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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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犬の吠え癖対策とノラ猫問題:解決策を徹底解説

#犬のしつけ
 
前回の質問の続きです。ノラ猫に対する犬の吠え対策と隣人の餌やりをやめさせる手段を教えて下さい。一部、誤解があったようですのでこちらにもう1度質問させて頂きます。続きになりますので前回の質問も合わせて読んでいただけると幸いです。まず我が家はペット可のマンションですが規約で猫は完全室内飼育する事になっています。そして保健所への通報への経由は、子猫がマンションの高層階に迷い混んでしまい住民に驚いて吹き抜けから転落してしまう事故が2回ほど続きました。そのことで高層階から管理人さんにノラ猫の苦情が出て保健所に頼んでくれと言われたそうで、管理人さんが聞いた所「保健所ではノラ猫の保護はしていない」と言われたそうです。私は後日、管理人さんからそのことを聞きました。私も元ノラ猫を今現在飼っているので保健所だけは避けたいと思っていましたのでホッとしています。我が家の庭ですが、庭部分と植え込み部分があります。庭部分は賃貸している事になっており許可さえ頂ければ自分たちでいじる事が可能ですが、植え込み部分は共用部分となっており自分たちでいじる事はできません。猫が出入りして通っているのは植え込み部分となります。そしてその植え込み部分にはブロック塀の間に人1人が通れる様な隙間があります。その隙間は管理人さんや庭師さんが植え込み部分を通る時に出入りする所で簡単にどけれる様な柵は付いているモノの隙間が20センチ程度開いておりそこから外と隣の庭の行き来を猫がしております。なのでソコを塞ぐ事は出来ないと管理会社から言われました。愛犬は躾教室に通っていますが、どうにもその猫達には吠えてしまいます。トレーナーの方には「ダメ」で止めさせる様に言われていますが、日に猫3匹が代わる代わる何回も何回も出入りするのでその度に吠えて「ダメ」と言っています。躾が至らない事は反省しております。隣の家は今現在ペットを飼育していません。なので旦那さんが許してくれればその猫達を室内飼育する事が可能なのです。規約ではペット2匹までとなっていますが管理会社も役員会もきちんと飼育してくれるのなら3匹で許可を出す準備はあると前々から伝えてくれています。ですが飼わないと言っているそうです。隣の奥さんには「親子で引き取ってくれる様な里親を…どうしても居なかったら子猫だけでも里親を一緒に探してみませんか」と言ってみた事はありますが「この子たちが見れなくなったら私が辛いからやめて」と言われました。どうしようもなく困っています。

犬を飼っていると、ノラ猫に吠えて困るという状況はよくありますよね。特に、今回のケースのように、お隣さんがノラ猫に餌をあげているとなると、根本的な解決が難しく、本当に頭を悩ませていることと思います。しかし、諦めるのはまだ早いです!この記事では、犬の吠え癖対策と、お隣さんの餌やり問題解決に向けて、具体的なステップと、法的知識を交えながら、解決策を徹底的に解説していきます。ぜひ、最後まで読んで、愛犬と平穏な暮らしを取り戻してください。

なぜ犬はノラ猫に吠えるのか?

まず、愛犬がなぜノラ猫に吠えてしまうのか、その原因を理解することが大切です。犬が吠える理由は様々ですが、今回のケースでは、主に以下の3つの理由が考えられます。

1. 警戒心と縄張り意識: 犬は本来、縄張り意識が強く、自分のテリトリーに侵入してくるものに対して警戒します。ノラ猫が庭に侵入してくることで、愛犬は自分の縄張りを守ろうとして吠えるのです。
2. 狩猟本能: 犬は狩猟本能を持っており、動くものや小さな動物を追いかける習性があります。ノラ猫の動きに反応して、狩猟本能が刺激され、吠えてしまうことがあります。
3. 興奮と注意喚起: ノラ猫を見かけることで興奮し、飼い主さんに「猫がいるよ!」と注意を促そうとして吠えることがあります。

これらの原因を踏まえた上で、具体的な対策を講じていきましょう。

【STEP1】犬の吠え癖を根本から改善する3つの対策

犬の吠え癖を改善するためには、日々のトレーニングと環境整備が不可欠です。すぐに効果が出るわけではありませんが、根気強く続けることで、必ず改善が見込めます。

1. 徹底的な服従訓練で主従関係を築く
「おすわり」「待て」「伏せ」 などの基本的な指示に、確実に従えるように訓練しましょう。
アイコンタクト の訓練も効果的です。犬が飼い主さんの目を見ることで、指示を聞きやすくなり、落ち着きやすくなります。
クリッカー を使うと、犬はより早く学習できます。良い行動をした時にクリッカーを鳴らし、おやつを与えることで、その行動を強化します。
2. 吠える原因を特定し、刺激を遮断する
犬が吠える状況 を記録し、共通点を見つけましょう(例:特定の猫、特定の時間帯、特定の場所など)。
吠える原因となるもの を、物理的に遮断します。例えば、窓に目隠しシートを貼ったり、犬が入れないエリアを作ったりするなどが有効です。
フェンスを設置して、ノラ猫の侵入を防ぐことも検討しましょう。ただし、マンションの規約で制限がある場合は、管理会社に相談が必要です。
3. 吠える以外の行動を強化する
「吠える」という行動の代わりに、「おすわり」「伏せ」などの別の行動を教え、そちらを強化します。
猫を見つけた時に吠える前に「おすわり」をさせ、できたら褒めておやつを与えましょう。
「良い子だね」と褒めたり、体を撫でてあげるだけでも、犬は安心し、吠えるのをやめることがあります。

