● 猫を飼った経験がほとんどない(動物看護の学校卒業、ペットショップ勤務経験はあるが、犬の知識が中心)
● 共働きで日中あまり家にいない(夜7時以降は在宅、週1~2日程度しか昼間は家にいない)
● 退去時の原状回復義務(不動産屋勤務経験から、猫の爪とぎ跡が心配。対策グッズの効果は?)
● 同棲中の彼との関係(結婚の話も出ているが、同棲中に猫を飼うべきか?)
実家では犬を飼っていて、ペットがいる環境が当たり前だったため、今の生活に寂しさを感じています。犬を飼いたい気持ちもありますが、留守番や散歩の時間を考えると難しいと思っています。猫を飼う資格があるのか、後押しが欲しいです。
猫との生活、憧れますよね!特に、今まで犬と暮らしていた環境から、ペットのいない生活になったとなると、寂しさを感じるのは当然です。
今回は、猫を飼うか悩んでいるあなたに、不動産屋の視点も交えながら、猫との暮らしを始める前に考えておくべきことをお伝えします。
あなたの状況を詳しく伺い、一緒に「猫を飼う資格」について考えていきましょう。
猫を飼うことは、人生を豊かにしてくれる素晴らしい経験です。しかし、同時に責任も伴います。
猫を迎える前に、以下の5つのポイントをチェックしてみましょう。
1. 猫との相性:あなたのライフスタイルに合っているか?
2. 住環境:猫にとって安全で快適な環境か?
3. 経済状況:猫の生涯にかかる費用を把握しているか?
4. 健康管理:適切な医療を受けさせることができるか?
5. 家族の同意:同居人全員が猫を飼うことに賛成しているか?
これらのポイントをクリアしていれば、猫を飼う資格は十分にあると言えるでしょう。
それでは、それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
猫は犬に比べて比較的留守番が得意ですが、それでも一匹で長時間過ごすのは寂しいものです。
特に子猫の場合、1日中寝ているイメージがあるかもしれませんが、意外と遊び好きで、構ってあげないとストレスを感じてしまいます。
まずは、あなたのライフスタイルが猫との相性が良いのかどうかを考えてみましょう。
● 留守番の時間の長さ
お仕事で日中ほとんど家にいないとのことですが、猫は一日の大半を寝て過ごす動物です。
成猫であれば、7時間程度の留守番は問題ないでしょう。
しかし、子猫の場合は、こまめな世話が必要になるため、もう少し短い留守番時間にするか、ペットシッターなどの利用を検討する必要があります。
● 猫と過ごせる時間
夜7時以降は猫と過ごせる時間があるとのことですが、猫は夜行性の動物です。
夜は活発に動き回ることが多いため、一緒に遊んであげたり、コミュニケーションを取る時間を確保するようにしましょう。
猫は、飼い主との触れ合いを通して愛情を感じ、信頼関係を築いていきます。
● 猫の性格との相性
猫にも様々な性格があります。
甘えん坊な猫、ツンデレな猫、おとなしい猫、活発な猫など、個性は様々です。
成猫から飼う場合は、事前に猫の性格を把握し、自分のライフスタイルに合った猫を選ぶようにしましょう。
ペットショップや保護施設で、実際に猫と触れ合ってみるのがおすすめです。
猫は、安全で快適な環境でなければ、ストレスを感じてしまいます。
特に賃貸物件の場合、猫が快適に過ごせるように、様々な工夫が必要です。
● 猫が安全に過ごせる環境
猫は高いところに登るのが好きなので、キャットタワーなどを設置して、自由に遊べる空間を作ってあげましょう。
また、猫は狭い場所にも隠れるのが好きなので、猫が安心して隠れられる場所も用意してあげると良いでしょう。
窓やベランダからの脱走を防ぐために、脱走防止柵やネットなどを設置することも重要です。
猫にとって危険なもの(観葉植物、医薬品、洗剤など)は、猫の手の届かない場所に保管するようにしましょう。
● 賃貸物件の原状回復義務
不動産屋にお勤めとのことですので、ご存知かと思いますが、賃貸物件の場合、退去時に原状回復義務が発生します。
猫の爪とぎ跡やマーキングは、原状回復費用が高額になる原因の一つです。
壁を覆うシートや爪とぎ防止グッズなどを活用して、猫が壁や柱で爪とぎをしないように対策しましょう。
また、猫は同じ場所で排泄する習性があるため、トイレの場所を固定し、トイレ以外の場所で排泄しないようにしつけましょう。
● ペット可物件の注意点
ペット可物件であっても、猫の飼育に関するルールが定められている場合があります。
