夫の実家は中国地方の山奥で、バス停まで徒歩30分、駅はすごく遠いんです。90歳過ぎても老人ホームに入らない限りは運転が必須の場所です。なのに、少し山奥に住む従兄弟の家を「糞田舎」と言うんです。私たちの家も「糞田舎」なのかな?と聞いてみたところ、そうではないと驚かれました。新潟の豪雪のニュースを見て「田舎は大変だなぁ」と言ったら、また驚かれました。だって、夫の実家では冬になると40cm以上の積雪は当たり前で、車が横転するのも日常茶飯事なんです。田舎の人ほど、他の土地を「田舎」と言わないのでしょうか?
ご質問ありがとうございます! 確かに、ご自身の感覚と夫の実家の周りの方の感覚に違いを感じ、戸惑われる気持ち、よく分かります。「田舎」という言葉の捉え方は、人それぞれで大きく異なるものです。今回のケースでは、その違いが顕著に表れていると言えるでしょう。
「田舎」の定義は人それぞれ
まず大切なのは、「田舎」という単語自体が非常に曖昧であるということです。都会育ちの方にとっての「田舎」と、ずっと山間部で暮らしてきた方にとっての「田舎」は、全く異なる景色かもしれません。交通の便、生活圏の広さ、近隣との距離感、自然環境…様々な要素が絡み合って、個々の「田舎」像が形成されます。
夫の実家周辺の生活環境は、確かに都会とは大きく異なるでしょう。しかし、ご主人のご家族にとっては、それが当たり前の生活環境であり、故郷であり、愛着のある場所なのです。従兄弟の家を「糞田舎」と表現したとしても、それはご家族にとっての「田舎」とは異なる、さらに不便な場所であるという主観的な表現に過ぎません。
新潟の豪雪のニュースに驚かれたのも、同様の理由でしょう。ご家族にとっては、40cm以上の積雪は日常的なことであり、特別な「大変さ」ではないのです。むしろ、その環境に適応した生活を送っていると言えるのではないでしょうか。
犬との生活と田舎暮らしの相性
さて、犬と暮らす上で、田舎暮らしはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
田舎暮らしのメリット
- 広い敷地で犬が自由に走り回れる:庭付き一戸建てであれば、愛犬が自由に走り回れるスペースを確保できます。これは、都会ではなかなか難しいことです。
- 自然の中で散歩を楽しめる:豊かな自然に囲まれた環境は、犬にとっても飼い主にとっても最高の散歩コースとなります。新鮮な空気と美しい景色は、心身のリフレッシュに繋がります。
- 近隣との距離感が近い(場合もある):地域によっては、近隣住民との繋がりも深く、犬に関する情報交換や助け合いがしやすい環境かもしれません。
田舎暮らしのデメリット
- 交通の便が悪い:これはご質問にもある通り、大きなデメリットです。動物病院への通院や、緊急時の対応に時間がかかる可能性があります。
- ペット可物件が少ない可能性がある:都会に比べて、ペット可物件の数は少ない可能性があります。物件探しには時間と労力が必要となるでしょう。
- 獣医さんの確保:近くに信頼できる獣医さんがいない可能性もあります。事前にしっかりリサーチしておく必要があります。
- 冬場の積雪:豪雪地帯では、冬場の積雪による散歩の困難や、車の運転の危険性も考慮しなければなりません。
犬と暮らすための田舎暮らしのポイント
田舎暮らしで犬と幸せに暮らすためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。
物件選びのポイント
- ペット可物件であること:これは当然ですが、ペット可物件であること、そして犬種制限がないかを確認しましょう。また、敷金・礼金などの条件も確認し、ご自身の予算に合致する物件を選びましょう。
- 周辺環境の確認:散歩コースとなる場所の安全性を確認しましょう。交通量が多い道路や、危険な場所がないかなどをしっかり確認することが大切です。
- 獣医さんの確認:最寄りの動物病院の位置や診療時間などを確認しておきましょう。緊急時にも対応できる体制を整えておくことは重要です。
- 近隣への配慮:近隣住民への配慮も大切です。犬の鳴き声や、排泄物の処理など、マナーを守り、良好な関係を築くように心がけましょう。
生活の準備
- 冬場の備え:豪雪地帯では、冬場の備えが不可欠です。犬用の防寒着や、除雪用品などを準備しておきましょう。また、愛犬の足への負担を軽減する工夫も必要です。
- 交通手段の確保:車がない場合は、公共交通機関の利用を検討するか、タクシーなどを利用する計画を立てましょう。動物病院へのアクセスを考慮して、住む場所を選ぶのも良いかもしれません。
- コミュニティへの参加:近隣の飼い主さんとの交流を通して、情報交換や助け合いをすることで、より快適な生活を送ることができます。
まとめ:田舎暮らしは犬との生活に合うか?
「田舎」という言葉の捉え方は人それぞれですが、犬との生活に適した環境かどうかは、交通の便、獣医さんの有無、近隣環境など、具体的な条件を考慮して判断する必要があります。 ご質問にあるような、積雪の多さなどは、確かに生活に影響を与える要素ですが、それ以上に大切なのは、ご自身と愛犬が快適に暮らせるかどうかです。
夫の実家のような環境が、ご自身と愛犬にとって本当に幸せな場所なのか、じっくりと検討し、必要であれば、妥協点を見つける努力も必要かもしれません。大切なのは、ご家族と愛犬が笑顔で暮らせる場所を見つけることです。DOG-FRIENDLYでは、皆様の幸せな犬との暮らしを応援しています!
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