい気持ちは素晴らしいですが、野生動物との適切な距離感を保つことも大切です。専門機関に相談しながら、タヌキと愛犬、そしてご自身にとって最善の方法を見つけてください。

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