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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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犬と暮らす賃貸マンション、オーナーが対応してくれない場合の対処法

#生活トラブル
 
賃貸マンションに住み始めて一年半、上層階にはオーナーが住んでいます。ペット可のマンションなのですが、玄関扉のネジが緩んでいるのを伝えても対応してくれません。また、エレベーター内は犬のおしっこで毎回ひどい状態で悪臭が漂っています。来年更新を迎えるのですが、ダブル保証人(親と保証組合)もいて、言っても何もしないオーナーにお金を払うのが嫌になります。エレベーターでおしっこをさせている飼い主にも腹が立ちます。オーナーが対応してくれない場合、どうすれば良いのでしょうか?

犬と暮らす賃貸マンションでの悩み、心中お察しいたします。特に、オーナーが対応してくれない状況、そしてエレベーター内の衛生状態は、愛犬家にとって本当にストレスですよね。今回は、同じような状況に陥った場合に、どのように対処すれば良いのか、具体的なステップと法的根拠、そして成功事例を交えながら解説していきます。

まずは状況を整理しましょう

まず、今回の問題を整理してみましょう。

1. 玄関扉の不具合: ネジの緩みは、放置すると防犯上の問題にもつながりかねません。
2. エレベーターの衛生問題: 犬のおしっこによる悪臭は、他の住民への迷惑行為であり、衛生的な問題も引き起こします。
3. オーナーの対応: 問題を伝えても、オーナーが対応してくれない。

これらの問題は、それぞれ別の角度からアプローチする必要があります。

オーナーへの再度の交渉:内容証明郵便の活用

まずは、オーナーへの交渉を試みることが基本です。しかし、口頭での交渉や電話では、言った言わないの水掛け論になる可能性もあります。そこで、内容証明郵便を活用しましょう。

内容証明郵便とは、郵便局が、いつ、誰から、誰宛に、どのような内容の文書が送られたかを証明する制度です。

内容証明郵便のメリット
証拠となる: 後々、裁判になった場合などに、証拠として提出できます。
心理的なプレッシャー: オーナーに「本気で困っている」という意思表示になり、対応を促す効果が期待できます。
交渉の記録: 交渉の経緯を記録として残せます。

内容証明郵便の書き方

内容証明郵便には、決まった書き方はありませんが、以下の点を意識して作成しましょう。
日付: 作成日を記載します。
宛先: オーナーの氏名と住所を記載します。
差出人: 自分の氏名と住所、マンションの部屋番号を記載します。
件名: 「玄関扉の不具合及びエレベーターの衛生状態改善のお願い」など、具体的な件名を記載します。
本文:
入居日、契約内容(ペット可であることなど)を記載します。
玄関扉の不具合、エレベーターの衛生状態について、具体的な状況を説明します。
オーナーに対応を求めているにも関わらず、対応してくれない状況を記載します。
民法上の義務(賃貸人は、賃貸物を賃貸に適した状態で維持する義務がある)に触れ、改善を求めます。
改善されない場合、契約解除も検討している旨を記載します。
回答期限を設け、期限内に回答を求める旨を記載します。

内容証明郵便の送付方法

内容証明郵便は、郵便局の窓口で送付します。同じ内容の文書を3通作成し、窓口に提出します。1通は郵便局が保管し、1通はオーナーに送付され、1通は自分の控えとなります。

他の入居者との連携:連名での要望書提出

エレベーターの衛生問題は、他の入居者も迷惑に感じている可能性が高いです。そこで、他の入居者と協力して、連名でオーナーに要望書を提出することを検討しましょう。

連名で要望書を提出するメリット
影響力が増す: 一人よりも、複数で訴える方が、オーナーへのプレッシャーになります。
問題の深刻さを伝えられる: 多くの人が困っているという事実を、オーナーに認識させることができます。
連帯感の醸成: 他の入居者との協力関係を築くことができます。

要望書の書き方
日付: 作成日を記載します。
宛先: オーナーの氏名と住所を記載します。
件名: 「エレベーターの衛生状態改善に関する要望書」など、具体的な件名を記載します。
本文:
エレベーターの衛生状態について、具体的な状況を説明します。
悪臭による不快感、衛生上の問題などを記載します。
オーナーに改善を求めます。
署名欄を設け、各入居者の署名と部屋番号を記載してもらいます。

