愛犬との生活、本当に素晴らしいですよね。毎日一緒に過ごせる喜びは、何にも代えがたいものがあります。でも、その幸せな時間を守るためには、飼い主さんとしての責任と知識が不可欠です。今回のようなご相談、実は多くの飼い主さんが抱えている悩みかもしれません。
確かに、日本では狂犬病の発症例は長らく確認されていません。しかし、だからといって予防注射が不要というわけではありません。 狂犬病は、感染するとほぼ100%死亡する恐ろしい病気です。日本での発症例がないのは、長年にわたる予防接種と登録制度のおかげなのです。これは、私たち人間だけでなく、愛犬を守るためにも重要な取り組みなのです。
もし、万が一、海外から狂犬病ウイルスが持ち込まれた場合、予防接種を受けていない犬は感染リスクが高まります。そして、感染した犬から人間への感染も懸念されます。 愛犬を守るため、そして、社会全体を守るためにも、狂犬病予防注射は非常に重要なのです。
盲導犬の訓練を受けているから大丈夫、というお話もありましたが、盲導犬も狂犬病予防接種を受けています。それは、訓練校の厳しい規定や、社会全体への責任感からくるものです。 盲導犬の訓練は素晴らしいことですが、狂犬病予防注射とは別の問題です。
狂犬病予防法では、飼い主は犬の登録と予防注射を義務付けられています。これは、単なる「行政の儲け」のためではなく、国民の健康と安全を守るための重要な法律です。 登録されていない犬は、もしも咬傷事故を起こした場合、適切な対応が遅れる可能性があります。また、狂犬病の発生を早期に発見し、拡大を防ぐためにも、登録と予防注射は不可欠です。
もちろん、手続きが面倒に感じることもあるかもしれません。しかし、愛犬の健康と安全、そして社会全体の安心を守るために、法律を遵守することは飼い主さんの大切な責任です。
愛犬との生活は、喜びと責任が伴います。予防注射や登録は、一見面倒な手続きかもしれませんが、それは愛犬の健康を守り、安心して一緒に暮らすための大切なステップです。 少しの時間と手間をかけることで、愛犬との幸せな時間を長く、そしてより安全に過ごすことができます。
もし、手続きの方法や費用について不安なことがあれば、かかりつけの獣医さんや、お住まいの地域の動物愛護センターなどに相談してみましょう。親切に教えてくれるはずです。
狂犬病予防注射と登録は、愛犬との幸せな暮らしを守るための大切な第一歩です。 この機会に、手続きを済ませて、安心して愛犬との時間を過ごしましょう。 そして、愛犬との生活をさらに豊かにするために、一緒に散歩に出かけたり、新しいおもちゃを買ってあげたり、色々なことを楽しんでくださいね。
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