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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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犬との新生活、トラブル続きの賃貸物件…どうすればいい?弁護士に相談すべき?

#賃貸トラブル
 
先月賃貸での引っ越しをしたのですが、新しい物件のリビングの電気が付かない、シャワーのお湯が出ない、クーラーが壊れている、トイレの水がきちんと流れない、風が吹くと換気扇から騒音がする等の問題が起きていて、何度も不動産会社(兼管理会社)に電話をしているのですが、対応が遅くかなりストレスが溜まっています。沖縄の為、部屋が蒸し風呂のようになり、熱帯魚が死んでしまった事もあり犬を飼ったのですが、その事を不動産に告げると家賃が3000円値上げされるといわれました。また契約前に駐車場代という名目で急に2000円の家賃の値上げもされており、宅建業に違反しているのではないかと思っています。引っ越しして一ヵ月半経ちますが、朝から冷水でシャワーを浴びていて、その度にストレスが溜まっているのですが、不動産屋はあっけらかんとしており、どうにか対処できないものかと悩んでおります。この事前通告なしでの家賃の値上げに関しては、断りたいと思っているのですが賃貸に詳しい方からのアドバイスが頂けると幸いです。弁護士への相談も考えています。

せっかく犬との新生活をスタートさせたのに、入居した賃貸物件でトラブル続き…それは本当にお辛い状況ですね。しかも、熱帯魚が亡くなってしまうという悲しい出来事があった後となると、なおさらです。

今回のケースでは、物件の不具合、不動産会社の対応、そしてペット(犬)を飼育することによる家賃の値上げという、複数の問題が絡み合っています。一つずつ丁寧に解決策を探っていきましょう。

今回は、同じような悩みを抱えるAさんと、賃貸アドバイザーの私が、具体的な解決策を話し合う形式で進めていきます。

ケーススタディ:Aさんの場合

Aさん:まさかこんなにトラブルが続くなんて思ってもいませんでした。特に、犬を飼い始めたら家賃を値上げすると言われたのが納得いかなくて…。

アドバイザー:お気持ちお察しします。まずは、今回のケースを整理してみましょう。
物件の不具合:電気、シャワー、クーラー、トイレ、換気扇、壁紙
不動産会社の対応:対応が遅い、居留守、電話を切る、忘れられている
家賃の値上げ:ペット(犬)の飼育による3000円の値上げ、駐車場代2000円の値上げ

これらの問題に対して、どのような対応を取るべきか、一緒に考えていきましょう。

STEP1:物件の不具合への対処

アドバイザー:まず、物件の不具合についてですが、これは賃貸契約における貸主(大家さん)の義務違反にあたる可能性があります。

Aさん:義務違反…ですか?

アドバイザー:はい。貸主は、賃貸物件を契約時に約束した状態に維持する義務があります。今回のケースでは、電気、シャワー、クーラーなどが正常に機能しない状態は、その義務を果たしていないと言えるでしょう。

Aさん:そうなんですね。でも、もうクーラーと電気は直してもらったんです。

アドバイザー:それは良かったですね。しかし、まだトイレ、シャワー、換気扇、壁紙の問題が残っています。これらの問題について、改めて不動産会社に書面で通知することをお勧めします。

Aさん:書面で…ですか?電話じゃダメですか?

アドバイザー:電話での連絡も重要ですが、書面で記録を残すことで、後々の証拠となります。内容証明郵便で送るのが確実ですが、まずはメールやFAXでも構いません。

Aさん:なるほど。どのような内容を書けば良いのでしょうか?

アドバイザー:以下の点を記載すると良いでしょう。
入居日
物件の所在地、部屋番号
不具合の内容(具体的に)
いつまでに対応してほしいか
連絡先

Aさん:分かりました。早速、書面を作成してみます。

アドバイザー:もし、書面を送っても対応してもらえない場合は、内容証明郵便で再度通知し、弁護士に相談することも検討しましょう。

STEP2:不動産会社の対応への対処

Aさん:不動産会社の対応も本当に困っています。居留守を使われたり、電話を切られたり…。

アドバイザー:それは悪質な対応ですね。宅地建物取引業法(宅建業法)に違反する可能性もあります。

Aさん:宅建業法違反…ですか?

アドバイザー:はい。不動産会社は、顧客に対して誠実かつ公正な対応をする義務があります。今回のケースでは、居留守を使ったり、電話を切ったりする行為は、その義務に違反していると言えるでしょう。

Aさん:どうすれば良いのでしょうか?

アドバイザー:まずは、不動産会社の店長や責任者に直接連絡を取り、状況を説明しましょう。それでも改善されない場合は、都道府県の宅地建物取引業協会に相談することもできます。

Aさん:宅地建物取引業協会…ですか?

アドバイザー:はい。宅地建物取引業協会は、不動産会社を指導・監督する団体です。協会に相談することで、不動産会社に対して適切な対応を促してもらえる可能性があります。

Aさん:分かりました。相談してみます。

STEP3:家賃の値上げへの対処

Aさん:一番納得いかないのが、犬を飼い始めたら家賃を値上げすると言われたことです。契約の時にそんな話は聞いていません。

アドバイザー:契約時に説明がなかったにも関わらず、後から家賃を値上げするのは、原則として認められません。

Aさん:そうなんですね!安心しました。

アドバイザー:ただし、契約書に「ペット飼育の場合は家賃を値上げする」という条項が記載されている場合は、その限りではありません。まずは、契約書を確認してみましょう。

Aさん:契約書を確認してみます。もし、記載がなかった場合はどうすれば良いですか?

アドバイザー:その場合は、不動産会社に対して、値上げの根拠を明確にするよう求めることができます。また、駐車場代の値上げについても、同様に根拠を求めることができます。

Aさん:分かりました。根拠を求めてみます。

アドバイザー:もし、不動産会社が正当な根拠を示せない場合は、値上げを拒否することができます。また、弁護士に相談して、法的措置を検討することもできます。

STEP4:弁護士への相談

Aさん:弁護士に相談するのも考えているのですが、費用が心配です。

アドバイザー:弁護士に相談する費用は、相談内容や弁護士によって異なりますが、初回相談は無料で行っている弁護士もいます。まずは、無料相談を利用して、今回のケースについて相談してみることをお勧めします。

Aさん:そうですね。無料相談を利用してみます。

アドバイザー:弁護士に相談することで、法的な観点からアドバイスをもらえたり、不動産会社との交渉を代行してもらえたりするメリットがあります。

犬との暮らしを楽しむために

アドバイザー:今回のケースは、複数の問題が絡み合っており、解決には時間と労力がかかるかもしれません。しかし、諦めずに一つずつ解決していくことで、必ず良い方向に進むはずです。

Aさん:ありがとうございます。頑張ります。

アドバイザー:Aさんが、安心して犬との新生活を送れるよう、心から応援しています。

まとめ

今回のケースでは、物件の不具合、不動産会社の対応、家賃の値上げという3つの問題がありました。それぞれの問題に対して、以下の対応策を検討しましょう。
物件の不具合:書面で通知、内容証明郵便、弁護士への相談
不動産会社の対応:店長や責任者への連絡、宅地建物取引業協会への相談
家賃の値上げ:契約書の確認、値上げの根拠の確認、弁護士への相談

これらの対応策を参考に、ご自身の状況に合わせて、適切な行動を取ってください。

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