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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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猫ちゃんと赤ちゃん、みんなが幸せに暮らすには?【犬との生活をサポートする賃貸アドバイザー】

#猫と赤ちゃん
 
現在、2LDKの賃貸マンション(ペット可)に、ご主人、奥様、生後3ヶ月の息子さんと猫3匹で暮らしています。猫ちゃんはご主人が以前から飼っており、奥様も動物好きで猫ちゃんと一緒に暮らすことを了承しました。しかし、猫ちゃんがキッチンのシンクに乗って食器をなめたり、食事中にテーブルに乗ったりする行動が気になるように。3匹が走り回るため、落ち着いて生活することも難しく、以前の引っ越しでは壁の傷などで退去費用が12万円もかかりました。

息子さんが生まれてからは、衛生面と安全面を考慮して猫ちゃんをケージで飼育することに。大きめのケージを3つ連結し、6畳の部屋からリビングにかけて猫ちゃんの様子が見えるようにしています。しかし、毛やトイレの砂がリビングに落ちていたり、ケージから手を出して爪が当たったりすることも。息子さんが自分で動くようになったときに、毛や砂を食べてしまったり、引っかき傷を作ったりしないか心配です。

ケージを6畳の部屋に入れ、安全が確保できるときだけリビングに出すことを提案したところ、ご主人は「本当は放し飼いしたいのに、これ以上猫を閉じ込めるのか」と涙を流してしまいました。シャンプーや爪切り、ブラッシングをこまめに行うことや、ロールスクリーンカーテンで猫ちゃんの顔を見やすくすることを提案しても、「どうせ閉じ込めるしかないんだろう」と言われてしまい、夫婦関係もぎくしゃくしています。

猫ちゃんが嫌いなわけではなく、飼っているからには幸せにしてあげたいし、ご主人の気持ちも理解できます。しかし、赤ちゃんがいる部屋での放し飼いには抵抗があります。どうしたら猫ちゃんと赤ちゃんが、気持ちよく一緒に生活できるでしょうか。

猫ちゃんと赤ちゃんの共存は、多くの飼い主さんが直面する課題です。特に、猫ちゃんの安全だけでなく、赤ちゃんの健康も考えると、慎重にならざるを得ませんよね。今回は、猫ちゃんと赤ちゃん、そしてご家族みんなが安心して暮らせるための具体的な方法を、事例を交えながらご紹介します。

ケーススタディ:Sさん一家の場合

Sさん(30代女性)は、ご主人と2歳の息子さん、そして3匹の猫ちゃんと暮らしています。Sさんも、息子さんが生まれる前は猫ちゃんを自由にさせていましたが、息子さんがハイハイを始めた頃から、衛生面や安全面で不安を感じるようになりました。

Sさんは、まず猫ちゃんの生活スペースと息子さんの生活スペースを分けることを考えました。リビングの一角に猫ちゃん専用のプレイスペースを作り、高さのあるキャットタワーや猫用ベッドを設置。息子さんがプレイスペースに立ち入らないように、柵を設けました。

また、Sさんは定期的な掃除を徹底しました。特に、猫ちゃんの毛が落ちやすい場所は、毎日掃除機をかけ、除菌シートで拭き掃除をしました。空気清浄機も導入し、室内の空気を清潔に保つように心がけました。

さらに、Sさんは獣医さんに相談し、猫ちゃんの健康状態を定期的にチェックしてもらいました。ノミやダニの予防はもちろん、寄生虫の検査も行い、万が一の感染症のリスクに備えました。

これらの対策を行った結果、Sさんの息子さんは猫ちゃんと安全に触れ合うことができるようになり、Sさん自身も安心して子育てができるようになりました。

専門家からのアドバイス:獣医A先生の場合

獣医のA先生は、猫と赤ちゃんの共存について、以下の3つのポイントを挙げています。

A先生は、「猫と赤ちゃんが安全に暮らすためには、まず環境を整えることが大切です。猫ちゃんの生活スペースと赤ちゃんが遊ぶスペースを分け、猫ちゃんのトイレや食事場所は赤ちゃんが触れない場所に設置しましょう」と語ります。

また、「猫ちゃんの健康状態を定期的にチェックすることも重要です。ノミやダニ、寄生虫の予防はもちろん、定期的なワクチン接種も忘れずに行いましょう。何か気になることがあれば、すぐに獣医さんに相談してください」と注意を促します。

さらに、「親の意識も非常に重要です。猫ちゃんと赤ちゃんを常に注意深く見守り、危険な状況にならないように気を配りましょう。猫ちゃんに赤ちゃんを傷つける意図がなくても、予期せぬ事故が起こる可能性もあります」と強調します。

具体的な対策:今日からできること

上記の事例や専門家のアドバイスを踏まえ、今日からできる具体的な対策をまとめました。

1. 猫ちゃんの生活スペースを確保する

猫ちゃんが安心して過ごせる専用のスペースを作りましょう。ケージだけでなく、高さのあるキャットタワーや隠れ家になるような場所があると、猫ちゃんはよりリラックスできます。
ケージの活用
広めのケージを用意し、中に猫用トイレ、ベッド、水飲み場を設置する。
ケージはリビングなど、家族の気配が感じられる場所に置く。
定期的にケージから出して、遊んであげる時間を作る。
キャットタワーの設置
高さのあるキャットタワーを設置し、猫ちゃんが自由に上下運動できるようにする。
キャットタワーは窓際に設置すると、外の景色を眺めることができ、猫ちゃんのストレス軽減になる。
隠れ家の用意
猫ちゃんが隠れることができる箱やトンネルを用意する。
隠れ家は静かで暗い場所に設置すると、猫ちゃんはより安心して過ごせる。

