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犬との賃貸生活、退去時の修繕費は一体いくら?原状回復義務と賢い対処法

#退去費用
 

退去時の修繕費問題、本当に不安になりますよね。特に、と暮らしている場合や、今回のケースのように、壁やドアの破損がある場合は、一体いくら請求されるのか、見当もつかないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、賃貸契約における原状回復義務の範囲、による汚れや傷、故意または過失による破損があった場合の修繕費用の負担について、具体的な事例を交えながら、わかりやすく解説します。

さらに、高額な修繕費を請求された場合の対処法や、退去費用を抑えるための賢い対策についてもご紹介します。ぜひ、最後まで読んで、安心して退去日を迎えられるように準備しましょう。

契約者が私で賃貸マンションに住んでいます。小型犬を一匹飼っています。彼と子供も2人います。彼が喧嘩するたびに壁やドアを殴り穴だらけです。ガラスも一枚割れています。犬がおしっこをしてしまい畳にシミがいくつかあります。あとは家具を運ぶときにできた細かい傷が所々あります。

壁は大きな穴が一箇所、ドアは六箇所割れや穴が空いています。ペットがいたので敷金20万ほど払っていますがかなり治すところが多いので超えてくると思います。流石に喧嘩のたび壊されすぎて別居をしようと思ってます。私の給料を全て使って貯金は彼の方に全てあります。なのでわたしは貯金がほとんどのこっていません。昔から貯めていた定期預金も80万ありましたが彼が車をぶつけてしまって修繕費に40万つかってしまったので40万ほどしかありません。色々調べていると200万請求されたという人もいました。

私が1人で払うわけではありませんが彼も貯金はあまりないと思います。

どれくらい払えばいいのかわからなくて部屋を出るのが怖いです…

ケーススタディ:修繕費請求、一体いくらになる?

今回のケースは、複数の要因が絡み合っているため、修繕費用の算出が複雑になる可能性があります。

1. による畳のシミ
2. 壁やドアの穴
3. ガラスの破損
4. 家具を運ぶ際にできた傷

それぞれの項目について、詳しく見ていきましょう。

1. による畳のシミ

と暮らす場合、ペットによる汚れや臭いは、ある程度は想定される範囲内とみなされることもあります。しかし、のおしっこによる畳のシミは、放置すると悪臭やカビの原因となり、畳の交換が必要になるケースも考えられます。

この場合、畳の交換費用は、借主の負担となる可能性が高いでしょう。ただし、畳全体を交換する必要があるかどうかは、シミの程度や範囲によって判断されます。部分的な交換で済む場合もあれば、畳の表替えで対応できる場合もあります。

2. 壁やドアの穴

壁やドアの穴は、明らかに通常の使用による損耗とは言えず、借主の故意または過失による破損とみなされます。特に、今回のケースでは、喧嘩の際に彼が壁やドアを殴ってできた穴とのことですので、その責任は重大です。

壁やドアの修繕費用は、穴の大きさや数、素材によって大きく異なります。小さな穴であれば、パテで埋めて壁紙を貼り替える程度で済む場合もありますが、大きな穴や破損が複数ある場合は、壁やドア全体の交換が必要になることもあります。

3. ガラスの破損

ガラスの破損も、借主の故意または過失による破損とみなされます。ガラスの種類や大きさによって費用は異なりますが、交換費用は数万円程度かかることが一般的です。

4. 家具を運ぶ際にできた傷

家具を運ぶ際にできた傷は、通常の使用による損耗とみなされることもありますが、傷の程度によっては、借主の負担となる可能性もあります。特に、深く大きな傷や、広範囲にわたる傷は、修繕費用が発生する可能性が高いでしょう。

修繕費用の相場と負担割合

上記のそれぞれの項目について、修繕費用の相場と負担割合をまとめると、以下のようになります。
畳の交換:1畳あたり5,000円~20,000円(借主負担の可能性が高い)
壁の穴の補修:1箇所あたり5,000円~30,000円(借主負担)
ドアの交換:1枚あたり20,000円~50,000円(借主負担)
ガラスの交換:1枚あたり10,000円~30,000円(借主負担)
壁紙の貼り替え:1㎡あたり1,000円~3,000円(借主負担の場合と貸主負担の場合がある)

これらの費用を合計すると、今回のケースでは、数十万円単位の修繕費用が発生する可能性も十分に考えられます。

敷金20万円で足りる?

敷金は、あくまでも家賃の滞納や修繕費用に充当するための担保として預けているお金です。今回のケースのように、修繕箇所が多い場合は、敷金だけでは修繕費用を賄いきれない可能性が高いでしょう。

敷金を超えた分の修繕費用は、借主が別途負担する必要があります。

高額な修繕費を請求された場合の対処法

もし、高額な修繕費を請求された場合は、以下の点を確認しましょう。

1. 原状回復義務の範囲:国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を参考に、修繕費用の負担割合が適切かどうかを確認しましょう。通常の使用による損耗は、貸主が負担すべきとされています。
2. 見積書の確認:修繕費用の見積書を詳細に確認し、不当な項目や金額がないかチェックしましょう。複数の業者から見積もりを取り、比較検討することも有効です。
3. 証拠の収集:入居時の写真や、破損箇所の写真を撮影しておきましょう。退去時の状況を記録しておくことも重要です。
4. 専門家への相談:納得できない場合は、消費者センターや弁護士などの専門家に相談することも検討しましょう。

退去費用を抑えるための賢い対策

退去費用を抑えるためには、日頃から以下の点に注意しましょう。
ペットのしつけの無駄吠えやいたずらを防ぎ、室内を清潔に保つように心がけましょう。
こまめな掃除:定期的に掃除を行い、汚れやカビの発生を防ぎましょう。
傷の防止:家具の移動時には、床や壁を保護するシートを使用しましょう。
早期の修繕:小さな傷や汚れは、放置せずに早めに修繕しましょう。

まとめ:冷静な対応で、納得のいく解決を

退去時の修繕費問題は、誰にとっても不安なものです。しかし、冷静に対応し、適切な知識を持つことで、納得のいく解決を目指すことができます。

今回のケースでは、による汚れだけでなく、故意または過失による破損も含まれているため、修繕費用の負担は避けられない可能性が高いでしょう。

まずは、賃貸契約書をよく読み、原状回復義務の範囲を確認しましょう。そして、見積書を詳細にチェックし、不当な請求がないか確認しましょう。

もし、納得できない場合は、専門家に相談することも検討しましょう。

今回の記事が、あなたの不安を解消し、安心して退去日を迎えられるための一助となれば幸いです。

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