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犬と暮らしたマンションの原状回復費用、相場はいくら?ケーススタディで徹底解説

#原状回復
 

マンションを賃貸に出す際の原状回復費用、特に犬と暮らしていた場合、どれくらいかかるのか気になりますよね。今回は、実際にあった質問を元に、原状回復費用の相場や注意点、費用を抑えるコツなどを詳しく解説します。

マンションを賃貸に出す場合、原状回復費用は幾らくらいかかりますか?築12年、4LDK。和室は1つ。たたみ、障子かえる必要があり。柱を犬がかじってます。安くて幾らかかりそうでしょうか?補足3年前、マンションの管理会社が、賃貸紹介事業もやってるので、たずねたら、100万かかるとか言われました。系列だから、ボラれるのかな?

結論から言うと、犬と暮らしたマンションの原状回復費用は、犬の飼育状況や物件の状態によって大きく異なります。しかし、相場を知り、適切な対策を講じることで、費用を抑えることは可能です。

今回は、築12年の4LDKマンションで、和室の畳と障子の交換、そして犬が柱をかじってしまったという具体的なケースを基に、原状回復費用の内訳と、費用を抑えるための対策を徹底的に解説します。

ケーススタディ:愛犬との暮らし、原状回復の落とし穴

今回のケースは、築12年の4LDKマンション。依頼主のAさんは、愛犬との生活で柱に傷がついてしまったこと、そして和室の畳と障子の交換が必要なことから、原状回復費用が気になっていました。

3年前にマンションの管理会社に相談したところ、100万円という見積もりが出てきたため、本当にその金額が妥当なのか不安に感じ、私たちにご相談くださいました。

原状回復費用の内訳:何にどれだけかかる?

原状回復費用は、大きく分けて以下の項目で構成されます。
クリーニング費用:全体の清掃にかかる費用。
修繕費用:壁紙の張り替え、床の補修、設備の修理など。
交換費用:畳、障子、襖などの交換にかかる費用。
特殊清掃費用:ペットの臭い除去など、特殊な清掃が必要な場合。

今回のケースでは、畳と障子の交換、柱の補修が主な費用となります。

畳と障子の交換費用:相場はどれくらい?

畳の交換費用は、種類や品質によって大きく異なりますが、一般的には1畳あたり5,000円~20,000円程度が相場です。障子の張り替え費用は、1枚あたり2,000円~5,000円程度が目安となります。

今回のケースでは、和室が一部屋とのことですので、畳の交換費用は数万円程度、障子の張り替え費用は数千円程度と見積もることができます。

犬が柱をかじった場合の補修費用:プロの目線で解説

犬が柱をかじってしまった場合、その程度によって補修方法と費用が大きく異なります。
軽微な傷:表面的な傷であれば、DIYで補修することも可能です。ホームセンターなどで販売されている補修材を使用すれば、数千円程度で済む場合もあります。
やや深い傷:パテなどで傷を埋め、塗装する必要があります。専門業者に依頼すると、1箇所あたり1万円~3万円程度が相場です。
広範囲にわたる傷:柱の一部を交換する必要がある場合もあります。この場合、費用は数万円~数十万円に及ぶこともあります。

Aさんの場合、犬が柱をどの程度かじってしまったのかが不明なため、まずは専門業者に現地調査を依頼し、見積もりを取ることをお勧めしました。

管理会社の言い値は妥当?見積もりを比較検討する重要性

Aさんが3年前に管理会社から提示された100万円という見積もりは、相場から考えるとかなり高額です。

管理会社が系列の業者に依頼する場合、中間マージンが発生するため、費用が高くなる傾向があります。そのため、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが非常に重要です。

見積もりを取る際の注意点
複数の業者に見積もりを依頼する:最低3社以上から見積もりを取りましょう。
見積もりの内訳を詳しく確認する:何にどれだけの費用がかかるのか、詳細な内訳を確認しましょう。
不明な点は必ず質問する:見積もりの内容で不明な点があれば、必ず業者に質問しましょう。
相見積もりであることを伝える:業者に相見積もりであることを伝えることで、価格交渉がしやすくなる場合があります。

原状回復費用を抑えるための対策:賢く交渉しよう

原状回復費用は、交渉次第で大きく減額できる可能性があります。

費用を抑えるための交渉術
国土交通省のガイドラインを活用する:国土交通省が定める「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を参考に、貸主と交渉しましょう。
負担割合を明確にする:経年劣化による損耗は、貸主が負担するのが原則です。犬による傷と経年劣化による損耗を明確に区別し、負担割合を交渉しましょう。
DIYでの補修を検討する:軽微な傷であれば、DIYで補修することで費用を抑えることができます。
複数の業者に見積もりを依頼する:複数の業者から見積もりを取り、価格競争を促しましょう。

Aさんの場合、管理会社から提示された見積もりが高額であること、そして犬による傷の程度が不明であることを踏まえ、まずは複数の業者に現地調査を依頼し、見積もりを取ることをお勧めしました。

また、国土交通省のガイドラインを参考に、貸主との交渉に臨むことで、原状回復費用を大幅に減額できる可能性があることをお伝えしました。

専門家からのアドバイス:ペットと暮らす賃貸の注意点

ペットと暮らす賃貸物件は、退去時の原状回復費用に関するトラブルが起こりやすい傾向にあります。

トラブルを避けるための対策
入居前に契約内容をしっかり確認する:ペットに関する特約や、原状回復に関する条項をしっかり確認しましょう。
ペットによる傷や汚れは、早めに補修する:傷や汚れがひどくなる前に、早めに補修することで、原状回復費用を抑えることができます。
定期的な清掃を心がける:ペットの臭いや汚れが蓄積しないように、定期的な清掃を心がけましょう。
退去前に、貸主と立ち会いを行う:退去前に貸主と立ち会いを行い、原状回復が必要な箇所を確認しましょう。

まとめ:愛犬との暮らしを豊かに、そして賢く

犬と暮らす賃貸物件は、癒しと喜びを与えてくれますが、退去時の原状回復費用には注意が必要です。

今回のケーススタディを通じて、原状回復費用の相場や内訳、そして費用を抑えるための対策について理解を深めていただけたかと思います。

愛犬との暮らしを楽しみながら、賢く原状回復費用を抑え、快適な賃貸生活を送りましょう。

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