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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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犬と暮らす家を守りたい!相続放棄と借金問題、どうすれば?【専門家が解説】

#相続
 
先日父が死去し、父の借金が合わせて数千万近くあることが分かりました。内訳は銀行、日本政策金融公庫、保証協会、+カードの支払い約100万です。過去に父が事業で失敗したときのものと思われます。借金の一部のものには、父名義の持ち家と土地が担保として設定してあり、現在そこには私(長女)を除く、下の妹らと母、祖母(母方)の計5人が住んでいます。まだ調べてはいないのですが、古い家と土地を売ったとしても数千万の借金を返しきることは出来ないと思います。ですが、そこに引越したのが父が亡くなるわずか一ヶ月前だったこと、祖母の負担になること、貯蓄がないこと、持ち家なので賃貸がかからないこと、祖母が犬を飼っているなどなどの理由により、母は相続放棄つまり持ち家を手放すことを嫌がっています。借金の月々の返済については、父が生前交渉していたために借り先が一気に払えと言わない限りは、合わせても全く払えないという額ではありません。母は持ち家を手放したくがないためにその額を一生払っていくつもりのようです。ただ借金の残額、月々の返済額からするに一生払っても払いきれない額です(父も生前そう言っており、頭を悩ませていたようです)もし母が相続をし、この先死去したとき、その相続は私と下の妹らに回ってくることになると思うのですが、そのときになったら相続放棄をしてほしいと母から言われました。1、持ち家を守ってでも今後、母は一生借金を払っていくべきなんでしょうか?2、もし母が死去した場合の相続人は、私と妹らになりますが、祖母(母方)がまだ生きていた場合、祖母にも相続(父の借金)が回ってきてしまうのでしょうか?母の兄弟、その兄弟の子にもでしょうか?例えば私が結婚し、伴侶と子を得た場合にも?相続先の範囲をお教えください。

今回は、お父様のご逝去に伴う相続問題、特に借金と持ち家の扱いに悩むご相談ですね。お気持ちお察しいたします。お母様がご実家を手放したくないというお気持ちも、犬を飼っていらっしゃるお祖母様のことも考えると、非常に複雑な状況であることがよく分かります。

結論から申し上げますと、お母様が借金を払い続けることが本当に最善の策なのか、相続放棄の可能性も含めて、慎重に検討する必要があります。また、相続人の範囲についても正確に理解しておくことが重要です。

この記事では、以下の2つの質問に焦点を当て、具体的なアドバイスを交えながら、今後の取るべき行動について詳しく解説していきます。

1. 持ち家を守って借金を払い続けるべきか?
2. 相続人の範囲はどこまで及ぶのか?

ケーススタディ

【登場人物】

相談者:Aさん(長女)
母:Bさん
妹:Cさん
祖母:Dさん(母方)
愛犬:ポチ(祖母と暮らす)
専門家:相続アドバイザーE先生

【物語のはじまり】

Aさんは、突然の父の訃報を受け、悲しみに暮れる間もなく、父の遺した借金問題に直面しました。数千万にも及ぶ借金、担保となっている実家、そして、その家に愛犬ポチと暮らす祖母と母、妹たちの存在。

「どうすれば、みんなが安心して暮らせるのだろうか…」

Aさんは、途方に暮れながらも、インターネットで情報を集め、専門家への相談を試みることにしました。

【専門家E先生との出会い】

Aさんは、犬と暮らせる賃貸物件専門の不動産サイトの無料相談窓口から、相続問題に詳しいE先生を紹介してもらいました。E先生は、Aさんの話を丁寧に聞き、状況を整理しながら、具体的なアドバイスを提示してくれました。

1. 持ち家を守って借金を払い続けるべきか?

E先生:「まず、お母様がご自宅を手放したくないというお気持ちは理解できます。しかし、借金の総額や金利、毎月の返済額などを考慮すると、一生涯払い続けることが現実的なのかどうか、慎重に検討する必要があります。」

Aさん:「母は、父が生前交渉していたから、借り先が一気に払えとは言わないだろうと言っています。毎月の返済額も、払えない額ではないから、払い続けるつもりみたいです。」

E先生:「なるほど。しかし、今後の金利変動や、お母様の収入状況の変化も考慮に入れる必要があります。もし、返済が滞るような事態になれば、担保となっているご自宅を失う可能性もあります。」

Aさん:「それは避けたいです…。他に何か方法はないのでしょうか?」

E先生:「いくつか選択肢があります。まずは、相続放棄を検討することです。相続放棄をすれば、借金を相続する必要はありませんが、同時にご自宅も手放すことになります。」

