犬と暮らすための賃貸物件探し、お疲れ様です!せっかく見つけた物件の敷金・礼金が、ペットを飼育する場合に高くなるというケース、よくありますよね。しかも、今回は外飼いの中型犬とのこと。本当にその金額が妥当なのか、気になるところだと思います。
この記事では、ペット、特に犬を外飼いする場合の敷金・礼金について、相場や交渉の余地、注意点などを詳しく解説します。この記事を読めば、
ペット可賃貸の敷金・礼金の相場がわかる
外飼いの場合の交渉のポイントがわかる
契約前に確認すべきことがわかる
ようになり、納得のいく賃貸契約を結べるはずです。ぜひ最後まで読んで、賢く犬との仮住まいを見つけてくださいね!
今回のケースは、建替え期間中の仮住まいとして賃貸物件を探している方が、中型犬を外飼いする場合の敷金・礼金について悩んでいるというもの。通常、敷金2ヶ月・礼金1ヶ月の物件が、ペット飼育時には敷金3ヶ月(退去時2ヶ月償却)になるという条件です。
この状況、私も非常によく理解できます。私も以前、愛犬のMダックス(当時10歳)との引越しで、同じような悩みを抱えたことがあります。犬は基本的に庭で過ごすため、室内への影響は少ないと考えていたのですが、ペット可物件の敷金はやはり高めに設定されていました。
そこで、私は不動産会社と交渉を重ね、最終的には敷金を減額してもらうことに成功しました。その経験から、今回のケースでも交渉の余地は大いにあると考えられます。
まず、一般的なペット可賃貸の敷金・礼金の相場を確認しておきましょう。
敷金:家賃の1~3ヶ月分程度
礼金:家賃の1~2ヶ月分程度
ペットを飼育しない場合に比べて、敷金は1ヶ月分程度高くなることが多いようです。これは、ペットによる室内の汚れや傷、臭いなどを考慮して、退去時のクリーニング費用や修繕費用に充当するためです。
ただし、今回のケースのように外飼いの場合、室内に与える影響は比較的少ないと考えられます。そのため、敷金を通常よりも高く設定することに合理性があるのか、疑問が残ります。
不動産会社に確認してもらうことはもちろん大切ですが、ご自身でも積極的に交渉してみることをおすすめします。
1. 犬種と飼育状況を具体的に説明する
犬種:中型犬とのことですが、具体的な犬種を伝えましょう。一般的に、大型犬よりも中型犬の方が、小型犬よりも大型犬の方が、室内への影響は少ないと考えられます。
飼育状況:普段は外で飼育しており、悪天候時のみ玄関に入れることを具体的に伝えましょう。また、玄関ではゲージに入れる、粗相はしないなど、室内への影響がないことを強調しましょう。
吠え癖:吠え癖があることは正直に伝えつつ、近隣に迷惑をかけないよう、しつけや対策を講じていることを説明しましょう。例えば、無駄吠え防止のグッズを使用している、訓練士によるしつけを受けているなど、具体的な対策を伝えることで、安心感を与えることができます。
2. 短期の賃貸であることを伝える
6ヶ月という短い賃貸期間であることを伝えましょう。一般的に、賃貸期間が短いほど、室内への影響は少ないと考えられます。
3. 類似物件の情報を提示する
近隣の類似物件で、ペット可でありながら敷金が低い物件の情報を提示してみましょう。これにより、相場よりも高い敷金を支払う必要がないことを主張できます。
4. 退去時のクリーニング費用の負担を申し出る
退去時のクリーニング費用を一部負担することを申し出てみましょう。これにより、敷金を減額してもらう代わりに、クリーニング費用を負担するという形で、双方にとってメリットのある合意を目指すことができます。
5. ペット保険への加入を検討する
ペット保険に加入していることを伝えたり、加入を検討していることを伝えましょう。万が一、犬が原因で室内に損害が発生した場合でも、保険で対応できることを示すことで、大家さんの不安を軽減することができます。
これらの情報を伝えることで、不動産会社や大家さんに安心感を与え、敷金の減額交渉を有利に進めることができる可能性があります。
交渉の結果、敷金が減額されたとしても、契約書の内容は必ず確認しましょう。特に、以下の点に注意してください。
ペットに関する特約:ペットの種類や飼育方法、禁止事項などが明記されているか確認しましょう。
原状回復義務:退去時に、どこまで原状回復する必要があるのか確認しましょう。ペットによる汚れや傷に対する特約がないかどうかも確認が必要です。
敷金の返還:敷金が全額返還される条件、償却される金額などを確認しましょう。
これらの内容をしっかりと確認し、納得した上で契約を結ぶようにしましょう。
私の知人であるAさんの事例をご紹介します。Aさんは、ゴールデンレトリバーを飼育しており、引越しの際にペット可物件を探していました。しかし、どの物件も敷金が高く、困っていたそうです。
そこで、Aさんは不動産会社に、犬種や飼育状況を詳しく説明し、さらにペット保険に加入していることを伝えました。また、近隣の類似物件の情報を提示し、敷金の減額を交渉しました。
その結果、なんと敷金を半額にしてもらうことに成功したそうです。Aさんは、「諦めずに交渉して本当に良かった」と話していました。
念のため、賃貸問題に詳しい弁護士B先生にも意見を伺ってみました。
B先生:「ペット可物件の敷金・礼金は、法律で明確な基準が定められているわけではありません。そのため、交渉の余地は大いにあります。ただし、契約書にサインしてしまうと、後から覆すことは難しくなります。契約前にしっかりと内容を確認し、納得できない場合は、必ず交渉するようにしましょう。」
今回は、犬を外飼いする場合の敷金・礼金について解説しました。今回のポイントをまとめると、
ペット可賃貸の敷金・礼金は、相場よりも高くなる傾向がある
外飼いの場合は、交渉の余地がある
犬種や飼育状況を具体的に説明することが大切
契約前に必ず契約書の内容を確認する
これらのポイントを踏まえ、不動産会社としっかりと交渉し、愛犬との快適な仮住まいを見つけてくださいね!応援しています!