愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

DOGFRIENDLYでは、犬との素敵な物語・愛犬の写真を本に収め、半永久的に思い出を残す活動を行っています。
愛犬との「暮らし」にまつわる思い出を本にしませんか?出版にかかる費用は0円です。
たくさんの「愛犬との暮らし」の投稿が集まったら一冊の本になり、「国会図書館」に納品されます。

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犬と暮らす新しい家族が増えた時、幸せな気持ちと同時に、少しの不安も感じるかもしれませんね。この記事では、多頭飼いを始めたばかりの飼い主さんの疑問にお答えし、犬同士の良好な関係を築くためのヒントをご紹介します。

#タグ:多頭飼い #トイプードル #犬の社会化
 

新しい家族を迎えて

新しい家族が増えるのは、本当に嬉しいことですよね!特に、愛犬との生活に新しい仲間が加わるのは、喜びもひとしおでしょう。しかし、同時に、先住犬との関係や生活の変化への不安も感じている方も多いのではないでしょうか? 今回、11歳と4~5歳のトイプードル2匹の多頭飼いを始めた飼い主さんから、具体的な状況と3つの質問をいただきました。ご質問の内容を元に、多頭飼いの成功への道筋を一緒に考えていきましょう。

先住犬と新入り犬、適切な距離感とは?

まずは、先住犬と新入り犬を一日中一緒にさせるべきか、というご質問ですね。いきなり長時間一緒にさせるのは、どちらの犬にとってもストレスになる可能性があります。特に、過去に虐待の経験を持つ新入り犬は、警戒心が強い状態かもしれません。 最初は、短時間から始め、徐々に時間を延ばしていくことが大切です。例えば、最初は数分間だけ同じ部屋にいて、様子を見てみましょう。お互いに落ち着いていれば、徐々に時間を長くしていきましょう。犬たちが快適に過ごせる距離感を、じっくり見極めてあげることが重要です。

具体的な時間としては、最初のうちは1日数回、10~15分程度の短い時間から始め、様子を見ながら徐々に時間を増やしていくのが良いでしょう。犬同士が積極的に関わり合おうとしていない場合は、無理強いせず、別々の場所で過ごさせることも大切です。重要なのは、犬たちがリラックスして過ごせる時間と空間を確保することです。無理強いせずに、ゆっくりと時間をかけて関係を築いていきましょう。

安全な環境づくり

犬たちが安全に過ごせる環境を作ることも重要です。例えば、新入り犬が落ち着ける隠れ家を用意したり、先住犬が自由に逃げ込める場所を確保したりするのも良いでしょう。お互いの安全を確保することで、ストレスを軽減し、よりスムーズな関係構築を促すことができます。また、食事やトイレなど、資源の競争を避けるため、それぞれが独立して利用できるスペースを確保することも有効です。

追いかけっこへの対応

次に、新入り犬が先住犬を追いかけた場合の対応についてです。怒るのではなく、落ち着いて状況を把握することが大切です。 追いかけっこは、遊びの延長の場合もありますが、場合によっては、威嚇や攻撃行動に発展する可能性もあります。まずは、なぜ追いかけるのか、その原因を探ることが重要です。たとえば、新入り犬が遊びたいのに、先住犬がそれを拒否しているのかもしれません。あるいは、新入り犬が先住犬の縄張り意識を刺激している可能性もあります。

追いかけっこが始まったら、まず「おい!」や「ダメ!」といった言葉で注意を促し、物理的に犬たちを離しましょう。 そして、落ち着いて、それぞれの犬の行動を観察し、問題行動の原因を特定することが重要です。もし、攻撃的な行動が見られる場合は、専門家のアドバイスを求めることも検討しましょう。犬の行動を理解し、適切な対応をすることで、安全で穏やかな環境を維持できます。

専門家のサポート

犬の行動は複雑で、飼い主さんだけでは対応が難しい場合もあります。動物行動学の専門家や、経験豊富なドッグトレーナーに相談してみるのも良い方法です。専門家からアドバイスを受けることで、犬たちの状況を客観的に評価し、効果的な解決策を見つけることができます。特に、過去に虐待の経験を持つ犬の場合、専門家のサポートは非常に役立ちます。

先住犬の前で新入り犬と遊ぶのは?

最後に、先住犬の前で新入り犬と遊ぶのは良いか、というご質問ですね。これも、状況次第です。先住犬が全く気にせず、むしろ興味を示しているようであれば、一緒に遊ぶことで、犬同士の交流が促進される可能性があります。しかし、先住犬が明らかに嫌がっている様子が見られる場合は、避けるべきです。先住犬が隠れたり、緊張したりしているなら、それは無理強いしないサインです。

先住犬の反応を注意深く観察し、先住犬が安心できる範囲内で、新入り犬と遊ぶようにしましょう。 例えば、最初は別々の場所で遊んで、徐々に距離を縮めていくのも良い方法です。無理強いせず、犬たちのペースに合わせて、ゆっくりと関係を築いていくことが大切です。犬たちの気持ちに寄り添い、安全で快適な環境を提供することで、多頭飼いはより充実したものになるでしょう。

多頭飼いの成功のためのポイント

多頭飼いは、喜びとともに、多くの課題も伴います。しかし、適切な対応と理解をもって接することで、犬たちは仲良く、そして幸せに暮らすことができます。以下に、多頭飼いを成功させるためのポイントをまとめました。

1.個々の犬の性格とニーズを理解する

それぞれの犬の性格や、過去の経験、そして現在の状態を理解することは、多頭飼いを成功させる上で最も重要なことです。それぞれの犬に合った接し方をすることで、犬たちは安心して暮らすことができます。

2.十分な資源を提供する

食事、水、トイレ、寝床など、犬たちが快適に暮らすために必要な資源を十分に用意しましょう。資源の競争は、犬同士のトラブルの原因となりやすいので、十分な数を用意し、それぞれが自由に利用できるようにすることが大切です。

3.ゆっくりと時間をかける

犬同士の関係構築には、時間が必要です。 焦らず、犬たちのペースに合わせて、ゆっくりと関係を築いていきましょう。無理強いせず、犬たちが安心して過ごせる環境を作ることが重要です。

4.専門家のサポートを活用する

どうしても解決できない問題や、不安な点がある場合は、動物行動学の専門家や、経験豊富なドッグトレーナーに相談してみましょう。専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な解決策を見つけることができます。

5.飼い主さんの愛情をたっぷり注ぐ

何よりも大切なのは、飼い主さんの愛情です。犬たちに愛情をたっぷり注ぎ、安全で快適な環境を提供することで、犬たちは幸せに暮らすことができます。飼い主さんの愛情こそが、多頭飼いを成功させるための最大の秘訣です。

まとめ

多頭飼いは、多くの喜びと、同時に多くの責任を伴います。しかし、犬たちの個性とニーズを理解し、適切な対応をすることで、犬たちは仲良く、そして幸せに暮らすことができるでしょう。この記事が、多頭飼いを始める皆様にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。そして、なによりも、犬たちと楽しい毎日を過ごしてくださいね!

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