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犬と猫が暮らすゴミ屋敷…保健所は動いてくれる?他にできることは?

#犬の福祉
 
通勤路にある、ひとり暮らし用の賃貸マンションの道路に面した一階の窓際にいつも可愛らしい猫がいて、通りすがりに眺めていたのですが、最近、窓際にまでゴミが溢れウンチが転がって、ゴミが尿のような物で濡れています。猫の出入りで開いたカーテンの間から見える部屋中がそんな様子です。その上に座って猫がこちらを見ています。どうやら犬もいて(姿は見たことは無い)部屋の中で険しく吠えています。あのような部屋に人がいるのかどうかも分からないので、食事や清潔な水も貰えているのかどうかが心配です。環境的にも動物愛護からはかけ離れています。なんとかしてあげたくて保健所に電話したところ、近日中に様子を見に行くと言っていて、場合によっては警察に通報して連携するとの事でした。保健所は本当に行動してくれるのでしょうか。長毛の猫なので分かりにくいのですが、だいぶ痩せたように見えるので焦っています。他に何か手立てがあればご教示ください。

ご心配な状況、お察しいたします。毎日見かける猫ちゃんのいるお部屋が、ゴミで溢れ、犬もいるようで鳴き声が聞こえるとなると、動物たちの健康状態や安全が気になりますよね。保健所に連絡されたとのこと、素晴らしい行動力です。今回は、保健所の対応と、他にできることを具体的にご紹介します。

保健所は動いてくれる?期待できることと注意点

まず、保健所がどのように動くのか、期待できることと注意点を見ていきましょう。
期待できること
状況の確認と調査:保健所は、通報を受けて状況の確認と調査を行います。実際に現場を訪問し、動物たちの状態や飼育環境を把握します。
飼い主への指導:飼い主が特定できれば、飼育環境の改善や動物虐待にあたる行為の中止を指導します。
動物の保護:状況によっては、動物を一時的に保護し、適切なケアを行います。特に、動物の健康状態が著しく悪い場合や、虐待の疑いがある場合は、保護される可能性が高まります。
警察との連携:必要に応じて、警察と連携し、法的措置を検討します。動物愛護法違反の疑いがある場合などは、警察が捜査を行うことがあります。
注意点
プライバシーの問題:保健所は、個人のプライバシーに配慮しながら活動するため、具体的な調査結果や対応状況を詳細に教えてもらえない場合があります。
即効性がない場合も:保健所は、多くの案件を抱えているため、すぐに対応できない場合があります。また、飼い主が改善に応じない場合、対応が長期化することもあります。
強制的な立ち入りは困難:飼い主が立ち入りを拒否した場合、強制的に立ち入ることは困難です。ただし、動物虐待の疑いが強く、緊急性がある場合は、裁判所の許可を得て立ち入り調査を行うことがあります。

今できること、具体的なステップ

保健所の対応を待ちつつ、私たちができることはまだあります。具体的なステップを見ていきましょう。

1. 継続的な状況観察:猫や犬の状態、部屋の状況を継続的に観察し、変化があれば記録しておきましょう。写真や動画を撮影しておくと、状況を説明する際に役立ちます。
2. 追加情報の提供:保健所に、状況の変化や追加情報があれば、随時連絡しましょう。具体的な情報があれば、保健所も対応しやすくなります。例えば、「猫が痩せてきている」「犬の鳴き声が弱々しい」など、具体的な状況を伝えることが重要です。
3. 動物愛護団体への相談:地元の動物愛護団体に相談してみましょう。動物愛護団体は、動物の保護や里親探し、飼育に関する相談など、幅広い活動を行っています。状況によっては、保健所と連携して対応してくれる場合もあります。
4. マンションの管理会社への連絡:マンションの管理会社に、状況を伝えてみましょう。管理会社は、住民の生活環境を守る義務があります。飼育環境の改善を促したり、場合によっては強制退去などの措置を検討してくれるかもしれません。
5. 地域の民生委員への相談:地域の民生委員に相談してみるのも一つの方法です。民生委員は、地域住民の生活を支援する役割を担っています。必要に応じて、関係機関と連携し、適切な支援を提供してくれます。

ケーススタディ:似た状況でどう対応した?

実際に、似たような状況に遭遇したAさんのケースをご紹介します。

Aさんは、近所のマンションに住む女性が多頭飼育崩壊を起こし、猫たちが劣悪な環境で暮らしていることに気づきました。Aさんは、まず保健所に連絡しましたが、なかなか状況が改善されませんでした。そこで、Aさんは、地元の動物愛護団体に相談し、ボランティアとして猫たちの世話を手伝うことにしました。

動物愛護団体の協力もあり、猫たちは徐々に健康を取り戻し、最終的には新しい里親が見つかりました。Aさんは、「最初は途方に暮れましたが、諦めずに色々なところに相談して本当に良かった」と話しています。

犬と猫のために、私たちができること

今回のケースでは、犬と猫が劣悪な環境で暮らしている可能性があり、早急な対応が必要です。保健所への連絡は適切な行動ですが、それだけに頼らず、私たちもできることを積極的に行うことが大切です。
動物福祉の意識を持つ:動物は、私たち人間と同じように、痛みや苦しみを感じます。動物を虐待したり、劣悪な環境で飼育することは、動物福祉に反する行為です。
地域社会との連携:動物問題は、地域社会全体で取り組むべき問題です。近隣住民や関係機関と連携し、情報共有や協力体制を築くことが重要です。
動物愛護に関する知識を深める:動物愛護に関する知識を深めることで、動物問題に対する意識を高めることができます。動物愛護に関するイベントやセミナーに参加したり、関連書籍を読んだりするのも良いでしょう。

まとめ:諦めずに、できることから

今回は、犬と猫がゴミ屋敷のような環境で暮らしているというご相談に対し、保健所の対応と、他にできることをご紹介しました。状況は深刻かもしれませんが、諦めずに、できることから行動していきましょう。

1. 保健所への継続的な情報提供
2. 動物愛護団体への相談
3. マンション管理会社への連絡
4. 民生委員への相談

これらのステップを踏むことで、犬と猫を救える可能性が高まります。一刻も早く、彼らが安全で快適な環境で暮らせるようになることを願っています。

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