初めて質問させていただきます。犬のことで悩んでいるのですが、私は結婚し旦那の実家で祖父母たちと暮らしています。旦那の実家にいた犬が私たちの部屋におしっこやうんちをしてきます。数回ならまだしも、少しでも部屋から離れると必ずしています。離れるときには入れないように柵をしたりといろいろ策を試しているのですが、どうやっているのかかいくぐって入ってきます。ドアも引き戸タイプでカリカリして隙間に顔をあけるみたいで意味ないです。出産したばかりで赤ちゃんのベッドでされたりして、それはさすがにいやなので、もうどうにかしてほしいと旦那に言いました。部屋付近には近づかせないように家族に言ってもらいましたが、もともと躾が甘いタイプのようで人をバカにしてまったく言うことを聞きません。だいぶ前も私たちが部屋にいるとひょっこり来たかと思ったらおしっこしてササーっと逃げるように去って行くんです。犬としてどういう心理でそういうことをするのか原因を考えたりしてますが、まったくわかりません。犬に詳しい方、何か改善方法などあれば教えてください。長くなりましたがよろしくお願いします。
ご結婚おめでとうございます!そして、赤ちゃんのご誕生、本当におめでとうございます。新しい家族が増える喜びとともに、愛犬との同居生活でのお悩みを抱えているとのこと、大変お辛いですね。初めての育児と愛犬のしつけの両立は、想像以上に大変だと思います。でも、ご安心ください。この記事では、愛犬との穏やかな同居生活を取り戻すための具体的な解決策を、一緒に考えていきましょう。
愛犬の行動、その背景を探る
まず、愛犬の行動の背景を理解することが大切です。愛犬がおしっこやうんちをするのは、単なるいたずらではなく、何かしらの理由があるはずです。可能性として考えられるのは以下の通りです。
- 分離不安:飼い主さん(あなたご夫婦)が部屋を離れると不安になり、その気持ちを表現している可能性があります。特に、出産後、今まで以上にあなたへの依存度が高まっている可能性も考えられます。
- マーキング行動:自分の縄張りを主張する行動として、おしっこをする場合があります。特に、新しい家族(赤ちゃん)が加わったことで、愛犬の立場が不安定になっている可能性があります。
- トイレの場所が不明確:愛犬がトイレの場所をきちんと理解していない可能性もあります。トイレの場所がわかりにくかったり、清潔でなかったりすると、別の場所で排泄してしまうことがあります。
- 病気や老化:まれに、病気や老化が原因で、排泄のコントロールが難しくなっている場合があります。もし、今までこのような行動がなかった場合は、獣医への相談も検討しましょう。
- しつけ不足:ご指摘の通り、愛犬のしつけが甘いことが原因かもしれません。これまで、愛犬の行動を許容してきた結果、愛犬が自分の行動に責任を持つことを学んでいない可能性があります。
具体的な解決策
愛犬の行動の原因を特定することができれば、それに合わせた対策を立てることができます。以下に、具体的な解決策をいくつかご紹介します。
1. 分離不安への対策
もし、分離不安が原因であれば、以下の対策が有効です。
- 徐々に慣れさせる:最初はほんの数分だけ部屋を離れ、徐々に時間を長くしていきましょう。最初は、愛犬の目の届く範囲で行動し、徐々に距離を離していくことが重要です。
- 安心できる場所を作る:愛犬が落ち着いて過ごせる場所(クレートやベッドなど)を用意し、そこに安全だと認識させましょう。おやつや玩具などを置いて、心地よい空間にしてあげましょう。
- 留守番トレーニング:留守番前に、愛犬が落ち着いて過ごせるように、十分な運動や遊びを与えましょう。また、留守番中に愛犬が退屈しないように、安全なおもちゃやガムなどを用意しましょう。
2. マーキング行動への対策
マーキング行動が原因であれば、以下の対策が有効です。
- 徹底的な掃除:愛犬がおしっこをした場所を、専用のクリーナーで念入りに掃除しましょう。臭いが残っていると、また同じ場所で排泄してしまう可能性があります。
- フェロモン製品:犬用のフェロモン製品を使用することで、愛犬の安心感を高めることができます。
- 注意散漫:愛犬がマーキングしようとした瞬間に、すぐに別の行動に注意を向けさせましょう。例えば、おやつを与えたり、一緒に遊んだりするなどです。
3. トイレトレーニングの見直し
トイレの場所が不明確な場合、以下の対策が有効です。
- トイレの場所を明確にする:愛犬がトイレと認識できる場所を決め、常に清潔に保ちましょう。トイレシートを複数枚敷いたり、トイレトレーを使用するのも効果的です。
- 褒めて強化する:トイレで成功したら、すぐに褒めてご褒美を与えましょう。愛犬がトイレの場所を覚えるのに役立ちます。
- 失敗したら叱らない:失敗した場合は、叱るのではなく、落ち着いてトイレに誘導しましょう。叱ると、愛犬がトイレを嫌がるようになる可能性があります。
4. しつけの見直し
しつけが甘いことが原因であれば、以下の対策が有効です。
- 基本的なしつけ:「おすわり」「待て」「来い」などの基本的なしつけを徹底しましょう。愛犬が飼い主さんの指示に従うことを学ぶことで、問題行動を抑制することができます。
- 一貫性のあるしつけ:家族全員で同じルールを守り、一貫性のあるしつけを行いましょう。愛犬が混乱しないように、指示や褒め方、叱り方を統一することが重要です。家族全員でしつけのルールを共有し、徹底することが重要です。
- プロの力を借りる:どうしても改善しない場合は、しつけのプロであるドッグトレーナーに相談することをおすすめします。プロのアドバイスを受けることで、より効果的なしつけを行うことができます。
まとめ:愛犬との幸せな生活のために
愛犬がおしっこやうんちをする原因は様々ですが、諦めずに、一つずつ解決策を試していくことが大切です。愛犬の行動をよく観察し、原因を特定することが、解決への第一歩です。 そして、家族みんなで協力し、根気強くしつけに取り組むことが重要です。
もし、愛犬の行動が改善しない場合、または愛犬の健康状態に不安がある場合は、獣医さんに相談することをお勧めします。 獣医さんの診察によって、病気やその他の健康上の問題が原因である可能性も排除できます。
愛犬との幸せな生活を取り戻すために、ぜひこの記事を参考に、一歩ずつ進んでいきましょう。 あなたと愛犬、そしてご家族が、笑顔で過ごせる日が来ることを心から願っています。