愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

DOGFRIENDLYでは、犬との素敵な物語・愛犬の写真を本に収め、半永久的に思い出を残す活動を行っています。
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犬の鳴き声問題で大家さんとトラブル!アパートから退去する必要はある?

#犬との暮らし
 
父がアパートで大型犬を飼っていたのですが、出張で長期にわたり家を空けることになったので、私が父の代わりにアパートに住んで犬のお世話をすることになりました。住んでから祖母に聞かされたのですが、大家さんとトラブルを抱えていたらしくその内容が、犬が夜中にずっと吠えている、うるさくて眠れない、近所から苦情の電話が来る、とのことでした。そして今日体調を崩し寝込んでいたのですが家の中に大家さんが入ってきていて、犬が吠えている!あんた気づかないのか!と怒鳴り散らしていたのです。まず勝手に家に入っていたので驚いてもう頭真っ白です。起きた時たしかに吠えていました、しかし状況がはっきりわからなかったのです、大家さんが犬のそばに近づいたからほえているのではないだろうか?と。しかし吠えていたのは事実なので大家さんに謝ったのですが、いつまでたっても帰らずがみがみと・・・。時間は朝の6時くらいだったと思います。大家さんは出て行けというのです・・・大家さんが住んで良いと言ったのに大家さんが出て行けといったら出て行かなければならないのでしょうか?

結論:まずは冷静な話し合いと、専門家への相談を!

犬との暮らしは喜びも多いですが、鳴き声によるご近所トラブルは深刻な問題に発展することも。今回のケースでは、大家さんの無断侵入という問題行為も見られます。しかし、まずは冷静にご自身の状況を整理し、適切な対応策を講じることが重要です。

この記事では、同様のケースに直面した飼い主さんが取るべき具体的なステップと、法的観点からのアドバイスをまとめました。ぜひ参考に、愛犬との快適な暮らしを守ってください。

ケーススタディ

ある犬好き女性の苦悩:アパートでの犬との生活、思わぬ落とし穴

Aさんは、大の犬好き。いつか犬と暮らすことを夢見て、ペット可のアパートに引っ越しました。念願叶い、保護犬のB(仮名)を引き取って生活をスタート。しかし、喜びも束の間、Bの鳴き声が原因で、近隣住民からの苦情が相次ぐようになったのです。

「まさか、うちの子がこんなに鳴くなんて…」

Aさんは、Bが寂しさから夜中に吠えていることに気づき、様々な対策を試みました。
日中の散歩時間を増やし、十分に運動させる
夜はBが安心して眠れるよう、クレートを寝室に設置する
防音対策として、窓に厚手のカーテンを取り付ける

しかし、効果は一時的。Bの鳴き声は収まらず、Aさんはノイローゼ気味になっていきました。

そんなある日、大家のC(仮名)から「犬の鳴き声がうるさい。出て行ってもらうしかない」と告げられたのです。

途方に暮れるAさん。愛犬との生活を守るために、彼女はどのように行動したのでしょうか?

STEP1:まずは状況の把握と記録

Aさんは、まずBの鳴き声について、客観的なデータを集めることにしました。具体的には、
鳴いている時間帯
鳴き声の大きさ
鳴いている原因(と思われること)

などを記録。スマートフォンアプリの録音機能や、犬用の行動観察カメラなどを活用しました。

また、近隣住民からの苦情内容についても、詳細に記録。誰が、いつ、どのような内容で苦情を言ってきたのかを記録することで、問題点を明確化しようと試みました。

この記録は、後々、大家さんや専門家と話し合う際の重要な資料となります。

STEP2:専門家への相談

Aさんは、犬の行動学の専門家であるD獣医(仮名)に相談しました。D獣医は、Bの行動を観察し、分離不安が原因で鳴いている可能性を指摘。

「Bちゃんは、Aさんがいないと不安でたまらないんですね。まずは、安心できる環境を作ってあげることが大切です」

D獣医は、具体的な対策として、
留守番の練習
犬用のおもちゃの活用
フェロモン製剤の使用

などを提案しました。

Aさんは、D獣医のアドバイスを参考に、Bとの信頼関係を築きながら、徐々に留守番の練習を始めました。

STEP3:大家さんとの話し合い

Aさんは、記録とD獣医のアドバイスを携え、改めて大家のCさんと話し合いの場を設けました。

「Bの鳴き声でご迷惑をおかけして、本当に申し訳ありません。専門家にも相談し、改善に向けて努力しています。どうか、もう少しだけ時間をいただけないでしょうか?」

Aさんは、Cさんに誠意を伝え、理解を求めました。

Cさんは、Aさんの真摯な態度に心を動かされ、猶予期間を与えることを決意。ただし、
1ヶ月以内に鳴き声が改善されない場合は、退去してもらう
近隣住民への配慮を怠らない