成功事例:
Aさんの愛犬(柴犬)は、庭に猫が来るたびに激しく吠えていました。Aさんは、まず徹底的な服従訓練を行い、基本的な指示に従えるようにしました。次に、猫がよく現れる窓に目隠しシートを貼り、犬が猫を見ないようにしました。さらに、猫を見つけても吠えずに「おすわり」をしたら、褒めておやつを与えるようにしました。その結果、1ヶ月後には、猫が庭に来てもほとんど吠えなくなったそうです。

【STEP2】お隣さんの餌やりをやめさせるための交渉術と法的知識

犬の吠え癖対策と並行して、お隣さんの餌やりをやめさせることも重要です。しかし、感情的に訴えるだけでは、なかなか効果が得られません。冷静に、そして丁寧に、解決策を探っていく必要があります。

1. 冷静な話し合いで理解を求める
時間帯場所を考慮し、お隣さんがリラックスしている時に話しかけましょう。
「ノラ猫に餌をあげるのは、動物愛護の精神から素晴らしいことだと思います。しかし、そのせいで、うちの犬が吠えて困っているんです」 と、まずは相手の気持ちを尊重する姿勢を見せましょう。
「犬の吠え声で、ご近所迷惑になっているのではないかと心配です」 と、客観的な視点から問題を提起しましょう。
「もし可能であれば、餌やりをやめていただけないでしょうか? もし難しいようでしたら、せめて時間を決めて、片付けるようにしていただけないでしょうか?」 と、具体的なお願いをしましょう。
「何か私にできることがあれば、協力させてください」 と、協力的な姿勢を見せましょう。
2. マンションの管理組合に相談する
管理組合に相談し、ノラ猫の餌やりが規約に違反していないか確認しましょう。
規約に違反している場合は、管理組合からお隣さんに注意してもらうよう依頼しましょう。
他の住民も同様の問題で困っている場合は、連名で要望書を提出することも効果的です。
管理組合が主体となって、ノラ猫対策の話し合いの場を設けてもらうのも良いでしょう。
3. 法的手段も視野に入れる
民法709条(不法行為による損害賠償)に基づき、損害賠償を請求できる可能性があります。ただし、そのためには、犬の吠え声によって具体的な損害(例:不眠症になった、仕事に支障が出たなど)が発生したことを証明する必要があります。
弁護士に相談し、法的手段に出るべきかどうか、慎重に検討しましょう。
内容証明郵便を送付し、お隣さんに警告することも有効です。
裁判になった場合、時間と費用がかかることを覚悟しておきましょう。

【参考】
環境省の「地域猫活動ガイドライン」には、無責任な餌やりは、周辺住民とのトラブルの原因になることが明記されています。このガイドラインを参考に、お隣さんに理解を求めるのも一つの方法です。

【STEP3】犬と猫が共存できる環境を作るための工夫

お隣さんの餌やりがすぐに解決しない場合でも、犬と猫が共存できる環境を作るための工夫をすることで、吠え癖を軽減できる可能性があります。

1. 犬のストレスを軽減する
十分な運動をさせ、ストレスを発散させましょう。
知育玩具を与え、退屈させないようにしましょう。
リラックスできる場所を用意し、安心して過ごせるようにしましょう。
マッサージブラッシングで、スキンシップを図りましょう。
2. 猫の侵入を防ぐ
に猫が嫌がる植物(例:ヘンルーダ、ゼラニウムなど)を植えましょう。
猫よけグッズ(例:超音波発生器、トゲトゲシートなど)を設置しましょう。
自動散水機を設置し、猫が近づくと水が出るように設定しましょう。
3. 犬と猫の接触を避ける
が顔を合わせないように、生活空間を分けましょう。
食事トイレの場所も、別々にしましょう。
を見つけても、すぐに注意をそらし、落ち着かせましょう。

専門家からのアドバイス:
ドッグトレーナーのB先生は、「犬と猫が共存するためには、お互いのテリトリーを尊重し、無理に仲良くさせようとしないことが大切です。犬には、猫を追いかける以外の楽しいことを見つけさせ、猫には、安心して隠れられる場所を提供しましょう」と語っています。

まとめ:諦めずに、一歩ずつ解決を目指しましょう

犬の吠え癖対策とノラ猫問題は、一朝一夕に解決できるものではありません。しかし、諦めずに、一つずつ対策を講じていくことで、必ず改善の兆しが見えてきます。今回の記事で紹介した3つのステップを参考に、愛犬と、そしてご近所の方々と、より良い関係を築いていきましょう。応援しています!

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