愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

DOGFRIENDLYでは、犬との素敵な物語・愛犬の写真を本に収め、半永久的に思い出を残す活動を行っています。
愛犬との「暮らし」にまつわる思い出を本にしませんか?出版にかかる費用は0円です。
たくさんの「愛犬との暮らし」の投稿が集まったら一冊の本になり、「国会図書館」に納品されます。

投稿してみる

犬と赤ちゃん、高齢者との同居問題。家族の幸せのためにできること

#多頭飼育
 

ご家族の状況、拝見しました。おじい様、おばあ様、弟夫婦、そしてお子様たちとMダックスとの同居生活。そこに、はいはいを始めた赤ちゃんという要素が加わり、状況が複雑になっているのですね。弟夫婦からの犬への不満、おばあ様への負担、そしてご自身の複雑な思い…。心中お察しいたします。

まずは、ご質問を整理させてください。

身内の事ですが、意見をいただきたく質問という形をとらせていただきます。現在母方の祖父と祖母は母の弟夫婦と住んでいるのですが、そこには弟夫婦の子ども三人(小学生、幼稚園生、0歳児)とペットのMダックスと5人と一匹で生活しています。家の家事はほとんど祖母がしていてペットのお世話も祖母がしています。弟夫婦と一緒に住むきっかけとなったのは祖父が脳梗塞で半身が不自由になったからです(家の中では杖を使わず歩ける程度です)。その祖父のお世話も祖母がしていると聞きます。そこで、0歳児の子がはいはいを始めると犬が弟夫婦的には邪魔になるようでよく文句を言っているそうです。これまでも弟夫婦側の家族がペットを可愛がっている素振りはなく、うるさいバカ犬だと私にも愚痴るほどでした。その犬は母の妹のお家で生まれ、弟夫婦が越してくる前から飼われていました。私の家で引き取れればいいんですが、それが難しく、母の妹のところも賃貸アパートですでに2匹飼っていて大家さんから2匹までと言われているそうです。里子に出すにも7才にもなるので先の方が短く難しいと思います。私はお互いの為にも祖父と祖母、弟夫婦と別々に生活した方がいいのではないかと思うのです。祖母も祖父と犬のお世話だけする方が今よりストレスも少ないと私は思うのです。母にもそれを伝えてはいます。皆さまはどう思われますか?こんなことで申し訳ないのですが、意見を聞かせて下さい。よろしくお願いします。補足少し前に私が飼っているMシュナウザーと祖父母のお家のダックスが大喧嘩してしまい私も怪我をおってしまったため引き取るのは難しいのかなと思ってしまっています。私は母の弟に理不尽に怒鳴られたこともあり弟がいる時間を避けて祖母に会いに行っています。お土産を渡すのも祖母を電話で呼んで玄関先まで出てきてもらっている始末です。自分が情けないと思うこともあります。

この記事では、
現状の問題点の整理
考えられる解決策とそのメリット・デメリット
家族会議で話し合うべきこと
専門家の視点
犬の気持ちを考慮した選択肢

について、具体的に掘り下げて考えていきたいと思います。

現状の問題点の整理

まず、ご家族が抱えている問題点を整理してみましょう。

1. おばあ様の負担: 祖父の介護、家事、そしてMダックスの世話と、おばあ様の負担が非常に大きいことが伺えます。
2. 弟夫婦の不満: 赤ちゃんの成長に伴い、Mダックスへの不満が募っているようです。犬を可愛がる様子が見られないことも気がかりです。
3. Mダックスの立場: 7歳という年齢を考えると、環境の変化は大きなストレスになる可能性があります。
4. 住環境の問題: 妹さんの家も2匹の犬で手一杯、里親探しも難しいとなると、Mダックスの居場所を見つけるのが困難です。
5. 家族関係の悪化: あなた自身も弟さんとの関係に悩んでおり、家族間のコミュニケーションが円滑でないことが伺えます。

これらの問題が複雑に絡み合い、ご家族全体の幸福度を下げている可能性があります。

考えられる解決策とそのメリット・デメリット

いくつかの解決策を検討し、それぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。

1. 世帯分離
内容: 祖父母と弟夫婦が別々に暮らす。
メリット:
おばあ様の負担が軽減される。
弟夫婦の犬への不満が解消される。
家族間のストレスが軽減される可能性がある。
デメリット:
祖父の介護を誰が担うのかという問題が生じる。
経済的な負担が増える可能性がある。
住居の確保が必要になる。