2. 赤ちゃんの安全を確保する

赤ちゃんが猫ちゃんのトイレや食事場所に近づかないように、ベビーゲートや柵を設置しましょう。また、赤ちゃんが口にする可能性のあるものは、猫ちゃんの手の届かない場所に保管しましょう。
ベビーゲートの設置
猫ちゃんのトイレや食事場所、猫用プレイスペースにベビーゲートを設置する。
ベビーゲートは高さのあるものを選び、猫ちゃんが飛び越えられないようにする。
収納の見直し
赤ちゃんが口にする可能性のあるもの(おもちゃ、哺乳瓶、おしゃぶりなど)は、猫ちゃんの手の届かない場所に保管する。
猫ちゃんがいたずらする可能性のあるもの(洗剤、医薬品など)も、同様に保管する。
床の清掃
赤ちゃんがハイハイする場所は、毎日掃除機をかけ、除菌シートで拭き掃除をする。
猫ちゃんの毛やトイレの砂が落ちていないか、こまめにチェックする。

3. 定期的な掃除と換気を行う

猫ちゃんの毛やフケ、トイレの砂などは、アレルギーの原因になることがあります。こまめな掃除と換気を心がけ、室内の空気を清潔に保ちましょう。
掃除機がけ
毎日、猫ちゃんの毛が落ちやすい場所(ソファ、カーペット、床など)を掃除機で掃除する。
猫ちゃんがよくいる場所は、念入りに掃除する。
拭き掃除
定期的に、床や家具を水拭きする。
猫ちゃんのトイレ周りは、特に念入りに拭き掃除をする。
空気清浄機の活用
空気清浄機を設置し、室内の空気を清潔に保つ。
猫アレルギー対策用の空気清浄機を選ぶと、より効果的。
換気
定期的に窓を開け、室内の空気を入れ替える。
特に、猫ちゃんのトイレ後や掃除後には、換気を徹底する。

4. 猫ちゃんの健康管理を徹底する

ノミやダニ、寄生虫の予防はもちろん、定期的なワクチン接種も忘れずに行いましょう。また、猫ちゃんの爪はこまめに切り、赤ちゃんを傷つけないように注意しましょう。
ノミ・ダニ予防
獣医さんに相談し、適切なノミ・ダニ予防薬を使用する。
定期的に猫ちゃんの体をチェックし、ノミやダニがいないか確認する。
寄生虫予防
定期的に猫ちゃんの糞便検査を行い、寄生虫がいないか確認する。
獣医さんに相談し、適切な寄生虫予防薬を使用する。
ワクチン接種
獣医さんの指示に従い、必要なワクチンを接種する。
定期的な追加接種も忘れずに行う。
爪切り
定期的に猫ちゃんの爪を切り、赤ちゃんを傷つけないようにする。
猫用の爪切りを使用し、深爪しないように注意する。

5. 猫ちゃんと赤ちゃんの相性を考慮する

猫ちゃんの性格によっては、赤ちゃんとの相性が合わないこともあります。猫ちゃんの様子を注意深く観察し、ストレスを感じているようであれば、獣医さんや専門家に相談しましょう。
猫ちゃんの観察
猫ちゃんの行動や表情を注意深く観察し、ストレスを感じていないか確認する。
食欲不振、過剰なグルーミング、攻撃的な行動などが見られる場合は、ストレスのサイン。
獣医さんへの相談
猫ちゃんのストレスが疑われる場合は、獣医さんに相談する。
獣医さんは、猫ちゃんの健康状態や性格を考慮し、適切なアドバイスをしてくれる。
専門家への相談
猫ちゃんの行動に問題がある場合は、動物行動学の専門家やドッグトレーナーに相談する。
専門家は、猫ちゃんの行動の原因を特定し、改善策を提案してくれる。

成功の鍵は「根気」と「愛情」

猫ちゃんと赤ちゃんが仲良く暮らすためには、根気と愛情が欠かせません。焦らず、ゆっくりと時間をかけて、猫ちゃんと赤ちゃんがお互いに慣れていくようにサポートしましょう。

また、ご夫婦で協力し、猫ちゃんと赤ちゃんのお世話を分担することも大切です。奥様だけでなく、ご主人も積極的に猫ちゃんのお世話に参加することで、猫ちゃんはより安心感を抱き、赤ちゃんとの関係も良好になるでしょう。

まとめ:猫ちゃんと赤ちゃん、みんなが笑顔で暮らせるように

猫ちゃんと赤ちゃんとの生活は、確かに大変なこともありますが、それ以上に喜びや幸せをもたらしてくれます。今回ご紹介した対策を参考に、猫ちゃんと赤ちゃん、そしてご家族みんなが笑顔で暮らせるように、工夫してみてください。

もし、何か困ったことがあれば、いつでも専門家にご相談ください。私たちは、猫ちゃんと飼い主さんの幸せな生活を応援しています。

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