例えば、猫の大きさや数、種類などが制限されている場合や、共用部分での猫の移動方法などが指定されている場合があります。
契約内容をよく確認し、ルールを守って猫を飼育するようにしましょう。
猫を飼うには、様々な費用がかかります。
猫の食費、医療費、トイレ用品、その他グッズなど、猫の生涯にかかる費用を把握しておくことが重要です。
● 猫の食費
猫の食費は、猫の種類や年齢、食べる量によって異なりますが、平均して月5,000円程度です。
高品質なキャットフードは、猫の健康維持に役立ちますが、費用も高くなります。
猫の健康状態や好みに合わせて、適切なキャットフードを選ぶようにしましょう。
● 猫の医療費
猫は、病気やケガをすることがあります。
定期的な健康診断や予防接種、病気やケガの治療費など、医療費がかかることを想定しておきましょう。
猫の医療費は、人間と比べて高額になることが多いため、ペット保険への加入を検討するのも良いでしょう。
● 猫のトイレ用品
猫は、トイレで排泄する動物です。
猫砂やトイレシート、トイレ本体など、トイレ用品を定期的に購入する必要があります。
猫砂の種類によって、消臭効果や吸収力、価格などが異なるため、猫の好みや予算に合わせて選びましょう。
● その他の猫グッズ
猫が快適に過ごせるように、キャットタワーや爪とぎ、おもちゃなど、様々な猫グッズを用意してあげましょう。
猫グッズは、猫のストレス解消や運動不足解消に役立ちます。
猫の性格や好みに合わせて、適切な猫グッズを選んであげましょう。
猫の健康管理は、飼い主の重要な責任です。
定期的な健康診断や予防接種、病気やケガの治療など、適切な医療を受けさせることができるように、準備しておきましょう。
● 定期的な健康診断
猫は、年に1回程度の健康診断を受けるのが理想的です。
健康診断では、猫の体重や体温、心音などをチェックし、病気の早期発見に努めます。
特に高齢の猫は、病気にかかりやすいため、半年に1回程度の健康診断を受けるのがおすすめです。
● 予防接種
猫は、様々な感染症にかかる可能性があります。
猫風邪や猫白血病など、命に関わる病気もあるため、定期的に予防接種を受けさせましょう。
予防接種の種類や回数は、猫の種類や年齢、生活環境によって異なりますので、獣医さんに相談して決めましょう。
● 病気やケガの治療
猫は、病気やケガをすることがあります。
猫の様子がおかしいと感じたら、すぐに獣医さんに診てもらいましょう。
早期発見・早期治療が、猫の健康を守るために最も重要です。
同棲している彼氏さんがいるとのことですので、彼が猫を飼うことに賛成しているかどうかが重要です。
猫を飼うことは、二人の生活に大きな変化をもたらします。
猫の世話や費用負担など、二人で協力して猫を育てていく必要があります。
● 猫アレルギーの有無
猫アレルギーを持っている人が同居している場合、猫を飼うことは難しいかもしれません。
猫アレルギーの症状は、くしゃみや鼻水、目のかゆみなど様々です。
猫アレルギーの人がいる場合は、事前にアレルギー検査を受け、獣医さんに相談するようにしましょう。
● 猫の世話の分担
猫の世話は、毎日欠かさず行う必要があります。
猫の食事の準備、トイレ掃除、遊び相手など、猫の世話を二人で分担するようにしましょう。
どちらか一方に負担が偏らないように、事前に話し合っておくことが大切です。
● 猫の費用負担
猫の食費、医療費、トイレ用品など、猫にかかる費用を二人で分担するようにしましょう。
どちらがどの費用を負担するか、事前に話し合っておくことが大切です。
ペット保険への加入も検討し、万が一の事態に備えておきましょう。
結婚の話が出ているとのことですが、猫を飼うタイミングとしては、結婚後の方が良いかもしれません。
結婚後に猫を飼うことで、二人の生活が安定し、猫の世話や費用負担を協力して行うことができます。
また、結婚後に引っ越しをする可能性もあるため、猫にとってより良い住環境を整えることができるかもしれません。
猫を飼うことは、あなたの人生を豊かにしてくれる素晴らしい経験です。
猫との触れ合いは、あなたの心を癒し、日々のストレスを軽減してくれるでしょう。
猫の愛らしい姿は、あなたを笑顔にし、幸せな気持ちにしてくれるでしょう。
今回の記事を参考に、猫を飼う前にしっかりと準備をして、猫との幸せな生活をスタートさせてくださいね!
応援しています!