2. 介護サービスの導入
内容: デイサービス、訪問介護などを利用し、おばあ様の負担を軽減する。
メリット:
おばあ様の負担が軽減される。
祖父母は住み慣れた家で生活できる。
世帯分離に比べて経済的な負担が少ない場合がある。
デメリット:
介護サービス費用の捻出が必要になる。
他人を家に入れることに抵抗がある場合がある。
Mダックスの世話は引き続きおばあ様が担当する必要がある。

3. Mダックスの里親探し(再検討)
内容: 信頼できる里親を探す。
メリット:
Mダックスがより愛情をかけてもらえる環境で生活できる可能性がある。
弟夫婦の犬への不満が解消される。
デメリット:
7歳という年齢から、里親探しが難航する可能性がある。
Mダックスが新しい環境に馴染めない可能性がある。
里親詐欺などのリスクも考慮する必要がある。

4. 犬との共生環境の整備
内容: 犬が安全に過ごせるスペースを確保する、犬のしつけを見直すなど、犬と赤ちゃんが共生できる環境を整える。
メリット:
Mダックスを手放さずに済む。
赤ちゃんが動物と触れ合う機会が得られる。
デメリット:
弟夫婦の協力が不可欠。
犬のしつけや環境整備に時間と労力がかかる。
犬と赤ちゃん、双方の安全に配慮する必要がある。

家族会議で話し合うべきこと

これらの解決策を踏まえ、ご家族でじっくり話し合うことが大切です。話し合うべき内容としては、以下のような点が挙げられます。
それぞれの希望と不安: 誰が何を望み、何に不安を感じているのかを率直に話し合う。
経済的な負担: 介護サービスや住居費など、経済的な負担について具体的に話し合う。
役割分担: 誰がどの役割を担うのかを明確にする。
Mダックスの幸せ: Mダックスにとって何が一番良いのかを第一に考える。
長期的な視点: 今後、状況がどのように変化していく可能性があるのかを考慮する。

専門家の視点

ここで、高齢者介護とペット問題の専門家である、NPO法人「わんこライフサポート」の理事長、Aさんに話を聞いてみましょう。

Aさん: 「今回のケースで重要なのは、まずはおばあ様の心身の健康を守ることです。介護とペットの世話で疲弊してしまうと、共倒れになりかねません。介護サービスを積極的に利用し、自分の時間を持つようにしてください。

次に、Mダックスの立場を考えることも大切です。7歳という年齢は、人間でいうと中年期にあたります。環境の変化は大きなストレスになるため、できる限り今の環境を維持することが望ましいです。

もし、どうしても手放さなければならない場合は、信頼できる里親を探すことが重要です。動物愛護団体や獣医さんなどに相談し、Mダックスの性格や特徴を理解してくれる里親を見つけましょう。」

犬の気持ちを考慮した選択肢

Mダックスにとって、家族はかけがえのない存在です。できることなら、今の家族と一緒に過ごさせてあげたいものです。

もし、世帯分離や里親探しを検討する場合は、Mダックスの気持ちを考慮し、できる限りストレスを与えないように配慮しましょう。

例えば、
新しい環境に慣れるまで、一緒に過ごす時間を設ける。
お気に入りのオモチャやベッドを持たせてあげる。
愛情を込めて接し、安心させてあげる。

これらのことを心がけることで、Mダックスは新しい環境にも比較的スムーズに馴染むことができるはずです。

まとめ:家族みんなが幸せになれる解決策を

今回の問題は、簡単な解決策があるわけではありません。しかし、ご家族一人ひとりの気持ちを尊重し、Mダックスの幸せを第一に考えることで、きっと良い方向に向かうはずです。

まずは、ご家族でじっくり話し合い、それぞれの希望や不安を共有することから始めてみてください。そして、専門家のアドバイスも参考にしながら、家族みんなが幸せになれる解決策を見つけてください。応援しています。

犬と暮らせる部屋の相談バナー

犬と暮らせるお部屋、探します。

「ペット可物件」だけでは不安……。
DOGFRIENDLYでは、犬との暮らしを大切にした物件探しをお手伝いしています。
犬種や広さ、周辺環境など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

     犬と暮らせる物件を探す

おすすめの記事