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犬と暮らす賃貸のエアコン故障!管理会社の対応に納得できない時の対処法

#犬との暮らし
 

エアコンが故障し、愛犬をペットホテルに預けざるを得ない状況、本当にお辛いですね。しかも、管理会社の対応が不誠実となると、さらにご心痛のことと思います。今回は、賃貸物件のエアコン故障における管理会社の対応と、飼い主としてどのように対処すべきか、詳しく解説していきます。

現在アパートを契約して住んでいますが、先週から備え付けの設備のエアコンが故障してしまい管理会社に問い合わせたところ、修理 ・入れ替えの対応に1週間かかると言われました。この時期としては1週間で対応可能なら早い方なのかもしれませんが、エアコンが使えない間飼育している犬をペットホテルに預けたり、そもそもこの時期にエアコンなしだと体調も悪くなってきており参っています。修理を早めてもらえないか再び管理会社に問い合わせたところ、「送風は使えるんですよね?」と逆ギレ風でした。自分で購入して取り付け等行う場合は、故障品の処分費用も全て自己負担となり、管理会社として一切支払うつもりはないとのことでした。民法改正等もあり、今の管理会社の対応では不十分と感じるのですが、こういうものでしょうか?こちらとしては「金を払え」と言いたいわけではないのですが、管理会社の対応に不信感が募っています。

まず確認すべきこと:賃貸契約書と民法

賃貸契約におけるエアコンの扱いは、契約書に明記されているはずです。まずは契約書を確認し、エアコンが「備え付け設備」として記載されているか確認しましょう。備え付け設備であれば、通常、修理・交換の義務は貸主(管理会社)にあります。

また、民法第606条には、貸主は賃貸物件を「使用収益に必要な修繕」を行う義務があると定められています。エアコンが使用できない状態は、まさに「使用収益に必要な修繕」に該当すると考えられます。

管理会社の対応は本当に不十分?

今回のケースでは、管理会社の対応に不満を感じるのは当然です。しかし、感情的になる前に、以下の点を整理してみましょう。

1. 修理・交換に1週間かかるのは妥当か?

繁忙期や部品の調達状況によっては、1週間かかることもあり得ます。しかし、その理由を明確に説明しない、または代替案を提示しない場合は、不誠実と言えるでしょう。
2. 「送風で我慢しろ」という態度は許容範囲か?

真夏や真冬など、犬にとって命に関わるような状況であれば、送風だけでは不十分です。ペットホテルへの預け入れ費用や、体調不良による医療費などを請求できる可能性もあります。
3. 自分で購入する場合、本当に自己負担なのか?

本来、修理・交換義務は貸主にあります。自分で購入する場合でも、事前に貸主と交渉し、費用を負担してもらう、または退去時に買い取ってもらうなどの合意を得るべきです。

犬のためにできること:具体的な対策

管理会社との交渉と並行して、愛犬のためにできることを考えましょう。
ペットホテルの一時利用:
費用はかかりますが、安全で快適な環境を提供できます。犬種や性格に合ったホテルを選びましょう。
知人宅への一時避難:
信頼できる知人や友人に相談し、一時的に預かってもらうのも一つの方法です。
冷却グッズの活用:
冷却マット、クールベスト、保冷剤などを活用し、犬の体温上昇を防ぎましょう。
室温管理の徹底:
窓を開けて風通しを良くする、扇風機を併用する、遮光カーテンで直射日光を遮るなど、室温上昇を抑える工夫をしましょう。
獣医への相談:
犬の体調に異変を感じたら、すぐに獣医に相談しましょう。

交渉の進め方:冷静かつ論理的に

管理会社との交渉は、感情的にならず、冷静かつ論理的に進めることが重要です。

1. 書面で申し入れ:
まずは、エアコンの故障状況、犬の状況、管理会社の対応への不満などを書面にまとめ、配達証明付き郵便で送付しましょう。
2. 具体的な要求を提示:
修理・交換を早急に行うこと、ペットホテル代や医療費を負担してもらうことなど、具体的な要求を明確に伝えましょう。
3. 証拠を保全:
管理会社とのやり取り(メール、電話、訪問)は記録しておきましょう。写真や動画なども有効な証拠となります。
4. 第三者への相談:
必要に応じて、弁護士や消費者センターなど、専門機関に相談しましょう。

ケーススタディ:Aさんの場合

Aさんは、愛犬のチワワと暮らすマンションで、真夏にエアコンが故障しました。管理会社は対応が遅く、Aさんは熱中症になりかけたチワワを動物病院へ連れて行くことに。

Aさんは、まず管理会社に書面で状況を説明し、エアコンの早期修理と医療費の負担を求めました。しかし、管理会社は「対応できない」の一点張り。

そこでAさんは、弁護士に相談し、内容証明郵便を送付。さらに、消費者センターにも相談しました。その結果、管理会社は態度を軟化させ、エアコンの修理と医療費の一部を負担することで合意しました。

Aさんは、弁護士や消費者センターに相談したことで、法的な知識を得ることができ、冷静に交渉を進めることができました。

専門家からのアドバイス

賃貸問題に詳しいB弁護士は、「賃貸契約は、貸主と借主の権利と義務を定めたものです。エアコンの故障は、貸主の修繕義務違反にあたる可能性があります。泣き寝入りせず、専門家に相談することをおすすめします」と語ります。

まとめ:愛犬との快適な生活のために

エアコンの故障は、犬との生活において大きな問題です。しかし、泣き寝入りせず、冷静に、そして粘り強く対応することで、解決の道は開けます。今回の記事が、皆様の愛犬との快適な生活の一助となれば幸いです。

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