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犬と暮らす新築一戸建て購入、ペット禁止の落とし穴は?

#犬との暮らし
 

新築一戸建ての購入、夢が膨らみますね!しかも、愛犬との暮らしを第一に考えているとのこと、素晴らしいです。しかし、購入となると賃貸とは異なる注意点も出てきます。今回は、新築一戸建て購入におけるペットに関する疑問について、徹底的に解説していきます。

現在賃貸マンションに住んでいて、犬を1匹飼っています。(そこの賃貸マンションはペット可です)しかし、いくらペット可とはいっても、なるべくマンションの隣人の方々には迷惑をかけたくないので、また将来家族のことを考えて新築一戸建てをローン組んで購入しようかと思っています。そこで私自身よく分かってないのですが、新築一戸建てを賃貸ではなく購入する場合でもペット禁止の所はあるのでしょうか?

結論から言うと、新築一戸建てを購入する場合でも、ペット禁止のケースは存在します。しかし、賃貸とは事情が異なり、その理由は主に「建築協定」と「管理規約」にあります。

今回は、新築一戸建て購入時にペットに関する注意点について、以下の3つのポイントに絞って解説していきます。

1. 建築協定とは?なぜペット禁止に関係するのか
2. 管理規約の落とし穴:見落としがちなポイント
3. 後悔しないために!契約前に必ず確認すべきこと

1.建築協定とは?なぜペット禁止に関係するのか

建築協定とは、地域住民が良好な住環境を維持・向上させるために、自主的に定めるルールです。都市計画法に基づいて定められ、建物の用途、高さ、デザインなど、様々な制限を設けることができます。

「え?デザインまで?」と思われたかもしれませんね。しかし、統一感のある美しい街並みを維持するために、外壁の色や素材まで細かく規定されている地域もあるのです。

そして、この建築協定の中に、ペット飼育に関する制限が含まれている場合があります。

例えば、以下のようなケースが考えられます。
特定の犬種(大型犬、闘犬など)の飼育禁止
飼育できるペットの数制限
ペットの鳴き声や臭いに関する規定

特に、閑静な住宅街や高級住宅地などでは、建築協定によってペット飼育が厳しく制限されていることが多いです。

「でも、一戸建てなら誰にも迷惑かけないんじゃないの?」と思うかもしれません。しかし、建築協定は地域全体のルールであるため、個人の都合で無視することはできません。

建築協定に違反した場合、是正勧告や罰則を受ける可能性もあります。最悪の場合、ペットを手放さなければならなくなることも…。

建築協定、どうすれば確認できる?

建築協定の有無や内容は、以下の方法で確認できます。
不動産会社に確認する:最も確実な方法です。契約前に必ず確認しましょう。
市町村の都市計画課で確認する:建築協定の内容を詳しく知りたい場合は、こちらで確認できます。
インターネットで検索する:市町村のホームページで公開されている場合があります。

「不動産会社に聞けば大丈夫でしょ?」と思わずに、ご自身でも確認することをおすすめします。なぜなら、不動産会社も全ての建築協定を把握しているとは限らないからです。

特に、地方の不動産会社では、建築協定に関する知識が不足しているケースも見られます。

「そんなことってあるの?」と思われるかもしれませんが、実際に、建築協定の存在を知らずにペット可の物件として販売してしまい、後々トラブルになるケースも存在します。

2.管理規約の落とし穴:見落としがちなポイント

マンションやアパートには、管理規約というルールブックがあることはご存知かと思います。しかし、一戸建てでも、分譲地タウンハウスなどの集合住宅地では、管理規約が定められている場合があります。

管理規約とは、住民が共同生活を送る上で守るべきルールを定めたものです。共用部分の利用方法、修繕費の負担、そして、ペットに関する規定などが含まれています。

「え?一戸建てなのに共用部分があるの?」と思われるかもしれませんね。しかし、分譲地などでは、道路、公園、集会所などが共用部分として存在することがあります。

そして、この管理規約の中に、ペット飼育に関する制限が含まれている場合があるのです。

例えば、以下のようなケースが考えられます。
ペットの散歩コースの制限
ペットの排泄物の処理に関する規定
ペットによる騒音に関する規定

特に、大規模な分譲地景観を重視したタウンハウスなどでは、管理規約が厳しく定められていることが多いです。

「うちの犬はおとなしいから大丈夫」と思っても、管理規約は住民全体のルールであるため、個人の都合で無視することはできません。

管理規約に違反した場合、注意勧告や罰金などのペナルティを受ける可能性もあります。

管理規約、どこをチェックすればいい?

管理規約を確認する際は、以下の点に注意しましょう。
ペット飼育の可否:そもそもペットを飼育できるのかどうかを確認します。
飼育できるペットの種類・数:犬種や大きさ、飼育できる数に制限がないかを確認します。
飼育に関するルール:散歩コース、排泄物の処理、騒音対策など、具体的なルールを確認します。

特に注意したいのが、「小型犬のみ可」という規定です。

「うちの犬は小さいから大丈夫」と思っても、犬種によっては小型犬に分類されない場合があります。

例えば、柴犬は、体高が35~50cm程度と小型犬に分類されることもありますが、筋肉質で活発な犬種であるため、管理規約によっては飼育が禁止されている場合があります。

また、ミックス犬の場合、成長するにつれて予想以上に大きくなることもあります。

「子犬の時は小さかったのに…」と後悔しないように、事前にしっかりと確認しておきましょう。

3.後悔しないために!契約前に必ず確認すべきこと

建築協定と管理規約について解説してきましたが、これらはあくまでルールブックです。実際に愛犬と快適に暮らせるかどうかは、周辺環境も大きく影響します。

例えば、以下のような点を確認しておきましょう。
近隣住民のペットに対する理解:犬好きが多い地域か、そうでないかを確認します。
散歩コースの安全性:交通量の少ない道や公園など、安全に散歩できる場所があるかを確認します。
動物病院の有無:万が一の時に備えて、近くに動物病院があるかを確認します。

「近所の人に聞いてみればいいんでしょ?」と思わずに、ご自身でも実際に足を運んで確認することをおすすめします。

なぜなら、近隣住民も全ての情報を知っているとは限らないからです。

特に、高齢者が多い地域では、ペットに対する理解が低い傾向があります。

「犬の鳴き声がうるさい」「犬が怖い」など、思わぬトラブルに発展する可能性もあります。

また、小さな子供がいる家庭では、アレルギーの問題からペットを嫌がる人もいます。

「子供が犬に近づいてくるのが心配」「犬アレルギーがあるかもしれない」など、様々な不安を抱えている可能性があります。

これらの情報を総合的に判断し、愛犬と快適に暮らせるかどうかを慎重に検討しましょう。

契約前に確認すべきことチェックリスト

最後に、契約前に必ず確認すべきことをチェックリストにまとめました。
[ ] 建築協定の有無と内容を確認する
[ ] 管理規約の有無と内容を確認する(分譲地の場合)
[ ] ペット飼育に関する制限(種類、数、大きさなど)を確認する
[ ] 近隣住民のペットに対する理解度を確認する
[ ] 散歩コースの安全性(交通量、公園の有無など)を確認する
[ ] 動物病院の有無を確認する

このチェックリストを参考に、後悔のない家選びをしてくださいね。

愛犬との新生活、心から応援しています!

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