猫ちゃんと一緒に新生活をスタートさせるのですね!お気持ち、すごくよく分かります。私も大の猫好きで、大切な家族の一員である猫との暮らしを第一に考えていますから。
結論から言うと、猫ちゃんと賃貸で暮らすのは決して無謀ではありません! 事前の対策と覚悟があれば、猫も人も快適に暮らせます。ただ、ご質問者様がおっしゃるように、想像以上に大変なこともあります。
今回は、猫2匹との賃貸暮らしで起こりうる問題点と、具体的な対策について、私の経験や専門家の方からのアドバイスを交えながら、じっくり解説していきますね。
まず、猫ちゃんと暮らす上で、絶対に忘れてはいけないのは「ここは猫にとって、完全な自由空間ではない」ということです。どんなに猫が大人しくても、環境の変化によるストレスや、本能的な欲求から、思わぬ行動に出ることがあります。
これらの問題は、猫との賃貸暮らしでは避けて通れないもの。しかし、適切な対策を講じることで、リスクを最小限に抑えることができます。
ここで、実際に猫2匹と賃貸で暮らしているAさんの事例をご紹介しましょう。Aさんは、2匹の愛猫(ミヌエットの「モコ」ちゃんと、スコティッシュフォールドの「ナナ」ちゃん)と、築10年の賃貸マンションに住んでいます。
Aさんも、入居当初は爪とぎやニオイの問題に悩まされたそうです。しかし、試行錯誤を重ね、今では猫も人も快適に暮らせる環境を築いています。
Aさんの主な対策:
徹底的な爪とぎ対策:
猫が好きな場所に、据え置き型、壁掛け型、段ボール型など、様々な種類の爪とぎを設置。
壁には、透明の保護シートを貼る。
定期的な爪切りはもちろん、猫用の爪やすりでこまめにケア。
ニオイ対策:
猫用トイレは常に清潔に保ち、こまめな掃除を徹底。
消臭効果の高い猫砂を使用。
空気清浄機を24時間稼働。
定期的な換気。
騒音対策:
防音効果のあるマットを敷く。
猫が遊ぶ時間を決める(夜中は静かにさせる)。
おもちゃで十分に遊ばせ、運動欲求を満たす。
脱走対策:
玄関や窓には、脱走防止用の柵やネットを設置。
猫がベランダに出ないように、網戸をロック。
Aさんは、「猫との暮らしは、想像以上に手間がかかるけど、それ以上に幸せをもらっている」と語ります。猫たちの可愛い姿を見ていると、日々の苦労も吹き飛んでしまうそうです。
猫専門の獣医であるB先生に、猫と人が快適に暮らすためのアドバイスをいただきました。
1. 猫の習性を理解する:猫は、単独行動を好む動物です。過度なスキンシップはストレスになることも。猫のペースに合わせて、適度な距離感を保つことが大切です。
2. 安全な環境を整える:猫は高い場所が好きなので、キャットタワーなどを設置して、自由に動き回れる空間を作ってあげましょう。また、誤飲の危険があるものは、猫の手の届かない場所に保管してください。
3. ストレスを軽減する:猫は、環境の変化に敏感な動物です。引っ越し直後は、特にストレスを感じやすいので、猫が安心できる場所を用意してあげましょう。
4. 定期的な健康チェック:猫は、病気を隠すのが得意な動物です。定期的に獣医さんに診てもらい、早期発見・早期治療を心がけましょう。
5. 愛情をたっぷり注ぐ:猫は、飼い主さんの愛情を感じることで、心身ともに健康に過ごすことができます。たくさん話しかけたり、遊んであげたりして、愛情を伝えてあげましょう。
ご質問者様が既に対策を考えていらっしゃるように、猫との賃貸暮らしを成功させるためには、事前の準備が不可欠です。ここでは、具体的な対策をいくつかご紹介します。
様々な種類の爪とぎを用意する:猫によって好みが違うので、色々な素材や形状の爪とぎを用意してみましょう。
爪とぎの場所を固定する:猫がよく爪とぎをする場所に、爪とぎを設置しましょう。
壁や柱を保護する:保護シートやカバーを貼って、猫の爪から守りましょう。
定期的な爪切り:猫の爪は定期的に切って、爪とぎによる被害を軽減しましょう。
猫用トイレを清潔に保つ:猫用トイレはこまめに掃除し、常に清潔な状態を保ちましょう。
消臭剤を活用する:猫用トイレや部屋に、消臭剤を設置しましょう。
空気清浄機を導入する:空気清浄機は、ニオイだけでなく、空気中のホコリやアレルゲンも除去してくれます。
換気を徹底する:定期的に窓を開けて、部屋の空気を入れ替えましょう。
防音マットを敷く:床に防音マットを敷くことで、猫の足音や物を落とした時の音を軽減できます。
厚手のカーテンを取り付ける:厚手のカーテンは、外からの騒音を遮断するだけでなく、室内の音を外に漏れにくくする効果もあります。
猫が遊ぶ時間を決める:猫が夜中に騒がないように、昼間に十分に遊んであげましょう。
玄関や窓に柵やネットを設置する:猫が脱走しないように、玄関や窓には必ず柵やネットを設置しましょう。
網戸をロックする:猫が網戸を破って脱走しないように、網戸にはロックをかけましょう。
猫に迷子札をつける:万が一、猫が脱走してしまった場合に備えて、迷子札をつけましょう。
ペット可物件だからといって、油断は禁物です。契約前に、以下の点を確認しておきましょう。
ペットの種類や数に制限はないか:猫の種類や数によっては、追加料金が発生する場合があります。
ペットに関する特約事項はないか:ペットによる損害に対する賠償責任や、退去時の清掃費用など、特約事項を確認しておきましょう。
近隣住民への配慮:ペット可物件であっても、近隣住民への配慮は欠かせません。鳴き声やニオイなど、迷惑をかけないように注意しましょう。
猫との賃貸暮らしは、確かに大変なこともありますが、それ以上に得られる喜びや癒しは、かけがえのないものです。猫たちの愛らしい姿を見ていると、日々のストレスも吹き飛び、心が満たされます。
今回の記事が、ご質問者様にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。猫ちゃんと一緒に、素敵な新生活をスタートさせてくださいね!