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犬を置いて引っ越し…これって虐待? 愛犬が寂しくないお留守番環境とは

#犬の飼育
 

愛犬を置いて引っ越してしまったお姉様を心配されているのですね。お気持ちお察しいたします。結論から言うと、今回のケースが動物虐待にあたるかどうかは、状況によって判断が分かれます。

姉が室内犬を飼っています。もともとは一緒に暮らしすごく犬を可愛がっていたのですが、最近結婚し、犬だけ元に住んでいた家に置き去りで、旦那さんが住んでいた家に引っ越しました。引越し先はペット禁止の賃貸です。朝だけ元の家に帰り、餌をやって散歩に連れていってまた結婚後の家に帰っているようです。犬は日中も夜も家の中でずっと一匹ぼっち?です。ふと思っただけなのですが、このようなケースは動物虐待にはならないのでしょうか?なんだかとても犬が可哀想に思ます。

今回は、愛犬が置かれている状況を詳しく見ていきながら、動物虐待にあたる可能性や、犬にとってより良い環境について考えていきましょう。

動物虐待とは? 法律の定義を確認

まず、動物虐待とは具体的にどのような行為を指すのでしょうか。動物愛護管理法では、動物虐待を以下のように定義しています。
みだりに殺し、又は傷つける行為
虐待を行うこと
遺棄すること
飼養環境の著しい悪化

今回のケースで特に注目すべきは、「飼養環境の著しい悪化」です。具体的には、十分な食事や水を与えない、病気や怪我を放置する、不衛生な環境で飼育するなどが該当します。

お姉様の場合、毎朝エサを与え、散歩に連れて行っているとのことなので、食事や運動の面では問題ないように思えます。しかし、日中や夜間に長時間放置し、犬が孤独を感じている状態が続くと、精神的な苦痛を与えることになり、「飼養環境の著しい悪化」とみなされる可能性も否定できません。

犬の気持ちを考えてみよう

犬は人間と共に暮らす中で、愛情や触れ合いを求めています。特に、これまでお姉様とずっと一緒に暮らしてきた犬にとっては、突然一人ぼっちにされることは大きなストレスになるでしょう。

犬は分離不安症を発症する可能性もあります。分離不安症とは、飼い主と離れることに強い不安を感じ、吠え続けたり、物を破壊したり、自傷行為に及んだりする状態のことです。

もし、お姉様の犬が以下のような様子を見せるようであれば、分離不安症の可能性を疑い、獣医さんに相談することをおすすめします。
留守番中に吠え続ける
物を破壊する
排泄の失敗
自傷行為(自分の体を舐め続けるなど)
飼い主の姿が見えなくなるとパニックになる

より良い解決策を考える

では、お姉様の犬にとって、より良い解決策はあるのでしょうか。いくつか提案させていただきます。

1. ペット可の物件への引っ越し

もし可能であれば、お姉様ご夫婦がペット可の物件に引っ越すのが最善の策です。犬も一緒に暮らせる環境であれば、寂しい思いをさせることもありませんし、お姉様も安心して生活できます。

最近は、犬と一緒に暮らせることを前提とした賃貸物件も増えています。ドッグランが併設されていたり、ペット用の設備が充実していたりする物件もあるので、探してみる価値はあるでしょう。

2. 実家で預かってもらう

もし、ご実家が犬を飼える環境であれば、一時的に預かってもらうのも一つの方法です。ご両親やご兄弟が犬好きであれば、愛情をかけて世話をしてくれるでしょうし、犬も寂しい思いをせずに済みます。

ただし、犬にとっては環境の変化がストレスになることもあるので、事前にご実家に慣れさせておくことが大切です。

3. 知人や友人に預かってもらう

もし、ご実家で預かるのが難しい場合は、犬好きの知人や友人に預かってもらうのも検討してみましょう。信頼できる人に預けることができれば、犬も安心して過ごせるはずです。

ただし、預ける際には、犬の性格や особенности、 привычкиなどを詳しく伝え、理解してもらうようにしましょう。

4. ペットシッターやペットホテルを利用する

もし、一時的に預けるのが難しい場合は、ペットシッターやペットホテルを利用するのも一つの方法です。ペットシッターであれば、自宅に来て犬の世話をしてくれますし、ペットホテルであれば、他の犬たちと触れ合う機会もあります。

ただし、ペットシッターやペットホテルを選ぶ際には、信頼できる業者を選ぶことが大切です。事前に口コミや評判を調べたり、実際に施設を見学したりして、安心して預けられるかどうか確認しましょう。

5. 里親を探す

もし、どうしても犬を飼い続けることが難しい場合は、里親を探すことも検討しましょう。愛情をかけて育ててくれる新しい飼い主を見つけることができれば、犬にとっても幸せなことでしょう。

ただし、里親を探す際には、慎重に審査を行い、犬にとって最適な環境を提供してくれる人を選ぶようにしましょう。

専門家からのアドバイス

動物行動学の専門家であるA先生は、今回のケースについて以下のように述べています。

「犬は社会的な動物であり、群れで生活することを好みます。そのため、長時間一人ぼっちにされることは、犬にとって大きなストレスになります。今回のケースでは、お姉様が毎日世話をしているとはいえ、犬が孤独を感じている可能性は否定できません。できる限り、犬と一緒に過ごせる時間を作るか、他の人に預けるなど、犬にとってより良い環境を整えてあげることが大切です。」

まとめ

今回は、犬を置いて引っ越してしまったお姉様のケースについて、動物虐待にあたる可能性や、犬にとってより良い環境について考えてきました。

今回のケースが動物虐待にあたるかどうかは、状況によって判断が分かれますが、犬が孤独を感じている状態が続くと、精神的な苦痛を与えることになり、「飼養環境の著しい悪化」とみなされる可能性も否定できません。

お姉様には、今回の記事を参考に、犬にとってより良い解決策を検討していただき、愛犬が幸せに暮らせるように願っています。

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