愛犬との暮らしはかけがえのないものですが、お子さんが生まれるとなると、生活は一変しますよね。特に、貯蓄が少ない状況では、将来への不安も大きくなることと思います。今回は、手取り28万円、家賃8万円、貯金なしという状況で、小型犬との生活を維持しながら、子育てをしていくための具体的な方法を、様々な角度からご紹介します。
結論から言うと、工夫次第で十分に生活は可能です。大切なのは、現状を把握し、優先順位をつけ、具体的な対策を講じることです。
Aさんは、ご夫婦と小型犬のポメラニアン、そして生まれたばかりの赤ちゃんという家族構成です。Aさんのご主人の手取りは29万円、家賃は8.5万円。Aさんも出産前はパートで働いていましたが、現在は育児に専念しています。Aさんの家計簿を見せてもらいながら、どのようにやりくりしているのか、詳しく見ていきましょう。
Aさんが最初に取り組んだのは、固定費の見直しでした。
通信費:格安SIMへの乗り換えで、月1万円の削減に成功。
保険料:不要な保険を解約し、必要なものだけに見直し、月5000円の削減。
電気代:節電を徹底し、月2000円の削減。特に、犬のためにエアコンをつけっぱなしにする時間を減らす工夫をしました。具体的には、タイマー設定を活用したり、クールマットや冷感素材の服を着せたりすることで、犬が快適に過ごせるようにしました。
NHK受信料:免除制度を利用し、全額免除。
これらの見直しにより、Aさんは毎月17,000円の固定費削減に成功しました。
次に、Aさんは変動費の見直しに取り組みました。特に、食費は工夫次第で大きく削減できる項目です。
自炊の徹底:外食を極力避け、自炊中心の生活に切り替えました。
まとめ買い:週に一度、スーパーでまとめ買いをすることで、無駄な買い物を減らしました。
食材の有効活用:余った食材は冷凍保存したり、別の料理にアレンジしたりすることで、食品ロスを減らしました。
犬の食費:ドッグフードをまとめ買いしたり、手作り食に挑戦したりすることで、食費を抑えました。手作り食は、栄養バランスを考慮する必要があるので、獣医さんに相談しながらレシピを考えるのがおすすめです。
これらの工夫により、Aさんは食費を月1万円削減することに成功しました。
Aさんは、育児の合間にできる在宅ワークにも挑戦しました。
クラウドソーシング:データ入力やライティングなどの簡単な仕事を受注し、月2万円の収入を得ています。
フリマアプリ:不用品をフリマアプリで販売し、臨時収入を得ています。
モニターサイト:犬関連のモニター案件に応募し、謝礼金や商品券をもらっています。
これらの在宅ワークにより、Aさんは月2万円の収入を確保しました。
見直し後のAさんの家計簿は以下のようになりました。
収入:29万円(夫)+ 2万円(在宅ワーク)= 31万円
家賃:8.5万円
食費:2万円
電気代:6000円
ガス代:5000円
水道代:3000円(2ヶ月に1回)
通信費:1万円
保険料:5000円
犬費:1.5万円(食費、トリミング、医療費など)
日用品費:5000円
交通費:5000円
娯楽費:5000円
雑費:3000円
貯金:8.3万円
Aさんは、これらの工夫により、毎月8.3万円の貯金ができるようになりました。
ファイナンシャルプランナー(FP)のBさんは、Aさんの家計状況について、以下のようにアドバイスしています。
貯蓄目標の設定:まずは、具体的な貯蓄目標を設定することが大切です。例えば、1年後に50万円貯める、3年後に150万円貯めるなど、目標を明確にすることで、モチベーションを維持することができます。
自動積立の活用:毎月決まった金額を自動的に貯蓄する仕組みを作ることで、無理なく貯金を続けることができます。
投資の検討:ある程度の貯蓄ができたら、投資を検討するのも良いでしょう。ただし、投資にはリスクが伴うので、専門家のアドバイスを受けながら、慎重に判断することが大切です。NISAやiDeCoなどの税制優遇制度を活用するのもおすすめです。
家計簿アプリの活用:家計簿アプリを活用することで、支出を可視化し、無駄な出費を把握することができます。
自治体の支援制度の活用:自治体によっては、子育て世帯向けの支援制度が充実している場合があります。例えば、児童手当や医療費助成制度、保育料の減免制度などがあります。これらの制度を積極的に活用することで、経済的な負担を軽減することができます。犬を飼っている世帯向けの支援制度もあるかもしれません。一度調べてみることをおすすめします。
犬との生活は、経済的な負担だけでなく、時間的な負担も伴います。しかし、犬との生活は、私たちの心に安らぎと癒しを与えてくれます。犬との生活を豊かにするために、以下のヒントを参考にしてみてください。
散歩コースの工夫:毎日同じコースを散歩するのではなく、たまには違うコースを散歩することで、犬も飼い主も気分転換になります。公園や河川敷など、自然豊かな場所を散歩するのもおすすめです。
遊びの工夫:ボール遊びやフリスビーなど、犬が喜ぶ遊びを取り入れることで、運動不足を解消することができます。室内でできる知育玩具などもおすすめです。
コミュニケーションの工夫:犬に話しかけたり、撫でたりすることで、コミュニケーションを深めることができます。犬の気持ちを理解し、寄り添うことが大切です。
犬友達を作る:ドッグランや犬のイベントなどに参加して、犬友達を作るのも良いでしょう。犬同士が遊ぶことで、社会性を身につけることができます。
地域のボランティアに参加する:犬と一緒に参加できるボランティア活動に参加することで、地域社会に貢献することができます。例えば、高齢者施設を訪問したり、地域の清掃活動に参加したりすることができます。
手取り28万円、貯金なしという状況でも、工夫次第で愛犬との生活と子育てを両立することは可能です。まずは、家計の見直しを行い、固定費と変動費を削減しましょう。そして、在宅ワークなどで収入を増やし、貯蓄を増やしていきましょう。犬との生活を豊かにするためのヒントも参考に、愛犬との幸せな生活を送ってください。
今回の記事が、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。