自治体への相談:専門家の意見を求める

内容証明郵便を送っても、他の入居者と連名で要望書を提出しても、オーナーが対応してくれない場合は、自治体の相談窓口に相談してみましょう。

多くの自治体では、消費生活センターや住宅相談窓口などを設けています。これらの窓口では、専門家が相談に応じてくれ、アドバイスや情報提供を受けることができます。

自治体への相談で得られるメリット
法的なアドバイス: 専門家から、法的な観点からのアドバイスを受けることができます。
情報提供: 類似の事例や、解決策に関する情報を提供してもらえます。
仲介: 場合によっては、自治体がオーナーとの仲介に入ってくれることもあります。

弁護士への相談:法的手段の検討

自治体に相談しても解決しない場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。

弁護士は、法律の専門家であり、法的手段を用いて問題解決をサポートしてくれます。

弁護士に相談するメリット
法的アドバイス: 専門的な法的アドバイスを受けることができます。
交渉代行: オーナーとの交渉を代行してもらえます。
訴訟: 訴訟を起こすことも可能です。

弁護士に相談する費用はかかりますが、法的手段を用いることで、問題解決につながる可能性が高まります。

エレベーターでおしっこをさせる飼い主への対応

エレベーターでおしっこをさせている飼い主に対しては、直接注意することは避けた方が良いでしょう。感情的になってしまう可能性もありますし、トラブルに発展する可能性もあります。

まずは、マンションの管理会社やオーナーに、その旨を伝え、注意喚起をしてもらうように依頼しましょう。

また、マンションの掲示板などに、ペットの飼育に関するマナーを啓発するポスターなどを掲示してもらうのも効果的です。

契約更新について:更新拒否も視野に

来年更新を迎えるとのことですが、今回の状況を踏まえ、更新拒否も視野に入れることを検討しましょう。

更新拒否をする場合は、契約期間満了の1~2ヶ月前までに、オーナーにその旨を伝える必要があります。

ただし、更新拒否をする場合は、正当な理由が必要となる場合があります。今回のケースでは、オーナーが修繕義務を怠っていること、エレベーターの衛生状態が著しく悪いことなどが、正当な理由として認められる可能性があります。

弁護士に相談し、更新拒否の正当性を確認した上で、オーナーに更新拒否の意思を伝えるようにしましょう。

犬と快適に暮らせる賃貸物件探しのポイント

今回の経験を活かし、次に賃貸物件を探す際には、以下の点に注意しましょう。
管理体制の確認: 管理会社がしっかりしているか、清掃が行き届いているかなどを確認しましょう。
ペット飼育に関する規約の確認: ペット飼育に関する規約をよく確認し、不明な点は質問しましょう。
他の入居者の状況: 他の入居者に、ペットを飼っている人がいるか、どのような人が住んでいるかなどを確認しましょう。
内見時のチェック: 内見時に、共用部分の清掃状況、臭いなどをチェックしましょう。
オーナーとのコミュニケーション: オーナーと直接話せる機会があれば、人柄や対応などを確認しましょう。

成功事例:ペット共生型マンションへの引越し

Aさんは、以前住んでいたペット可マンションで、騒音問題や共用部分の汚れに悩まされていました。オーナーに相談しても、なかなか対応してくれず、ストレスが溜まる日々を送っていました。

そこで、Aさんは、ペット共生型マンションへの引越しを決意しました。ペット共生型マンションとは、ペットとの暮らしを前提とした設計や設備が整っているマンションのことです。

Aさんが引越したペット共生型マンションには、以下のような設備がありました。
ペット専用の足洗い場: 散歩帰りに、ペットの足を洗うことができます。
ドッグラン: ペットが自由に走り回れるドッグランが併設されています。
ペット同伴可能な共用スペース: ペットと一緒にくつろげる共用スペースがあります。
防音対策: 壁や床に防音対策が施されており、騒音問題を軽減できます。

Aさんは、ペット共生型マンションに引越したことで、騒音問題や汚れのストレスから解放され、愛犬との暮らしをより快適に楽しめるようになりました。

まとめ:諦めずに、できることから行動を

今回は、犬と暮らす賃貸マンションで、オーナーが対応してくれない場合の対処法について解説しました。

今回のケースでは、

1. 内容証明郵便でオーナーに改善を求める
2. 他の入居者と協力して、連名で要望書を提出する
3. 自治体の相談窓口に相談する
4. 弁護士に相談する
5. 契約更新を拒否する

などの選択肢があります。

諦めずに、できることから行動を起こし、愛犬との快適な暮らしを実現しましょう。

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