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犬のフン害、敷地内での排泄問題にどう対応すべき?【犬との共生アドバイザーが解説】

#犬のしつけ
 

犬のフン害、本当に困りますよね。特に自分の家の敷地内でとなると、不快なだけでなく、衛生面でも心配になります。今回は、そんなフン害に悩むあなたのために、具体的な対策と、飼い主への適切な対応について、Q&A形式で詳しく解説していきます。

まずは結論から。他人の敷地内で犬に排泄させることは、たとえ片付けたとしてもマナー違反であり、法的にも問題となる場合があります。そして、マーキング対策としては、臭いの中和と犬が嫌がる環境を作ることが重要です。

時折ですが、我が家の駐車場に動物の糞があります。今朝、ちょうど玄関をあけたら、散歩中の犬が糞をしているところでした。飼い主が、片付けていたので、敷地内で糞をさせないように注意しました。すると「ちゃんと片付けましたよ」との返答が。謝るわけでもなく、片付けたんだからいいだろうという態度に立腹し、「片付けたからいいというわけではなく、今後うちの敷地内では止めてください」といいました。すると「今日が初めてですよ」と。「初めてだからいいとか、そういう問題ではないです」というと、そのまま無視して行ってしまいました。

ケーススタディ:ある住民の悩み

今回のケースは、まさに多くの人が直面する可能性のある問題です。犬の散歩中のフン害は、集合住宅だけでなく、一軒家でも起こりえます。飼い主のマナー意識の低さも相まって、深刻なトラブルに発展することも少なくありません。

Q1:他人の敷地内でフンをしても片付ければそれでいいというのが、世間一般の常識なのでしょうか?

いいえ、決してそんなことはありません!

他人の敷地内で犬に排泄させる行為は、たとえ排泄物を片付けたとしても、一般的にマナー違反とされています。法的にも、軽犯罪法に抵触する可能性があり、損害賠償を請求されるケースも存在します。

  • 軽犯罪法第1条27号:公共の場所で、物をみだりに捨てたり、汚したりする行為を禁じています。
  • 民法709条:不法行為による損害賠償責任を規定しています。

もちろん、すべての飼い主がそうだというわけではありません。しかし、一部の飼い主のマナー違反が、犬を飼う人全体のイメージを悪くしているのも事実です。

犬のフン放置は犯罪?

意外に思われるかもしれませんが、犬のフンを放置することは、地域によっては条例違反となり、罰金が科せられる場合があります。例えば、東京都のある区では、「犬のふんの放置禁止条例」を定め、違反者には罰金を科しています。

飼い主の意識改革が必要

犬のフン害をなくすためには、飼い主の意識改革が不可欠です。犬を飼うということは、命を預かるだけでなく、社会の一員としての責任も伴うということを、改めて認識する必要があります。

Q2:糞が放置されているところは、たいてい駐車場の同じ場所なのですが、マーキングというか、動物にとってわかるなにかにおいのようなものがついているということですよね?そのマーキングを取る方法はなにかありますか?何か薬品を撒くとか、対策はありますでしょうか。

はい、その可能性が高いです。犬は、自分のテリトリーを主張するために、尿や糞でマーキングをすることがあります。

特に、駐車場のような場所は、他の犬のニオイが残っていることが多く、マーキングの標的にされやすい傾向にあります。マーキング対策としては、以下の方法が効果的です。

  1. 徹底的な清掃:まずは、マーキングのニオイを徹底的に除去することが重要です。水洗いだけでなく、市販の消臭剤や、重曹水、クエン酸水などを使用すると効果的です。
  2. 犬が嫌がるニオイ:犬は、柑橘系のニオイや、ハーブ系のニオイを嫌う傾向があります。これらのニオイを利用して、マーキングを防ぐことができます。
    • 柑橘系のスプレー:オレンジやレモンなどのアロマオイルを水で薄めて、スプレーボトルに入れて吹き付けます。
    • ハーブ:ローズマリーやミントなどのハーブを植えるのも効果的です。
  3. 物理的な対策:犬が侵入できないように、柵を設置したり、防草シートを敷いたりするのも有効です。
  4. 超音波発生器:犬が嫌がる超音波を発生させる装置を設置するのも一つの方法です。

ただし、薬品を使用する場合は、犬や猫などのペット、小さなお子さんがいる場合は、安全面に十分配慮する必要があります。また、近隣住民に迷惑がかからないように、使用方法を守って使用しましょう。

専門家のアドバイス:犬の行動学に基づいた対策

犬の行動学の専門家である獣医のDr. Yによると、犬のマーキング行動は、不安やストレスが原因である場合もあります。そのため、犬が安心して過ごせる環境を作ることが、マーキング対策にも繋がるとのことです。

その他の対策:地域との連携

フン害問題は、地域全体で取り組むべき課題でもあります。自治体によっては、フン害防止の啓発活動を行ったり、フン清掃用の袋を配布したりしています。地域の清掃活動に参加したり、自治体に相談したりすることも、問題解決の一助となるでしょう。

もし飼い主がフンを放置したら?

もし、飼い主がフンを放置している現場に遭遇したら、まずは冷静に注意を促しましょう。ただし、感情的にならないように、丁寧な言葉遣いを心がけることが大切です。

もし、注意しても改善が見られない場合は、自治体の担当部署に相談することを検討しましょう。自治体によっては、指導や勧告を行ってくれる場合があります。

犬との共生のために

犬は、私たち人間にとって、かけがえのないパートナーです。しかし、犬と人間が共生するためには、お互いを尊重し、ルールを守ることが不可欠です。

フン害問題は、犬を飼う人だけでなく、地域住民全体の問題として捉え、解決に向けて協力していくことが重要です。

まとめ:フン害対策は、根気と工夫が必要

犬のフン害対策は、一朝一夕に解決するものではありません。しかし、根気強く対策を続けることで、必ず改善が見られるはずです。

今回の記事が、フン害に悩むあなたのお役に立てれば幸いです。

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