という条件を提示しました。

STEP4:防音対策の強化

Aさんは、Cさんとの約束を守るため、防音対策をさらに強化しました。
防音カーテンの二重設置
窓の隙間を埋める
壁に吸音材を取り付ける

費用はかかりましたが、愛犬との生活を守るためには必要不可欠な投資だと考えました。

STEP5:根気強いトレーニング

Aさんは、D獣医の指導のもと、Bのトレーニングを根気強く続けました。
留守番の練習は、最初は数分から始め、徐々に時間を延ばしていく
Bが吠えずに留守番できた時は、ご褒美を与える
日中は、ドッグランで十分に運動させる

地道な努力が実を結び、徐々にBの鳴き声は減っていきました。

そして…

数ヶ月後、Bの鳴き声はほとんどなくなり、AさんはCさんから「もう苦情は来ていませんよ。よく頑張りましたね」と声をかけられました。

Aさんは、愛犬との生活を守ることができたのです。

このケースから学べること

問題解決には、客観的なデータ収集が不可欠
専門家への相談は、適切な解決策を見つけるための第一歩
大家さんとのコミュニケーションは、誠意を持って行う
防音対策は、費用を惜しまず徹底的に行う
根気強いトレーニングは、必ず成果をもたらす

犬との暮らしは、楽しいことばかりではありません。しかし、困難を乗り越えた先には、かけがえのない喜びが待っています。

犬の鳴き声問題、弁護士の見解は?

今回のケースでは、大家さんの無断侵入という問題行為がありましたが、犬の鳴き声が原因で退去を求められた場合、法的にはどのように判断されるのでしょうか?

弁護士のE先生(仮名)に伺いました。

「犬の鳴き声が原因で退去を求められるケースでは、
賃貸契約書にペット飼育に関する特約があるかどうか
鳴き声が社会生活上、受忍限度を超えるかどうか

が重要な判断基準となります」

賃貸契約書に「ペットの鳴き声による迷惑行為があった場合、契約解除となる」という特約がある場合、鳴き声が原因で契約解除となる可能性が高くなります。

また、特約がない場合でも、鳴き声が社会生活上、受忍限度を超える場合(例えば、深夜に長時間にわたって鳴き続けるなど)は、不法行為として損害賠償請求や契約解除の理由となることがあります。

「今回のケースでは、大家さんの無断侵入という問題行為がありますが、Aさんが鳴き声の改善に向けて努力していること、専門家のアドバイスを受けていることなどを考慮すると、直ちに退去を命じることは難しいと考えられます」

ただし、E先生は、

「今後も鳴き声が改善されない場合は、契約解除となる可能性もあるため、引き続き、改善に向けて努力することが重要です」

と付け加えました。

まとめ

犬の鳴き声問題は、飼い主さんにとって深刻な悩みです。しかし、諦めずに適切な対策を講じることで、解決の糸口は見つかります。

今回のケーススタディが、同じような悩みを抱える飼い主さんの参考になれば幸いです。

犬の鳴き声トラブルを避けるために、入居前に確認すべきこと

犬との賃貸生活は、事前の準備と対策が重要です。入居前に以下の点をしっかり確認し、トラブルを未然に防ぎましょう。
ペット可物件の条件を確認する
犬種やサイズ制限の有無
頭数制限の有無
追加の敷金・礼金の有無
物件の周辺環境を確認する
近隣に公園やドッグランがあるか
交通量や騒音の程度
動物病院の場所
防音対策の状況を確認する
壁の厚さや材質
窓の防音性能
床の材質
近隣住民への配慮を心がける
挨拶をする
散歩時のマナーを守る
鳴き声対策を行う

これらの点に注意することで、愛犬との快適な賃貸生活を送ることができるでしょう。

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