Aさん:「母は、それを嫌がっています…。他に方法はありますか?」

E先生:「次に、限定承認という方法があります。これは、相続財産の範囲内で借金を返済するという方法です。もし、相続財産よりも借金の方が多い場合は、超過分を返済する必要はありません。」

Aさん:「限定承認…ですか。詳しく教えてください。」

E先生:「限定承認は、相続人全員が共同で行う必要があります。また、手続きが煩雑で、専門家のサポートが必要となる場合が多いです。」

Aさん:「なるほど…。他に、何か方法はありますか?」

E先生:「最後に、個人再生という方法があります。これは、裁判所の許可を得て、借金を減額してもらう手続きです。個人再生をすれば、ご自宅を手放すことなく、借金を整理できる可能性があります。」

Aさん:「個人再生…ですか。それも難しそうですね…。」

E先生:「どの方法を選択するにしても、まずは専門家にご相談されることをお勧めします。弁護士や司法書士などの専門家は、個別の状況に合わせて、最適なアドバイスをしてくれます。」

ポイント:
相続放棄、限定承認、個人再生など、複数の選択肢がある
それぞれのメリット・デメリットを理解し、慎重に検討する必要がある
専門家(弁護士、司法書士など)に相談し、最適なアドバイスを受けることが重要

2. 相続人の範囲はどこまで及ぶのか?

Aさん:「もし母が相続した場合、将来、母が亡くなったとき、私と妹が相続することになると思うのですが、祖母がまだ生きている場合、祖母にも借金が回ってくるのでしょうか?母の兄弟、その兄弟の子にもでしょうか?例えば私が結婚し、伴侶と子を得た場合にも?」

E先生:「相続人の範囲は、民法で定められています。まず、お母様が亡くなった場合、相続人となるのは、お子様であるAさんとCさんです。お祖母様は、お母様の直系尊属にあたりますが、お子様がいらっしゃる場合は、相続人にはなりません。」

Aさん:「そうなんですね!安心しました。」

E先生:「ただし、Aさんがお母様より先に亡くなられた場合、Aさんのお子様(お母様から見て孫)が、Aさんの相続分を代襲相続することになります。」

Aさん:「代襲相続…ですか。それはどういうことですか?」

E先生:「例えば、Aさんが亡くなられて、Aさんに配偶者とお子様がいる場合、Aさんの相続分は、配偶者とお子様で分け合うことになります。そして、その相続分の中に、お母様の借金も含まれることになります。」

Aさん:「なるほど…。複雑ですね。」

E先生:「相続は、非常に複雑な問題です。ご家族構成や財産の状況によって、相続人の範囲や相続分が異なってきます。そのため、専門家にご相談されることをお勧めします。」

ポイント:
相続人の範囲は、民法で定められている
配偶者、子供、親、兄弟姉妹などが相続人となる可能性がある
代襲相続が発生する場合もある
専門家(弁護士、司法書士など)に相談し、正確な情報を得ることが重要

【物語の結末】

E先生のアドバイスを受け、Aさんは、家族会議を開き、今後の対応について話し合いました。その結果、まずは専門家(弁護士)に相談し、相続放棄、限定承認、個人再生など、複数の選択肢を検討することにしました。

Aさんは、E先生に感謝の気持ちを伝えました。

「E先生、本当にありがとうございました。先生のおかげで、少し希望が見えてきました。」

E先生は、笑顔で答えました。

「Aさん、頑張ってください。きっと、良い方向に進むと信じています。」

そして、Aさんは、愛犬ポチと暮らす祖母と、母、妹たちが安心して暮らせる未来のために、一歩を踏み出すことを決意しました。

犬と暮らす家を守るために

今回のケースでは、愛犬と暮らすお祖母様の存在が、相続問題に複雑さを加えています。もし、相続放棄を選択した場合、お祖母様は住む場所を失ってしまう可能性があります。

そのため、犬と暮らせる賃貸物件を探すことも、選択肢の一つとして検討する必要があります。最近では、ペット可の賃貸物件も増えており、愛犬と一緒に快適に暮らせる物件を見つけることも可能です。

犬と暮らせる賃貸物件探しのポイント:
ペット可の物件を選ぶ
犬のサイズや種類に合わせた広さの物件を選ぶ
近隣に公園や動物病院があるか確認する
ペット飼育に関する規約を確認する

まとめ

相続問題は、誰にでも起こりうる問題です。しかし、事前に知識を身につけ、専門家のアドバイスを受けることで、より良い解決策を見つけることができます。

今回の記事が、Aさんと同じように、相続問題に悩む方々にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。

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